ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

お盆の送り火

2012-08-17 12:05:34 | 日常&生活


お供えのホオヅキ

今冬に亡くなった義母は子どもの世話になりたくないという気持ちが強すぎたのか、お盆やお仏壇の行事について伝えておこうという気持ちがなかったようで、没後、何をどうやるんだか、私ら夫婦はすべてお坊さんかネット頼みなんである。
ホウズキは仏さまの智慧の灯りを表現、キュウリの馬は、冥土からすばやくお帰りして頂く乗り物として、茄子の牛はゆったりと帰って頂く乗り物としての解釈がある。なあるほど…

義母は15日の夜に送り火を焚いていた記憶があるけど、夫はネットで見た16日と言い張るから今年は昨夜に送った。(15または16日どっちでもいいらしい)

迎え火はおがらを数本燃やしただけだったけれど、送り火は経木塔婆(きょうぎとうば)=(戒名や念仏を書いた薄い木の供え物のこと)なんという名前かわからんかったので調べた。
記事を書くときは、あれ、それ、とかでなく正しい名前が要るのでめんどいけど、知識も増える。

お仏壇に溜まっていた数枚の塔婆をいっしょに燃やしたら、けっこう大きな炎になって、塀が焦げるかと(笑)
結局、玄関先の下地のタイルが変色してしもた。
でも、大きな炎に煙が立ち上ると、義母の霊が空に戻っていくようなしんみり気分になる。
人間は水の中から生まれて火になったいくんやし。(土葬は土だけど)
火や水というのは無宗教の身にもなんだか厳かな気配を感じるものなんやわ。