hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

ガレのランプを求めて北澤美術館へ

2008年12月07日 | 行楽
街を歩いていて、奥さんが骨董屋さんの奥に光るガレのランプを見つけた。以前からガレが好きで枕元に「バラ文ランプ」という写真を飾っている。淡いオレンジ色に輝く品のいい作品だ。

ともかく話しだけでもと、店に入り、ご主人の話を聞く。話しているうちに、ご主人も奥さんものってきて、話が終わらない。さんざ講釈を聞かされたあと、ともかくと、私がおそるおそる値段を聞くと、220万円という。まったく縁のない世界の話だと、私はそうそうに店を出たが、奥さんはいつまでも話し込んでいて出てこない。

まさかとは思うが、だんだんやばくなってきたので、私も再び店に入り話しに加わった。周りの電気を消して、淡く光るランプの光だけにしてさかんにアッピールしたりする。ご主人が「近くのデパートでアンテーク・ガラス工芸展をやっているが、そこと比べてもらえば、こんな良い物がこの値段で買えないことがわかりますよ」という。これ幸いと、ともかくそこも一度見てみようと、その場を収め、デパートへ向かった。

デパートの方は、数十万から百数十万円といった値段の品が並んでいたが、幸いこれといったランプはなく、そのまま、骨董屋への道は避けて自宅へ戻った。

しばらくして、急に、明日は結婚記念日だから熱海のこの宿と、このレンタカー屋に予約して、箱根に行きましょうと言い出した。箱根の宿は満杯だったらしい。
例年は、結婚記念日や誕生日の翌日に、「昨日は何の日だったか分かりますか?」と聞いてくるのが慣わしなのだが。25周年の銀婚式も何もやらなかったし、たしか今年は35周年だ。

そういえば、だいぶ前から箱根に行きたいと言っていたような気がする。それなら箱根ガラスの森美術館かなと調べてみると、ガラスのアンティークは諏訪の北澤美術館の方が多いらしい。ちょうど新館でアール・ヌーヴォー、アール・デコの「らんぷの明かり展」を開催している。そこで、前日に熱海をキャンセルし、諏訪の宿を予約した。


翌日、いつものようにのんびりと午後から出かけ、レンタカー屋でマツダのデミオを借りる。中央高速は相模湖あたりまでは混んでいて思うように走れない。山梨に入ると空いてきた。ともかく今日こそは80kmでおとなしくと思っていたが、あまりにも遅い車を追い抜いて走行車線に一度出ると、あとは120-130kmでひた走り。それでも2時間ほどかかって諏訪インターで降りる。
湖畔を少し走って、宿に入る。白鳥型の遊覧船のまつげが長い。



宿の窓から見える、小島は、花火の打ち上げ場として作られた人口島の初島だ。



小雨が降っていることもあり、宿から一歩も出ずに夕食を待つ。
北澤美術館については次回。



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