ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

菊の印

2010-08-04 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
その「菊」を見てご覧…文字の中に八十八の組み合わせ「米」がある。これは国民が米食うのに困らないように護国と五穀の豊穣をかけて願掛けした。日本国民を第一に考える「菊(天照)」のお印で、その守護印「菊」は国民に悪い虫を寄せ付けない、御香の原料だ。
さて、ここで藤原家の夏の風物詩を思い出そう!
夏にブーンブンと耳元で囁くイヤな蚊が家の中に入ってきた。蚊を寄せ付けないように藤原氏は箱に仕舞われていた蚊取線香を取り出し、
藤原氏「夏の封を切る!」と封印を解除。ビリっと?そして、解かれた封から菊花の香りと渦巻の線香を取り出す。この香りと渦巻きに魔除け意味がある。
藤原氏「くんくん」と鼻を鳴らし?香りを楽しんだら、左回り右回りの二つでワンセットの渦巻(うずまき)を一つ取り出し、渦巻ナルトの端っこにマッチで火をつけ、ポッと引火、煙を焚く。煙で周りを浄化する護摩法だ。炎に神が宿り、煙には霊力が宿るって行で、
義経「藤原氏、おぬしも陰陽系っ!?」
その煙で虫唾が走る虫は寄って来ない。が!?外には刺客はいる。
なぜか藤原氏はオープンテラスの外の結界外に出たっ!?
義経「おいっ!止めとけ!!」とブラウン管の向うから叫んだが届かない。
藤原氏「夏はやっぱり蚊取り線香だな…」と夕陽に向って伸びをした。その時点で、
義経「刺客(蚊)にやられたな…」と思った。そして、最後はお決まりの花火が、
ババババッバッーー
と、轟音、爆音と共に[KINCOU]の文字に火が付き、金鳥の夏と蚊取線香の藤原竜也氏ヴァージョン2010のCMはそこで終わる。
それと同じ線香を焚いていたら客人に「何の御香を焚いてらっしゃるの?」と質問された。
義経「夏はやっぱ”金鳥”の夏、蚊取線香ですよ!」ときっぱりメーカー名を答えた。
上記の渦巻ナルト型の菊花線香を作るメーカーは他にもあるのがその理由だ。私は”金鳥”の懐かしい香りに癒される。客人たちからすれば、ちょっと面食らったような金鳥で、すんばらしく高価なお香の期待を完全に裏切られた感があるが、高価なものの期待に添えない。と、販売促進用のチラシで値段をチェックし、一番近くて安い所の某セイムスで手を打って手に入れる金鳥の蚊取線香を毎日焚いている。お客様の中でもあまりの懐かしさに「ハマった!」と聞いて、ニタリッと顔を歪ませた。しかし、私は金鳥の刺客ではない。
こんなに手頃で身近な所に癒しがあるのだ、それを使わない手はないだろ。遠い救いと癒しに手を伸ばしても現実には届かない。肉体構造上の手の届く範囲はすでに決まっている。