ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

斎藤茂吉?

2012-06-06 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
屋敷に戻ったその足で、すぐに厨房に向かい、大量に割り箸をくすねてっと、
斎藤「おい、戻ったぞ」ツボを抱えて、中庭に顔を出した。
義経「お?それ、練アメか!?」
斎藤「あぁ」
義経「照さん、ビンゴだな」
斎藤「あん?」
池田「照さんのお姉さん、から…だろ?」
斎藤「何意味分かんねぇ事言ってんだ?」自腹だ、自腹。
池田「プラトニックDr.斎藤してたんじゃないのか?お前…」
斎藤「茂吉と一緒にすんな」※斎藤家に養子に入った精神科医で歌人。英語交じり歌を詠む。
義経「ふぅ~ん」しげしげぇ~と見て、
バリッと包装紙を破って、
紐をほどいて、
「ドロドロぉ…」ツボの中を覗き込んだ。
斎藤「舐めた事ねぇの?」※珈琲 トースト ホットケーキ、料理の照りに如何です?
池田「これが、一般庶民のお菓子か…」ツボを持ち上げて、裏を見た「(作者)名が無いな」
斎藤「何でも鑑定士かッ」
池田「山形山村 最上上流の碁点焼き…の紛い物と見た」
斎藤「ほう、なら…Open The Price」
機械音に声を変えて、
義経「イチッ ジュウッ ヒャクッ センッ マンッ ジュウマンッ ヒャクマンッ センマン…」
池田「そんなに高くないでしょう。所詮贋作、500円が妥当です」
斎藤「ドンピシャ」525円/一壺(税込)でした。
そこへ、珠ちゃんとお手手をつないで、
義隆「あ…お前ッ!」斎藤を指差した。
斎藤「んだ?目上にお前ってなぁ躾けなってねぇぞ。しかも、俺の珠ちゃんの手ェ握んな」
池田「…」俺の珠ちゃんって…、お前、そういう趣味あったのか?
斎藤「年下の好みなんだよッ」ほれぇと、アメを見せて、
珠「あッ、ヤマさのおばちゃんアメだぁ」
斎藤「山長さくら本舗の水あめな。珠ちゃん。こっち来て、舐めな」