ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

比丘尼のくの一

2010-10-28 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
ロク「賀茂女、可愛いし♪」手出すかツバ付けるかマジックで名前書いておくぞ。俺のって。
サブ「はい(挙手)!俺、志鷹やります!賀茂女ちゃん」と両手を広げて、胸を張り…
ロク「おれ、賀茂女役、な。匠くん♪」って、もう名前で呼び合ってだな、
ぶちゅーっと!?したから、
弁慶「うぇっ!」
富樫「きもっ!足まで絡ませて!!アホかっ!酒が不味くなる!」
義経「…ちょっと…森乃・熊世、出て来い、こいつら止めさせろ」と畳をノック、コンコンという合図で、一枚の畳がすーっと動き、平安装束の二人が床からのっそり現れた。
森乃・熊世「はじめまして…」とおずおずと初対面の方々 薬師大の御一行様にご挨拶した後、サブロクを出足払い※した。※柔道の足技である。もちろん、サブロクだって受身した。
この二人は、熊野信仰の比丘(びく)尼 くの一で、サブロクの妻らである。が…、
富樫「もりの・くまよ…いい加減な名前だな…」
弁慶「調べても分からなかったってのが、その理由じゃねぇ?」なぁ、筆者 松郷?
富樫「それより、こいつらの浮気調査すんの止めたら?」大丈夫だって。
弁慶「巷の女が付いて来んって」おめぇらぐらいだ、サブロクの相手できるの。
義経「よかったな、サブロク。心配してくれる女房がいて」普通だったら、ブッチ縁されるか、浮気の心配もされんようになって書類上の形式ばった夫婦となって挙句、離婚だ。
冷泉院「お…奥さんいたのぉ」って、ちょっとかなりショックなんですけど…。
サブ・ロク「理想の高い独身女と一緒にすんな」俺たちなんでもOKだ!
森乃・熊世「なんでも!?」と聞いてムッとしてカッとなり、戸を全開、サブロクの襟首をそれぞれぐぁと掴みはOK、巴投げでヒューンと外へ投げ飛ばし、さらに短刀をシュパッとシュパッとそれぞれ投げた。この妻ら、誇り高い今でいう柔道家で懐から短い武器を取り出し反則技をくり出すが、当時、それを体術といい、隠し武器もしくは飛び道具は使用OKで決して反則技ではなく認可された反則だった。が!?
サブロクだって負けちゃいない。体術と愛を避けることなく全て受身の草食系男子!?
よっと素早く起き上がり、ど玉?ぶち抜かれる直前に真剣白刃取りで短刀と森乃・熊世の愛を受け取った。ガシッとナイスキャッチで二人の心も掴んだ。
サブ・ロク「まだまだだなッ」と短刀と愛を妻らに返品、何も無かったようにだだちゃ豆を食って、酒を呑んで、富樫と騒いでいた。
森乃・熊世「ぽ…(#・・#)」そういうことをしゃらんとするから、惚れ直すらしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。