gooブログはじめました和!

写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

平城宮跡へ

2022-12-01 | 日記
  12月1日(水)
今日から12月、いよいよ今年も後1ケ月となった。流石に近所の銀杏の木もこんなに葉を落とし、私を感動させてくれた。(笑)
何もする事が無くて長いと感じる日もあり、時間に追われ追われていた昔と比べれば有難い様な寂しい様な日々であるが、やはり感謝しなければならないと思う。
先日(11/26)春日大社へ行く途中電車の窓から見た平城宮跡の景色に惹かれ、素屋根が外された時から気になっていた大極門(南門)を見たさに一人で出かけた。工事中一般公開された折に見学しているので、尚更関心があったのである。
2017年11月から復元工事が始まり、素屋根が外されたのは昨年2021年の9月29日、今年の3月にオープンされていた。
一面に広がる白銀のススキが私の心を俄かに動かしたようだ。(笑)

西大寺駅から「ぐるっとパス」で「朱雀門ひろば」まで行った。
観光案内所に立ち寄ると、それはススキではなく、「オギ」と言う湿地に群生する植物だと教えてくださった。
先ずは朱雀門を通り抜け振り返ると、門はオギの柔らかい穂が揺れる背後に浮かんで見えた。そして踏切の向こうに素屋根と大極門とその向こうに大極殿が見えた。
近鉄線路を越え1つ大きな深呼吸をしてから、大極門に向かって広い広い原っぱを真っ直ぐ一直線にゆっくり歩いた。


            (画像はクリックすると拡大する)  

完成した第一次大極殿院の正門、大極門(南門)は華やかで美しかった。入母屋造(いりもやづくり)の二重門、間口22.1m、奥行き8.8m、高さ約20mで 朱雀門 (平城宮の正門)よりやや小さいらしい。
大和郡山市に在った羅城門〔平城京(710~784年)の正門〕から約3.7km、道幅約70mのメインストリート・朱雀大路が朱雀門まで続いていたわけだが、1300年前の日本の都は大きかったんだね。

          

外された素屋根は直ぐ東側にスライドされていて、東楼復元工事に再使用との事、勿論西楼もそして回廊も復元予定との事。素屋根に描かれている絵は東楼の様だ。
成程、ゆくゆくはこの掲示板の絵の様になるんだな、と納得した。
爽やかな秋の空気を胸いっぱいに吸いながら、当時の生活を自分なりに色いろ想像して歩いていると楽しかったよ。(笑)

帰りは、バスに乗り遅れた私に奈良まほろばソムリエさんが「次のバスを待つ間に周りの景色を見ながら歩かれてはどうですか」と地図を差し出し促して下さった。公園の枯葉をサクサク踏みしめて歩いたよ。