奇跡への絆

図師ひろき

加入している意味

2010年06月20日 23時43分49秒 | Weblog


 朝から電話での対応に追われました・・・

 新聞記事に対する生産者からの不満が届けられました。

 その記事とは

 「“家畜大半が共済対象外”

 農家が家畜の病気や死亡に備えて加入する家畜共済が、今回の口蹄疫で大半が支払い対象とならず・・・加入していている意味がないなど苦情が寄せられている・・・」

 つまり家畜共済への加入の有無に関わらず、公的補償が受けられることにより、共済加入者は掛け金負担をしているだけでメリットがないことなってしまいます。

 また

 「・・・再評価を行えば国の補償に上乗せして共済金が支払われる可能性もあるが、再評価には月齢や掛け金の期間などの条件があり、大半が適用外となる。」

 とあり、通常民間保険は、掛け金負担をすることにより上乗せで補償金が支払われますので、それが担保されないとなると加入者が不満を抱かれるのも当然です。

 さらに

 「ワクチン接種後の殺処分は、健康な家畜が対象だけに共済の適応外となる・・・」

 ともあり、生産者からは

 「誰も好き好んでワクチンを打ったんじゃない!」

 「家畜が処分されるのは、患畜もワクチンも同じだろうが!なんで補償内容が違うんだ!」

 「健康な家畜がだと!ワクチンは国が決めて打たせたんだろうが、今さら
詐欺みたいなこと言いやがって!」

 生活不安を抱える生産者は、その補償に明日の光を見出そうとされているだけに理不尽に感じられるのはもっともなことです。

 「国の対応いかんによっては、殺処分に協力せん!」

 と怒りをあらわにされる方もいらっしゃいました。 

 早速、県選出の国会議員に連絡を取り、現場の状況を説明し、対応の見直しを求めました。

 また篠原副大臣も

 「“工夫や検討が必要”と制度の不備是正に前向きな姿勢を示した・・・」

 と記事にありましたので、今後いかに不公平感のない補償内容が打ち出されるのか、しっかり注視していきます!