ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

血(ケツ)

2010-08-22 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
と腕組みして、右手人差し指を天に向かって突き立て「どうよっ」俺様って素敵だろ?みたいな横柄な態度で酒の知識をご披露したら、ぶっ飛ばされるかなと思いきや
瑠璃「ん…そっか」と素直に頷いて、益母草の枯れ草を煎じて、くいっと一気に飲んだ。
義経「おい、冷っ、ちょっと待て。少し水を入れてやるよ」と酒を水割りにした。
ちなみに水割りは軟水が適している。そのアルコール度数を半分程度に薄めてやった酒を、
冷泉院「ん、っく…」鼻つまんでちびちび飲んでいた。別にアルコール臭が鼻に付くというわけではなく、どうやらアルコール成分が臓器に負担を掛けるので呑み辛いのだろう。
酒の瓶をクルッと反転させて、パッケージのアルコール度数を確認したら、
義経「おい、14度だぞ…」意外に強い酒でビックリした。清酒 立山で15、6度、チュウハイクラスで6,7度。じじぃ、てめぇと一睨みして目で注意した。ら!?
佐伯「ふふーん」とそっぽ向いた。しらばっくれやがった。
そんな長い酒造の歴史を喉と舌で味わいつつ、お勉強したら急に眠くなったのか塩らしくなった女子らは義隆を挟んでコテッと横になり、消灯21時前にぐっすり就寝、深い深い眠りに入った。女子ら完全に寝入った所で、
佐伯「おい、寝るにはまだ早いぞ(21時前だ!)」と男連中3人を部室の外に連れ出された。
義経「なんけ?」ややこい話と面倒になる事はイヤだぜぇ~みたいな嫌そうな顔で外に出た。
弁慶&海尊「…」口答えせず黙って付いて来た。
佐伯「お前ら、月山に登る時、女らは置いて行け」
義経「あん?」やっぱ駄目?
海尊「!?」
佐伯「あそこは山伏らの修験に登ってる山だ、あの女二人にはキツイ」止めとけよ。
海尊「…佐伯さん、冷さんって…」
源氏名 冷奴…性格が冷たいという訳ではなく、体が冷たいのがその名の由縁で、なかなか体温が上昇しないのでは?と言い出した。
海女のバイトをこなし、山道を歩いて日常生活レベルには問題があるようには見えなかったが、急激な気圧の変化で血管が萎縮した時、心臓に負担をかけるだろう、
海尊「それに…あのケツ(血)…」
義経「ケツ?そういえば、お前。冷のケツばかり追っかけてたな」しょうがない奴だ。
海尊「夕食作っている二人のケツを見比べていたら…」
義経「おいおい。掃除サボって二人のきれいなケツ、眺めてやがったな」羨ましい奴だ。