6月定例議会が始まりました。
今回は、第4次口蹄疫緊急対策予算として、426億2153万円の補正を行う予定です。
その主なものは、畜産農家に対して、ワクチン接種後に殺処分する家畜の評価額相当分について、その全額を補償するための経費などに、約353億円。
搬出制限区域において実施する家畜の早期出荷に伴う枝肉価格の低減分を助成するための経費として、約66億円。
また家畜の埋却地の円滑な確保を図るための経費のほか、口蹄疫の終息後を見据えて本県畜産物の信頼回復や産地の再生に向けた販売・PR対策を強化するための経費などを措置する予定となっています。
知事は、議案の提案理由説明において
「・・・国の新たな防疫対策が、特別措置法に基づき国家的家畜防疫の観点から行われることを踏まえ、その実施に伴う費用については、国において全額を負担していただくよう強く要望したところであり、赤松大臣からは“全額国費で措置し、地方に迷惑はかけない”との心強いお言葉をいただいたところであります。
・・・鳩山総理には、発生農家の切実な声に真摯に耳を傾けていただき“政府として最善を尽くすことをお約束する”との力強いお言葉をいただいたところであります・・・」
と述べられ、国との連携を強調されました。
鳩山前総理は、来県の翌日に辞任され、赤松大臣も引責による交代が決まっているようですが、発せらた言葉は、政府の覚悟であると認識しています。
菅総理の1日でも早い、現地確認を期待しつつ、補正予算審議と執行が着実に行われるよう集中して職責を果たしていきます!