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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

春日山&若草山ハイキング

2015-03-25 | 日記
昨日「まほろば健康パーク」主催のハイキングに参加してきた。

  3月24日(火)
午前9時近鉄奈良駅に集合、天気晴れ、気温は昨日から急に2月中旬並の寒さに戻り大変寒かったが皆んなニコニコ顔で出発した。私も数十年ぶりの春日山散策なので体調を整えこの日を待っていた。

先ずは春日大社に参拝で一の鳥居をくぐって表参道を行くと、道の左手博物館への曲り道の側に面白い木があるのを教えてくださった。真ん中が空洞になっていて竹が伸び出ているムクロジだった。年を重ねて竹の本数は増えてきているそうである。ムクロジの根っこの隙間を縫って伸びてきた竹の子がここぞと芽を出しどんどん成長したのだろう。年老いたムクロジと素直で真っ直ぐな竹のまるで心が通うほほえましい光景だった。ムクロジは紅葉すると綺麗なので、秋になると笹の葉との共演でどの様な姿を見せてくれるのだろう・・・・・

本殿の参拝を済ませてから参道横手の小径に入ると、「中の禰宜道」(ねぎみち)の道標が在った。禰宜とは神官のことで、奈良時代に高畑に住む神官がこの道を通って春日大社に通ったそうで、高畑方面に抜ける近道らしい。
ついでながらネットで知ったのだが、禰宜道には上、中、下の3本が有り、一般にその名が良く知られている「ささやきの小径」は下の禰宜道になるらしい。ふぅ~ん。私にとって奈良大発見であった。
原始林の遊歩道は人通りが少なく静かだった。やはり春日大社の聖域故か、なんとなく心が引き締まるような気がした。
                
                            (画像はクリックすると拡大する)

案内版の地図で、周遊の“見どころ”を確認。
春日山遊歩道入口(南)~妙見宮 ~首切地蔵~大原橋~鶯の滝~若草山山頂~若草山登山道北ゲート。

ところで春日山は標高283mの御蓋山(みかさやま)とその東隣にある標高497mの花山(はなやま)の両山を併せた呼び名らしい。
春日山と聞けば思い出すのは百人一首に見る阿倍仲麻呂の歌「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出し月かも」であるが、奈良時代遣唐留学生として唐に渡り帰らぬ人となった仲麻呂がどれほど故郷を偲んでいたのだろう。それにしても3つの層がある若草山を昔は三笠山と呼んでいたそうで、幼い時からその様に聞いて育ってきた私は恥ずかしながら、歌の「三笠の山」を若草山の事だと思っていた時期があった。今は大丈夫だけれどね。(笑)

「妙見宮」に来た。
ここは「南無妙法蓮華経」と唱えながら太鼓をたたいて歩く団体さんに出会う時があるあの宗教:日蓮宗の修行所だそうだ。大きな石燈籠があり見上げるほど高い長い石段が続いていて、石段の横は山からの水が流れ小さな“せせらぎ”になっていた。「春日山滝坂妙見宮」(標高240m)として紅葉の名所だそうだ。

少し行くと「三本杉跡休憩舎」があって、三本杉には何の謂れがあるのかと案内板を探したが見当たらず、道路を挟む崖下に杉の大きな朽ちた切り株が見つかった。その太さは春日山が原始林である事を物語っていた。

首切地蔵」に来た。
大和郡山藩の指南役:荒木又右衛門が試し斬りをしたお地蔵様だと伝えられている。錫杖を手にした背の高いお地蔵様は苔むして年代を感じさせる。背丈は2m近くもありそうで首に切れ目があり風化の進んだお顔をじっと見つめる気持ちにはなれなかったが、一面の緑の中で赤い前掛けがひときわ際立って印象的であった。
   
歩道のほとんどは砂利道だが、ほんの短い距離に自然石で敷き詰められた石畳もあって嬉しくなり、ちょっとワクワク心が弾んだ。まもなく「芳山(ほやま)交番所」に来ると、春日山原始林で見られる動植物の案内板があって、ムササビがいた。鳥類の仲間の様だが実際に見た事はなく一度観てみたいなぁ~・・・それに樹の上に卵を産むモリアオガエルも記載されていた。京都三千院の奥のお寺、勝林院の庭の樹に大きな泡の塊状の卵が沢山くっ付ているのを初めて見た時は感動して、池の中を覗き込んでカエルを探したのを覚えている。(笑)

「大原橋休憩所」の傍に「世界遺産 春日山原始林」の石標があった。春日山原始林は特別天然記念物の指定を受け、原始林とは言え自然遺産としてではなく文化遺産として世界遺産登録が成されているそうだ。
ココから「鶯の滝」まで0.7km、赤い橋を渡って小鳥の鳴き声を聞きながら緩やかな坂道を上って行くと、右手に「興福寺別院鶯滝歓喜天」の石標を見て、左手石段を降りると水音が聞こえてきた。10m程の小さい滝だが水は勢いがあって気持ち良く落ちていた。今日こうして歩いて登って来た精か、以前に友人を乗せて奥山ドライブウエイから入って訪れた時よりはるかに感激が大きかった。
              

次は「若草山」山頂(342m)を目指して500m。
「鶯の滝」を後にして歩き出した時ポツリポツリと雨つぶが肩にかかり、雨かと思えば雪だった。「雨より雪の方がマシね。」と言いながら雪との出会いに少し感動している私だった。(笑)
ハラハラと降る雪で目の前が白く感じる瞬間もあったけれど、しばらくして止んだ。「鎌研((かまとぎ)交番所」のある春日奥山道路入口を出て駐車場に来るとA先生手作りの“とん汁”のお接待があった。疲れているし寒いしお腹も空いていたので大喜びでご馳走になった。とても美味しくて元気回復、この日の忘れられないサプライズであった。

駐車場で各自持参のお弁当の昼食を済ませ、歩きもいよいよ終盤となり、午後1時40分に再出発。
若草山3重目・頂上からは奈良盆地一望の素晴らしい眺めに疲れはふっ飛び、もうここまで来れば・・・と私は早や達成感に近い気分になっていた。
「鶯陵」(うぐいすのみささぎ)の石碑が建つ「鶯塚古墳」、一月の「若草山焼き」はこの前方後円墳に眠る霊を慰める意味あいも有ると聞いている。入山料金所を過ぎて2重目に下ってくると大仏殿の屋根と県庁が見えて更にホッとする。そして足元の焼け焦げた草々があの夜の山の炎を思い出させてくれた。どんどん下ってふと横を見ると、馬酔木(あせび)の木が満開の白い花で包まれ大へん綺麗だった。
                  
        
ついに若草山登山道北ゲートに到着。山麓から見上げる若草山はなだらかな曲線を描いて広がっていた。
再び雪が舞い散り私達は急ぎ足で「新公会堂」へ雨宿り否雪宿りで寄り道となり、知る人ぞ知る北の出入口からお庭へ入れてもらった。ピンクの枝垂れ梅や紅白の梅の花が咲き、敷地内にこんな綺麗なお庭があるとは知らなかった。広い芝生の裏庭では小彼岸桜が満開で正に見頃であった。
15年ほど前になるかなぁ~。こちらの能舞台で仕舞「高砂」を舞わせてもらったよなぁ~・・・懐かしい日が蘇ってきた。雪のお陰でお花見やら、若かりし時の思い出に浸らせてもらったり満足満足。。。。。

登大路に来るとお馴染みの“鹿せんべい”の景色が目に入る。そして氷室神社の桜も咲き始めた様で、境内は膨らんだ蕾の赤で染まっていた。
予定通り無事15時に奈良駅に到着。歩行距離は17kmだったそうで、しっかり体力が付いたかな(笑)
お疲れさまでした。ありがとうございました。




伊良湖菜の花ウォーク

2015-03-22 | 日記
今日も一日遅れの日記を書くことになる。
いつもこれではいけないと思っていたのだが認知症予防の為には記憶力の訓練になるので良い事だと聞き、今後もこのパターンは続きそう。(笑)
昨日は「伊良湖の菜の花ウォーク」に参加してきた。

  3月15日(日)
クラブツーリズム専用の2両連結列車「かぎろひ」は午前7時20分に大阪上本町駅を出発したらしい。そして途中の駅で参加者を拾い午前9時39分に鳥羽駅に着いた。それから私達は鳥羽港~伊良湖(いらご)港迄55分間伊勢湾フェリーに乗って「しおさい街道」を渡った。答志島等大小の島々を眺めながら進むのだが、伊良湖港が近くなって神島(かみしま)が見えてくると彼が「神島ってこんなに伊良湖の近くだったのか・・・」とつぶやいていた。確かに三重県鳥羽市の神島が思いの外愛知県田原市に近かったからだ。

神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となっているそうだが、私は「潮騒」を読んでいない。三島由紀夫の世間を驚かせたあの例の事件でその小説のあら筋をも知ることになっただけで、そんな私には海の幸を楽しんだ答志島での記憶が懐かしく親近感を覚えた次第。(笑)

伊勢湾海の玄関口とも言われる渥美半島の道の駅・クリスタルポルトから本日の歩きがスタートした。
右方向、海岸線に沿って石できれいに舗装された遊歩道を10分ほど行くと目の前に「伊良湖岬灯台」が現れる。昭和5年に建てられ、日本の灯台50選に選ばれているそうである。空と海のブルーを背景に白亜の塔はすっきりとそそり立ち、とても綺麗で素敵な灯台景色であった。ここも私にとってはいつまでも記憶に残る景色の一つになりそうだ。

海岸線を更に5分ほど進むと、「恋路ケ浜」と言う白砂の綺麗な浜辺が広がっていた。島崎藤村の詩が愛唱歌になった『椰子の実』が生まれたゆかりの地だそうだ。♪名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月(いくつき)~~~思いやる 八重の汐々いずれの日にか国に帰らん♪ 最初の1番は私達世代の誰もが知るところと思う。
        (画像はクリックすると拡大する)


その後、沿道に菜の花が植えられた国道42号線脇の緩やかな坂道を30分余りひたすら登って「日出の石門」(ひいのせきもん)に行く。右手に見える白い砂浜と、遠くに神島がぽっかり浮かび大鷲が気持ちよさそうに空中を舞うのどかな風景に心癒された。
ついに到着。椰子の実の記念碑があってそこから見下ろすと、こちらにも白い砂浜がずっとずっと続いていた。「片浜十三里」というらしい。
「日出の石門」は沖の石門と岸の石門があって、椰子の実の記念碑のすぐ横から石段を下りると岸の石門に行ける。

石門の岩石は地質学上チャートという今から約2億年前に放散虫の殻などの珪酸分が、はるか南方の海底に沈殿してできたもので、地殻変動により隆起し太平洋プレートの移動によってここに運ばれたとか。案内版の難しい説明を読みながら、とにかく長い変動の過程を経て造り出された自然の造形物に感動!
下段右端の写真で、右側の洞穴に向かってしゃがんでいる一人の男性の後姿から岸の石門の大きさを想像できるだろうか。
        

洞穴から噴き上がる波しぶきにしばし見とれる。。。。。
パンフレットに見る画像の話になるが、日の出の時間帯にこの石門がシルエットとして浮かびあがる景色は実に素晴らしい。また季節によってはこの洞穴を通して日の出を見る事が出来るそうであるが、下段右端の写真の洞穴から真っ直ぐ遥か向うの水平線に太陽が顔を出すんだなぁ・・・・・
        

太平洋の青い海を見ながら更に歩いて菜の花まつり会場に向かう。菜の花の匂いがふわぁ~と風に乗って飛んできたかと思うと会場の入り口に立っていた。椰子の木と見渡す限りの菜の花畑に「うわぁ~ すごいなぁ~!」と、あちこちで歓声があがる。
昔、れんげ畑の真ん中でちょこんと座って微笑んでいた可愛い2・3歳頃の我が娘の姿を思い出して、私もれんげ畑を菜の花畑に代えてポーズしてみた。(笑)
出口では新鮮な野菜や苺など土地の物産を販売をするテントが並んで賑わっていたし、会場の中は笑顔であふれていた。菜の花狩りを楽しんだらしい人が嬉しそうに小さい花束を握っていられる姿に私も小さな幸せもらったよ。

「伊良湖クリスタルポルト」に4時10分集合と聞かされていた。
帰り道はR259号線、やっぱり沿道には菜の花が続き、渥美半島最南端は今や何処もかしこも菜の花づくしの様である。こうして15mの菜の花ウォークを充分に堪能し、足はちょっと痛くなって疲れたけれど、良かった良かった。
再びフェリーで鳥羽港に、そして鳥羽駅発午後5時59分のお迎え列車「かぎろい」に乗る。お疲れさまでした。

木下サーカス

2015-03-13 | 日記
大阪から札幌駅間を走っていた豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が昨日(3/12)正午頃大阪駅で3000人の見送りを受けてラストランのスタートを切り、ゆっくり動き出す映像をテレビで見た。鉄道ファンは涙を流し「ご苦労様でした!」と叫んでいた。26年間活躍したそうで、以前お友達もエクスプレスに乗って北海道に行った話をしていたのを思い出す。列車の中の魅力を知らず、ただいつか機会が有ればなんて思いながらせっかちな私は飛行機派の一人である。一方、明日(3/14)北陸新幹線金沢が開業予定で東京~金沢駅間を最高速度260km2時間28分で結ぶという。一日も早い乗車を楽しみにしている人は沢山いるようだ。

  3月13日(金)
3月というのに富山県の豪雪情報が伝えられるここ2・3日は天候が不安定で例年になく寒く、こちらでもちらちらと雪の舞う日もある中、ご近所の庭の梅の花が見事満開の様子。きれいだなぁ~。今日、木下サーカスを見に行く途中通りすがりに写真を撮らせてもらった。

さて、木下サーカスの奈良公演は30年ぶりらしい。
午後3時40分の部に入るつもりで会場に着いたのは3時5分前、既に沢山の人が列を作っていた。招待券を持っていたので一般席の列に並んだ。
平日故にほとんどが大人と幼児さんで大人しく静かにのんびり開演を待つこと1時間、午後4時から始まった。中央の円形舞台を囲んで、特別席は真正面、私達自由席は横手に階段状に組まれた場所で硬い長椅子だった。下を見ると地面が空けて見え、物を落とすと大変だと、ペットボトルをしっかりと握り直したよ。(笑)それでも立って観るのかしらと思っていたのに座れてホッとした。公演時間は途中15分の休憩を挟んで約2時間、テント会場2000人の観客と演者が1つになって熱気あふれる雰囲気に包まれて繰り広げられた。
           (画像はクリックすると拡大する)

ピエロの登場に引き続き、天井から吊り下がる綺麗な布に身体を巻き付けクルクル回転しながら演じられた華麗なショー、手足をピーンと伸ばした状態でよくぞあの体勢が保てるものだと感心して見とれてしまう。そして息を飲んで見入る様々な技の素晴らしさに思わず拍手している自分に気づくのであった。
この世界に入る人達の動機はいろいろだと思うが、先日娘が数十年ぶりにふと漏らした「私もやってみたいと言ったら、お母さんがダメだと言ったね。」というのを聞いて今更ながらビックリした次第。勿論反対するよナ。(笑)小学5年生の時に京都伏見で見た時の記憶だそうだ。器械体操を習っていたのがそういう気持ちを抱かせた一因かも知れないが、彼女は今でもやっぱり強烈ジェットコースターが大好きだよなぁ・・・・・

ダブル空中ブランコ等命がけのスリル満点の綺麗な演技を見せてくれる彼女達、そのスリムな身体全体に集中力を結集し思い切っての演技中はきっと気持ち良くて楽しんでいる数秒間もあるのかなぁ~。
勿論男性の筋力とバランス感覚は想像に絶する。2mあまりの台の上に7つの椅子を積み上げ最後の1つを傾けてその上で倒立する芸(「七丁椅子」と言うらしい)があったり、2つ繋いだ回転する大車輪の内側をまるでモルモットが戯れ遊んでいるかの様な芸から始まり、車輪の外側に移動したり、目隠しをして自らも回転したりと、私達が見ていてハラハラドキドキする時間のなんと長かった事!
又、R7mの球体の中を3台のバイクが猛スピードで縦横斜めに走り回るバイク演技は凄まじく思わず耳と目をふさぎたくなったが、暴走族と呼ばれる人達の憧れがこの辺に共通するものが有るのかも知れないと思ったりした。

シマウマやキリン、象そして皆んなの期待が一番大きいはずのホワイトライオンの猛獣ショーも素晴らしかった。8頭のホワイトライオンの登場にどっと歓声が上がる、姿を見るだけで皆んな感動しているのだ。ジョン・イリグというイギリスの調教師さんは彼らを易々と誘導し、ユーモアをも含む素晴らしいショーを展開された。大人しく従順に従うライオンはまるで猫!?いえいえゆっくり歩くその姿にさえ百獣の王の威厳はしっかり漂っていた。
象の演技もなかなかのもので器用にも鼻で輪回しをしたり、あの巨体をへし曲げてお辞儀をして挨拶をしたり、2本足で歩いたり、重いお尻と後ろ足を持ち上げ逆立ちをしたりetc.拍手はしばらく鎮まらなかった。

そうそう女性が箱に入れられ突き刺されるマジックショーもあった。それに演技と演技の間を面白可笑しく色んな芸をして場繋をしてくれる二人のピエロも大活躍。あの独特の動きと間の取り方、そしてその場の会場雰囲気を読み取り更に盛り上げる対応能力は独特なものだ。
2時間の終わりが近づくとさすがにちょっと疲れた。でもテントを出る時は未だ興奮冷めやらぬままで、来て観て本当に良かったと思った。
会場内の撮影は禁止。最後にホワイトライオンとの記念撮影を期待していたが象さんだったのでとどまったが、待ち時間に歩いて来た象さんの姿をここに載せておこう。
サーカス開催期間は4月13日(月)迄なので 春休みに孫達が帰省したら是非連れてあげよう、きっと喜ぶだろうなぁ。。。。。。



すり鉢で餅つき

2015-03-01 | 日記
先日Mさんと「ネコ餅は伸びないけれど美味しいよネ!」と話していたら、彼女から“こごめ”を頂いた。若い時に買った大きな大きなすり鉢(直系40cm)を大事に持っている私、かねてより茶釜をかける炉に加工して炭を熾そうなんて考えていたが未だ実現できず、それでいて捨てきれず物置に眠らせていたのである。
すり鉢でお餅がつけると知って街中を探し回ると、ラッキーな事に特大の“すりこ木”も見つかった。

  3月1日 (日)
お餅つきに挑戦した。
そのつもりで昨夜米とこごめを洗って水に浸けておいたのである。彼女からもち米の蒸し方等いろいろアドバイスをもらっていたので心丈夫だったが、今回は勿論お試しなので量は少なく、もち米500g&こごめ250gにした。
お米を蒸している間に準備しておく事はすり鉢に湯を張って温めておく事とすりこ木も湯に漬けておく。そして四角い平たい木箱・“こうじゅうた”(麹蓋)に米粉を薄く撒いておく。片栗粉でも良いというのでそうした。

半時間ほどでもち米の硬さをチェック、“しん”が無ければOKらしい。すり鉢の湯を捨て、蒸し布をひっくり返してすり鉢に移し入れる。
いよいよお餅つきの開始!ギュギュとすりこ木で煉るようにして、もち米をつぶす。その後、ぺったんぺったんという気持ちですりこ木をもち米の塊に打ち当てる。水に浸けたしゃもじで時々裏返す。
昔は何処の家庭でもお正月が近づく年の瀬28日には臼と杵を使って家族みんなでお餅つきをしていたのを思い出す。杵を振り下ろす力強い父の姿と手に水をつけてひっくり返していた母の姿が浮かんでくる。“さいとう”・木製の大きな浅い餅受けたらいの周りで子供達は一生懸命お餅を丸めたのである。楽しかったなぁ~。木臼が石臼になり機械文明が発達し餅つき機が誕生し、いろいろ便利になってあの頃の古き良き時代の風景は消えた。
          (画像はクリックすると拡大する)
ところで、トロトロしているとお餅の量が少ないので冷めるのが早く、彼に応援を頼んだ。
つぶつぶが無くなれば良さそうと思いストップし、小分けして手のひらで押さえてこうじうたに並べた。先日お店で買った五穀米のお餅の形を思い出すと丸める必要はなく伸ばしただけ。彼が作った物と私のはバラバラで彼に笑われたが、気にしない気にしない・・・・・(笑)

焼いてお醤油を付けて先ずはおひな様にお供えして「どうぞ 召し上がれ!」。そして私も食べてみると美味しい!やった~!外はプチプチ内はふんわり、この触感がたまらないんだよナ。(笑)
大成功!これならいつでも気が向けば、彼と二人のおやつが作れそうで満足満足。。。。。。。。。
                          
                                                彼女とすり鉢にありがとう!