1日ぐずついたお天気だったので、朝からテレビの録画を見て、小止みのときにウォーキング行って、残り3時間余りで明日が図書館返却期限の本読み。
長崎県五島列島の中学校の合唱部を舞台にした青春小説である。
女子だけだった合唱部に美人音楽教師目当ての男子が入部してきて、諍いケンカしながらもNHK合唱コンクールを目指していく。
それぞれの家族への思い、淡い恋、友情、青い空に夏の雲…青春小説の王道はすらすらと肩こらずにイッキに読めてしまった。
ピアノを5年ほど習っていたので、私は楽譜は少しは読めるけれど、音程を外すしリズムがとれないし、歌はあんまりうまくない。
まともな合唱体験は高校時代の3年間の学園祭のクラス対抗コンクールだけである。
1年時、「荒城の月」を歌って見事最下位。クラスの女子と男子が仲悪くてろくに練習もせず、男子は舞台の上からやじり返すんやもんな。
2年時、シューベルトの「ます」を歌って確か3位?ソプラノ・アルト・テノール・バスが形ながらもそろった。
3年時、正門横の築山のそばで練習していると、金木犀が匂ってきて黄色い花粒を生徒手帳に挟んだ。
そして、「山を憶う」で優勝できた。
生身の声だけで音楽を作り出せるという合唱、もう自分の耳で美しい歌声を聴くことは叶わないけれど、私にも共に声を重ねた青春が確かにあったのだ。
「くちびるに歌を」中田永一
そうなのだ~。センセ、我が身も重ねて、ジーン(;_;)ときやしたぜ。
同じく高校3年、「川」♪何故 遡れないか~ 何故 低い方へ行く他はないか~♪ で優勝しやしたぜ。
1年2年時は口パク参加。3年の時は合唱部部長が同級で、いろいろR玉が思いきり声出しても合うようにレッスンしてもらい、一生で最初で最後、合唱で目一杯歌いやした♪。あれこそホンマに「青春」だったなぁ(;_;)。
彼とは今またフェイスブックで「友達」してます。
今頃の高校の文化祭もコーラス大会するのかなぁ。