アニメは好きですか?
私はやっぱりジブリ作品が好きです。
ディズニー作品もいいのですが、日本アニメーションの質の高さは世界から注目されています。
今や国内アニメ関連の売上高は、1兆3393億円となり、まさに巨大産業に成長しています。
そしてアニメ作品に舞台として登場する地域はファンにとって“聖地”となり、その地域を多くのファンが訪れる“アニメツーリズム”なるものが全国に広がっているようです。
映画やテレビ番組の撮影が行われた地域が、観光地となり地域活性化になっている例はいくつかあり、本県も“フイルムコミッション”なる取り組みを行い、美しい自然の中で撮影をしてもらうため情報発信はしていますが、なかなか成果が上がっていません・・・
アニメツーリズムは、セーラームーンというアニメの登場した“氷川神社”が発端とされているようで、今ではアニメの制作委員会と地域がタイアップして巡礼地選定に取り組んでいる所もあるそうです。
例えば、“らき☆すた”というアニメの舞台となった埼玉県鷲宮町の鷲宮神社では、テレビ放映後の初詣客が、9万人程度であったのが30万人と3倍以上となり、その後も増え続け今では45万人を超え定着し、鷲宮商工会は地域活性化の取り組みで全国商工会グランプリを獲得されています。
やはりアニメで町おこしに成功しているといえば、鳥取県境港市でしょう!
“ゲゲゲの鬼太郎”に出てくるキャラクターのオブジェや資料館などを商店街のいたるところに配置することにより、どこにでもあるような商店街が一変し、全国から観光客が足を運ぶようになっていることはもう皆さんもご承知の通りです。
私も視察に行き、商店街が生き返っている姿に衝撃を受けました。
そしてこの度同じ鳥取県米子市では、境港市と連動し“山陰米子をポップカルチャーの聖地へ!”というスローガンを掲げ、“よなごコンテンツビジネスパーク開発構想”を策定し、人材育成からビジネスモデルまで総合的に展開を始めているとのこと。
その事業の1つに、“現代に蘇る古事記神話!女神達が降臨する”というアニメプロジェクトが進行しているのです。
ちょっと待て!古事記神話と言えば、宮崎が舞台となって場面が圧倒的に多いのに・・・
ちょっと待てなんて言ってる場合ではないですね。
良いものは徹底的に習い、追いつけ追い越せでやらんとダメです!
アニメの力を宮崎にも引き込む術を探っていきます。