ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

ぬかた園地あじさい園顛末記

2022-07-01 15:39:00 | 花&植物

生駒山中にある関西随一の大きなあじさい園、以前から行ってみたかったけど、なんせ、行き方がよくわからない。
ニュースでもやっていたが、アクセスが悪くて、どうもお気軽に行けるようなところじゃなく、ふもとから標高差500m以上ハイキング道を登っていくみたい。
真夏でなければ、ハイキングがてらに行けるだろうけど、このくそ暑いのに?
けど、行ってみたい。あじさい園見たい!絵友だちと2人でネットあれこれ調べたおして決行。
猛暑の日々、標高500,600mなら下界よりはうんと涼しいやろし。
生駒信貴スカイライン上にある展望駐車場からだと、歩いて20分ほどであじさい園にたどり着ける近道があるみたい。

じゃ、その行程でゴー。
一応、おにぎり&おやつ、飲み物、敷物、山ズボンにハイキング靴、帽子、日傘、タオル、一眼レフカメラとミニスケッチブックも。

9時に待ち合わせて、友だちの車でスカイライン有料道路ゲートへ。
係りのおじさんにぬかた園地の行き方を聞いたら、パノラマ展望台からは行けるとも行けないともはっきりしない。

(スカイライン道路上は歩行禁止になってるから、少しでも道路上を歩くコースは勧められないんだろう、たぶん)

行くなら、有料道路に入る手前の山麓駐車場に車を止めて、そこから歩いて1時間ちょっとであじさい園に行けると。

しかし、ここで、浅はかな私らは、せっかくネットで近道(20分)を探したんだもん、通行料金払ってでもそのコースで行ってみたい。

通行料往復1,940円(ネットで調べたより値上がりしたのかな)払ってパノラマ展望台を目指す。

(さらに、帰宅後調べたら、1,940円は最奥の信貴山門まで行った場合で生駒山頂までなら740円やん)
料金高いから躊躇すればいいのに、1時間歩きのほうに躊躇してしまった。これが2時間も時間ロスする羽目になるとは夢にも思わず。

つくづく、水彩教室の仲間を誘わなくてよかったなぁと。(一応誘ったけど、熱中症危惧で断られた)

生駒遊園地駐車場(定休日で閉鎖)を横目に見て、ほどなくパノラマ展望台の駐車場に到着(10:30)


かすんでいるけど大阪市街地が一望

さて、ここから、スカイラインの下をくぐるトンネルを抜けていくあじさい新道を探します。

①リュック背負って出発、パノラマ駐車場から下りていくハイキング道があり、左方面は暗峠行きなので、右側のおそろしく暗くて狭い山道下ったものの、道なき道の様相になって、これはないわと引き返した。
近くをうろうろ探したけど見つからない。

②じゃ、車移動して別のコースで。友だちが調べた海抜600m駐車場から下りるもっと近道という道を探すも見つからない。
何となくここではない?という木立にピンクリボンを結んだ場所はあったが、下りられそうな道も見えない。

③さらに車に乗ってスカイラインを行ったり来たり。古びた鉄ゲートがあってアスファルトの林道みたいなのがある。
空き地には1台止まっていた。
私らも車を止めて、この広めの道を下りかけたが、行き先標識にぬかた園地とか書いてなかったし、やっぱり引き返した。
(帰宅してから調べたら、このまま下りていけばぬかた園地への管理道に合流できたみたい)

再度、パノラマ駐車場に戻って、もう一度、あじさい新道のハイキングコースを探してみた。
私も友だちもグーグルマップで見てみるが、グーグルって街中には強いけど山中はあかん。ハイキング道が出ない。

3年前に志賀高原で山登りに使ったことがあるYAMAPアプリを起動したが、パスワードがわからなくて開けない。

ほとんど右往左往。時刻はすでに12時になろうとしている。
おじさんの言うとおりのコースを歩いていたら、とっくにあじさい園に着いてるわな。

④そして、道路の反対側、やっと、生駒山頂から下ってくる標識のハイキング道を見つけて、これやこれや!と勢いよく上り始めたが、スカイラインの下をくぐるはずがなんでこんなにどんどん上に登っていくわけ?

で、引き返した。汗が目にしみる。

(帰宅後にYAMAPで調べたら、あのままあと少し登ればあじさい新道に行きつく左折の道があるみたいな)

結局、あきらめて、おじさん説明のコースで行くかと、何の役にも立たなかったスカイライン出口ゲートで「結局道がわかりませんでしたわ」と恥を忍んで再度行き方を尋ねたら「ぬかた園地あじさい園まで山道1時間以上もかかる、昼過ぎてるし遅いから、今日はもうやめて矢田寺の紫陽花に行き」と言われてしまった。言われるだけの高齢者だけど。

悩む2人。ここまで来て矢田寺に変更?気持ちが揺れる。
あれだけ調べたのに、何日も前からぬかた園地あじさいと決めてたのに。
せっかく来たんやし、今から往復3時間で行けるなら、日も長いし、歩く!と私のひとことで決行。

しかし、またまた、そのハイキング道の入口がわからなくて、携帯でもたもた。
ちょうど、その時、ハイカーの女性が通りかかったので、友だちがすかさず聞きに行ってくれた。
道路を渡ったところにハイキング道の入口があった。

入ったところで付近を散策中の高齢グループの人たちに出会ったので、再び確認、あじさい園まで距離はだいぶあるけど、そっち方面で行けると。
近くのベンチで大急ぎで昼食です。
13:10ようやく遅すぎるスタート(笑)

アスファルトの管理道、歩きやすいけど、延々と続く。たまに帰ってくるハイカーやトレイルランナーとすれ違う。
標高があっても全然涼しくなく、山中で風もなく草いきれで暑い。長袖シャツを脱いだり着たり、日傘さしたり帽子にしたり。

軽トラも走れるつづらおりの道路はくねくねと続く。途中行き合ったおじさんが、ショートカットの山道があると教えてくれたが、いやいや、これ以上迷いたくないので、素直にテクテク管理道を歩いた。

14:20ぬかた園地入口に到着。山の斜面にぎっしり紫陽花。やっとたどり着いたよー。


青系の紫陽花が多い

とんねる広場からの眺めが良く風も吹き渡り、スケッチしたかったが、時間切れ。
30分で描くからと言ったけど、時間ないからあかんと。

白紫陽花のアナベル


白飛びして写っていないが、遠くに市街地が見下ろせた。こんだけ高いのに、それほど涼しくもないのが見込み違い。
この日、下界はもっと灼熱に晒されていたようだ。

つづら折りの散策路の間に直登する階段があって、あじさい園の中をショートカットできるようになっている。


ガクアジサイ 


白い本あじさいも

あじさいの壁が迫ってくる


左側のくさか園地のほうからのルートを歩いてきた。右上のあじさい新道からのルートで来るつもりだったのに。

友だちはアイスクリーム、私は冷たい飲み物に期待していたのに、案内所は閉まっていて、自販機も無し。
時刻が遅いからだと思ったけど、どうも、ぬかた園地あじさい園の案内所は平日は閉鎖だって。
それならそうとぬかた園地あじさいまつりの案内サイトに書いといてほしい。

 

また、山麓駐車場に向けてトボトボと1時間半。途中の見晴らし台で、あべのハルカスが霞んでいる。その後ろの山影は淡路島かな。

17時前に車に乗り込みエアコンで涼んで一息ついた。さらに1時間余で、帰宅。
自らの知識を過信したというか、なんともお間抜けな山行きになったけど、熱中症にもならず、怪我無く、本来の目的達成して良しとする。

要らん出費に無駄な時間、それも勉強だった、面白かったと全くめげない私ら。

枚岡公園または石切神社からでも時間的にはそんなにかからんし、涼しくなったらトライしよう。
そしてあじさい新道とトンネルも実証検分しなきゃ。

どっちにしろ、YAMAPアプリを使えなかったのが痛かったと、つくづくと悔いる。
そして、生半可なネット調べに頼りすぎてはいけない。山は山である。地図は必須。

また、涼しくなったら、生駒ハイキングにリベンジしてその道を究めたい。

本日、26,000歩。迷ったわりにはそんなに歩数はいってないな。