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高見の桜

2018-04-16 | 日記
葉桜の季節を迎える時期になってきたが、私には気になっていた郷がある。東吉野村の「天空の庭 高見の郷」である。東吉野村の大自然の中に人工の庭が作られ1000本の枝垂れ桜が植えられているという。是非見てみたいと思いながら、車でしか行けないと聞いていたので運転免許を返上した今はどうにもならなかったのである。
近鉄線竹田駅発のツアーに参加した。

  4月14日(土)
桜の季節が終わり近くなって、果たして花を見られるかどうか不安を抱えながらの37名ツアーであった。仏隆寺の桜は終わっているとの事で、11時30分、駐車場となった「高井の驛」でメンバーの皆さんを見送り私達2人は行かなかった。
仏隆寺の桜は実に見事で、過去に数回見たし、秋の彼岸花の季節にも訪れている。聞くところによると、彼岸花は鹿や猪に食べられて壊滅状態らしい。球根を植えなおしておられるそうであるが、あの見事な階段風景を早く取り戻してほしいと思う。

さて居残った私は「高井の驛」で売られている地元の野菜を買い、すぐ近くに在る「伊豆神社」に行った。
新鮮な蕨・こごみ・芹・たらの芽や手作り柚子味噌・ブルーベリージャムetc.それにカヤランが嬉しい。最後の売れ残りらしいカラカラになっているカヤランを手に取ってちょっと迷ったが、何かしらの出逢いを感じて決心した。瀕死のこのランを我が家の桧に着生して元気になってもらおう・・・と。
そうそう綿クヌギと言う珍しい木の太い丸太で組まれている「高井の驛」の建物はシンプルでそれでいて素敵で、山里に似つかわしい「驛」にマッチしていたなぁ~。

伊豆神社は国道369号に出て右折すると直ぐである。社殿に向かって左側にある杉の巨木に驚いた。ご神木ではなかろうか・・・と思ったが、しめ縄が掛かっていないので失礼して写真を撮らせてもらった。幹囲6mは確実だろうし、高さは40mくらいかな?巨木が大好きな私、この偶然の発見にとても感動したし、境内に咲く満開の枝垂れ桜の下で、ツアーから配られた柿の葉寿司弁当と持参のおやつを食べて、良い時間を過ごした。メンバーの皆さんも桜の花は見れなくても山里の緑を満喫しながら2kmのウォーキングを楽しまれ、仏隆寺の桜の木の下でお弁当を楽しまれた様子。集合時間午後1時30分に合流した。

           (画像はクリックすると拡大する)

高見の里までは約40分で到着。深緑の山の一部に山肌の白い所が1000本しだれ桜の高見の郷である。散った桜もあったが、充分『見頃』の範疇にあって、観光客もいっぱいだった。
駐車場から「天空の庭」まで桜を見ながら歩くつもりで来たが、階段約700段と聞けば、脚をかばってシャトルバスを利用した。「天空の庭」から「千年の丘」(展望台)まではバスは無く、杖と一緒にゆっくりゆっくり登った。足元が気になって、桜を見ながらというわけにはいかなかったが、歩いては止まり桜を見て歩いては止まり見て、納得のペースで登った。

          

山一面に薄紅のしだれ桜が枝を垂れ、確かに今までに見た事のない景色だった。ただ山肌が白く見えるのは砂や小石が顔を出しているからで、桜にとっては心もとない居場所ではなかろうかと、桜の気持ちを想像した。
オープンしたのは2009年というから桜も随分成長したはず、雪柳やレンギョウも桜の引き立て役として一生懸命頑張っているようで何かしら健気さを感じた。(笑)

杉やヒノキの個人の持ち山がこんなに大きな変身を遂げるとは! 桜の山となってバスが走っているのである。
桜の見事さのみならず、細い急勾配の坂道を21人乗せて走るシャトルバスの運転手さんの力量も凄かった。カーブでハンドルをきる様子を真横から見ているとちょっと怖かった。バスの中に歓声が上がり、私も心の中で拍手した。
             

上段写真左端の展望台・「千年の丘」の標高は700mらしい。桜の庭は遠く深緑の連山を背景にして、不思議な空間であった。
階段を踏みしめゆっくり下りて「天空の庭」で一休み、ソフトクリームとみたらし団子が美味しかった(笑)
今日は花も団子も両方楽しんだお桜見で、明日は蕨ご飯と山菜の天ぷらを作ろう、楽しみだなぁ~。。。。。

マイカーで行っても駐車料金は無料(入山料大人1000円也)だそうだが、交通手段のバスの便がたくさん欲しい所だよな。   
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