ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「ツバキ文具店」

2017-08-21 10:36:34 | Book&Art&TV

連日、34~35度の残暑、家にこもりっきり。

多部未華子主演のNHKドラマ放映は何となく見逃してしまったが、前から予約していた本をようやく借りられて読んでみた。
鎌倉で先代(祖母)の後を継いだ駆け出しの代書屋を営む鳩子=ポッポちゃんと、鎌倉の人たち、さまざまな代書のエピソードが綴られている。
先代が書き残した張り紙が
「春苦み、夏は酢の物、秋辛み、冬は油と心して食え」
なるほどね。

お見舞い状、絶縁状、断り状、離婚の挨拶状など、依頼された文章と文体を考え、それにふさわしい紙と筆記具を吟味して筆記する。
筆跡が載っているのが面白い仕掛けです。
毛筆文もそんなに上手じゃないのは、個々の人となりに味を持たせているのだろう。
それでも、手書きの手紙っていいねと、たいして思わないのが、私の私たるところかも。

コメントを投稿