奇跡への絆

図師ひろき

雑感640

2014年02月03日 23時15分36秒 | Weblog
 思い出した出来事があります!

 多分…私が中学生の時…土曜日か日曜日に、たまたまおやじと買い物の出たことがありました。

 その日は雨が降っていました…

 高鍋から家に帰る途中で、ぬかるみに車輪をとられて、立ち往生している車がありました。

 おやじは、路肩にスーッと車を停めて、普通に降りて行きました。

 私もなんとなく後を追い、車のところまで行きました。

 すると車輪は、半分以上が泥にうまり、いくらアクセルを踏んでも空回りをするばかりでした…

 おやじは、車輪の下にそこら辺にあった板をすえ

 「押すぞ!」

 と、一言。

 車の後ろの回り、二人で一生懸命押しました!

 すると少しずつ車輪は、敷いた板を進み、ぬかるみから脱出していきました。

 ところが、敷板を抜けた瞬間、車輪はおもいっきり泥を跳ね上げました!!

 車の後ろにいた私たちは、見事に泥を全身に受けました。

 おやじと私は、顔を見合わせて笑いました( ^^)Y☆Y(^^ )

 おやじと私は、そのまま車に戻り、帰路の着こうとしました…

 すると車の持ち主が

 「どちらの方ですか?」

 でも、おやじは

 「いいえ、いいえ」

 と、そのまま車を進めました…

 その時のおやじをカッコイイと思ったことは言うまでもありませんが、その時おやじは人の役に立つことの大切さを身をもって教えてくれました。

 私が福祉に目覚めたのは、この時です。