奇跡への絆

図師ひろき

食の王国みやざきづくりへの挑戦1

2014年02月04日 21時24分04秒 | Weblog

 みやざきフードビジネス推進大会に参加しました。

 今回の研修も、会場の最前列ど真ん中に陣取り、身をのりだし学んできました。

    

 まず知事自ら、現在県が取り組んでいるフードビジネス戦略についてプレゼンがありました。

    

 県が掲げるフードビジネスの経済波及効果の1つに、現在約3000億円の県内農業産出額のうち、100億円分を県内で加工・製造するだけで2000人の雇用創出につながり、380億円の経済効果があると試算しています。

 加工・製造し付加価値化した商品を流通・販売することにより、今まで県外企業に流れていた利益が県内に投下されるようになります。

 これが6次産業化であり、この農畜産物の価値を結合することにより経済波及効果を大きくしていくことがフードビジネスの狙いです。

 その代表例の1つに

   

 宮崎キャビアの販売開始があります。

 外国産キャビアが主流の市場にあって、国内産フレッシュキャビアの登場は、関係者から大きな関心が寄せられおり、今後100億円産業となるように増産が図られることになります。

     

 日本一宮崎牛の消費拡大にも、さらに力を入れていきます!

 シンガポール伊勢丹での販売や関東方面市場への生体出荷増、そして宮崎牛すき焼きレシピの開発など次々に矢を放ちます。

 知事のプレゼンに引き続き、フードビジネス実践者によるパネルディスカッションが行われました。

   

 有限会社加藤えのき、農事組合法人香川ランチ、株式会社ミヤチク、南日本酪農協同株式会社の代表者が、事業内容を説明され、今後の事業展開のビジョンを示していただきました。

 印象的だったのは

 「農商工連携も進化をする。これからは地域連携から地域貢献を視野に入れた事業拡大が必要である。」

 とのコメントで、自社が利益をうむだけではなく地域全体を引き上げていくという気概を熱く語っていただきました。

 県としても、「みやざきフードビジネス相談ステーション」を開設し、専門家による新商品の開発のアドバイスから生産者と商工業者マッチングを行っています。

 県民一人ひとりにフードビジネスに参加する可能性があります。

 今こそ、奇跡を待つより、手をつなぎましょう!