議員定数・選挙区調査特別委員会の副委員長を務めています。
今年度中に、新たな議員定数と選挙区を設定するため最善を尽くしていますが、決して順調とはいえません。
会議の前には、委員長と進行のシナリオを細かに打ち合わせをするのですが・・・委員の考えはそれぞれで、前進はしているものの歩幅はバラバラです。
委員長をサポートしながら議論の進捗をうかがっているといっその事、副委員長の職責を外し、一委員として言いたいことをズケズケ言いたい!とも思いますが、私より委員長は委員会でも会派でも自分と押し殺して調整役に徹されています。自らの選挙区は隣りの選挙区と合区して定数を減らすと腹をくくっていらっしゃる委員長です。私もできる限りの力添えしたい。
ここまでの委員会としての統一見解は
・「総定数」・・・機能が低下しない範囲で削減する。
・「選挙区」・・・合併の動向を踏まえつつ、広域化の検討を行う。
・「各選挙区の定数」・・・県全体の均衡ある発展に配慮して設定する。
年内の委員会協議は今日で終わりましたが、年明け早々1泊2日で岐阜県、和歌山県、奈良県での先進地研修。続いて市議会議長会及び町村議長会との意見交換会を実施することが決まりました。
町議会を経験している私としては、議員定数削減の困難さは痛いほど分かっています。
木城町は議員法定数18名を10名にしました。減員率は44.4%です。県内には、50%を超える減員を行っている自治体もあります。
各議員が議員定数に関する発言で、選挙前と選挙後にマスコミのアンケートに答えた内容は、定数20名から現状維持までそれぞれでしたが、平均すると38~39名という数字になります。
県民の方に、市町村議会の方に納得してもらえる定数に到達しなければ、県民には痛みを強いりつつも、県議会は保身に走っていると批判の対象になることは間違いありません。
議員定数を決定する法的根拠を並べようと思えば様々ありますが、最後は各議員の決断なんです。定数を決定するのは議員の気持ち一つなんです。
諦めません。