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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

おはなし音楽会

2010-12-25 | 日記
12月25日(土)    
    クリスマスの日
朝、窓の外は粉雪が舞い散っていてとても寒かった。でも嬉しく思ったのは私一人ではなかっただろう。 ホワイトクリスマスにはやっぱり雪が降ってほしいよね。 やまと城ホールが建って来年は10周年を迎えるという記念に、大和郡山市立図書館主催の「おはなし音楽会」があり、沢山の子供も大人もこの日を待っていたはず。
絵本『ぞうのババール』(ジャン・ド・ブリュノフ作)の朗読がピアノ演奏と共に楽しめるという素晴しい企画であった。
                                              (写真はクリックすると少し拡大する)
ふと40年も昔の我が家のクリスマスを思い出してしまった。当時としては「クリスマスなんて外国のお祝い事なんだから云々」という意識を持ちながらも、娘を喜ばせる為にそれなりに大きいツリーを買い、ローストチキンは無くてもハムやソーセージや卵焼きそれにケーキや果物等とソレらしき雰囲気料理を大皿に並べ、三角帽子をかぶった家族全員はシャンパンを開け、ジングルベルを歌っていたなぁ・・・・・時は流れ、いつしかクリスマスは外でするものと変わっていた。

さて午後2時、開演。館長さんのにこやかなご挨拶は、私達をスッとクリスマス会の楽しい雰囲気に誘ってくださった。
最初に、大きな大きな大きな紙に書き写された谷川俊太郎の詩「うんこ」を参加者全員で群読した。なかなか面白く人それぞれに奥の深い詩と思うので、書いておこう。(横書きでヨコに詠もう)

   ごきぶりのうんこはちいさい  ぞうのうんこはおおきい
   うんこというものは  いろいろなかたちをしている
   いしのようなうんこ  わらのようなうんこ
   うんこというものは  いろいろないろをしている
   うんこというものは  くさやきをそだてる
   うんこというものを  たべるむしもいる
   どんなうつくしいひとの   うんこもくさい
   どんなえらいひとも  うんこをする
   うんこよ  きょうも
   げんきに  でてこい

特に最後の2行はみんなの願いかな、力強く声を大にして読むことになった(笑)
子育てママには我が子に対する毎日の切実な願いのはず。。。。。この笑いでみんなの気分がいっそう和らいだ。

「ぞうのババール」の朗読が始まった。ピアノ演奏が効を成し、会場は素敵な雰囲気に包まれて物語の世界に変わっていた。お話が終わっても静かな余韻が残っていたなぁ~。
「あかはなのトナカイ」「ジングルベル」を「きらら合唱団」の方々のきれいな歌声にリードされてみんなで合唱したり、子供達によって飾り付けられたブラックパネルのツリーが照明の消えた中で浮び上がるのを見ながら「きよしこのよる」の歌も歌ったね。

会場を後にされた人たちの顔は皆ほっこりと幸せそうだった。この日の感動を胸に本好きの子どもがきっと育ってくれるだろう。図書館のボランティア関係者としてお手伝いに入っていた私も、なんと40年ぶりに“クリスマスというもの”を楽しませてもらった一日であった。
因みに絵本はぞうのババールが結婚して象の国の王様になるところでお終いだったが、ご紹介のあった「ババールのしんこんりょこう」、「おうさまババール」、「ババールのこどもたち」、「ババールとサンタクロース」を読んでみたいと思う。
人生ならで象生(?)が描かれていて生き方に共感するところが有るかもしれないなぁ~・・・・・     

奈良マラソン2010

2010-12-06 | 日記
12月5日(日)
平城遷都1300年記念
   奈良マラソン2010
   気温16℃  湿度48%  南南西の風、マラソンには絶好の日和

奈良県内初の公認フルマラソンという事で、娘達の旦那二人がエントリーしていた。一人は若かりし時の趣味が走ること、一人は陸のスポーツには縁遠い泳ぎの名手。我が家にとっては一大事件が発生したかの思いで4日夜、両家族を迎え、我が家は10人になった。

8寺30分近鉄奈良駅に沢山の人が降りたち、高円交差点から歩く人の数は鴻ノ池陸上競技場が近づくにつれドンドン増えて、「すごい人やなぁ~」と言う声があちこちから聞こえてきた。こんなイベントを観に行くのは初めての私もこの時点で既にビックリしていた。
フルマラソン40キロ(42.195km)にはなんと10997人、10キロには4481人、5キロには2282人、ジョギングには1181人のエントリーがあったらしい。
幸いスタート地点に辿り着くことができた。
開会の挨拶が始まった。子供達はせんと君に興味があり、大人達はシドニー五輪女子マラソンの金メダリスト・高橋尚子さんをひと目見たいと、左写真・こんな様子であった。
9時スタートの瞬間がきた。Aグループからの出発でFグループHグループの時には二人の姿を確認しようと私の目は皿になった。高橋尚子さん ことQちゃんは列の最後から「行ってきまぁ~す!」と元気よく駆け出された。皆、嬉しそうに張り切って出発!
                      (写真はスリックすると拡大する)
その後、私は油阪で待機していている家族と合流。さすが子ども達は沢山のランナーの中から目ざとくパパを見つけて声援を送ったという。

次に8人はJRで天理に移動。山の辺幼稚園前交差点で待つことにした。天理大学の前のかなり厳しい長い坂、行きは下って折り返し登ってきたランナーさんのほとんどには疲れが見えていた。「30キロしんどいわ!でも未だいけるわ!」と友人の声援に手を振って答えながら走っている女性が居て、頼もしきかな!!


再びQちゃんの声が聞こえてきた。行くランナー帰ってくるランナーにハイタッチをしながら声援を送っていられた。沿道の皆はその姿に釘付け!この間、愛する我が応援するランナーを見過ごしてしまった人が居たかもしれないぞ。(笑)
このハイタッチで元気を取り戻し走り続ける勇気が出たのだろう、笑顔が増えた。

二人のパパが家族の声援に答えて走り過ぎた後、私達は再び鴻の池に向かい、フィニッシュの瞬間を待つことにした。
競技場近くの緩やかな坂の途中に掲げられた『後1キロ』の標識の所で足が吊ったのか苦しそうによろよろと倒れた人がいた。沿道の声援をどんな思いで聞かれていたことだろう・・・・・私も涙が出そうになった。。。。。

競技場の入り口では、「後200メートル、頑張れ!頑張れ!」の声援が飛び交っていた。ほとんどの人が苦しくもホッとされたのだろう、いい表情をしていられた。歩調もゆっくりに調整され、安定してきた。
                 

陸のスポーツに縁の無かったパパはこの1年間練習を積んだ甲斐あって4時間41分52秒で完走。走りが得意だったパパは今は坐骨神経痛に悩みながらテーピングをしての挑戦、それでも5時間25分26秒で無事完走できたのはさすがだね。よかったよかった。
二人のパパには古都奈良の景色を眺めながら走ったこの日がどうかいい思い出となりますように・・・・・子ども達にはパパの頑張った姿を覚えておいてね。
そして私達二人には楽しい思い出をありがとう。
            

Qちゃんのお陰で大いに盛り上がり、4000人のボランティアの人達の手際のいい働きでこのイベントは大成功に終わったようである。
ついでながら、優勝は23歳の男子で2時間23分16秒、女子では33歳の主婦 2時間49分52秒の記録だったようである。素晴しい!