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令和初のお正月はのどかに明けてお天気にも恵まれ気持ち良いスタートとなった。今年、遠方家族の帰省は見送りとなったが、それぞれに元気で良いお正月を迎えてくれたようで嬉しい。
元日はお節料理とお酒を楽しみ、2日は年賀状を書き、3日は名古屋に行き、4日と5日は一人で初詣をする事になった私。
温かい冬なので、植木鉢で育った綿の木の実で雪を降らせてみた。(笑)
1月4日(土)
橿原神宮は明治23年(1890)明治天皇によって創建、神武天皇(日本の初代天皇)と皇后を祀る神宮である。
御鎮座130年を記念して大鳥居が改修され新しくなった。表参道の第一鳥居と第二鳥居は我が人生で数十回くぐったが、お正月に一人でくぐるのは初めてかな?両サイドにずらりと並ぶ露店に目をやりながら色んな思い出を巡らせて歩いた。
外拝殿の大絵馬の前は立ち代わり入れ替わり記念撮影をする人で一瞬の間にシャッターを切るまでに時間がかかった。どうにか撮れて白砂を踏んで内拝殿に進む。が、ココでもお賽銭を入れて手を合わせる迄は並んで順番を待つ。三が日、それはそれは大変であっただろう。
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外拝殿で振り返ると本殿の千木の先が青空に映えていた。すがすがしい気持ちになり子(ね)歳絵馬を受けて、南神門を出た。それから深田(ふかだ)池に架かる橋を渡って参道に戻った。50年前、池に白鳥がいた景色が懐かしい。ふと私の目を引いた2羽の水鳥、種は違うようだが仲良く静かに浮かんでいた。
1月5日(日)
朝寝を楽しみ午後から久しぶりに三輪さんに出かけた。
こちらはマイカーでしか行った事がなく、一度電車で行ってみたくなったのである。JR三輪駅に降りると、こちらの参道も人人人で埋め尽くされていた。
大和の国一之宮三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)、本殿は無く拝殿からご神体の三輪山を拝む。御簾の向こうには結界として明神型の鳥居が横一列に三つ組み合わさった三ツ鳥居が設けられているそうだ。拝殿は鎌倉時代に創建され、現在のは寛文四年(1664)徳川四代将軍家綱公によって再建されたものらしい。(国重文)
鳥居の形には大きく分けると神明系鳥居と明神系鳥居があるんだよな。
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国造りの神様、大物主命(おおものぬしのみこと)の化身とされる白蛇が棲むと言われている大杉には卵が供えられ、手を合わせる人が絶えなかった。私もお山と大杉の参拝を済ませ、ねずみ絵馬を見てから、参拝の順を追って移動した。
いつものようにお神酒を頂き、願えば叶う大絵馬にお願いメッセージを書き、狭井神社(さいじんじゃ)と久延彦神社(くえひこじんじゃ)へ向かった。
そうそう狭井神社は、ご神水を頂けて健康と病気平癒の神様であるよな。
昔、三輪山登拝の折、こちらでお祓いを受けスタートしたのを思い出す。
久延彦神社へは「大美和の杜展望台」に立ち寄り、ささゆり園の傍を通り小高い丘へと、細い道を上がったり下ったりして到着した。神社には知恵が大そう優れておられる神様・久延毘古命(くえびこのみこと)が祀られているそうだ。『古事記』にこの神様は世の中の事をことごとく知っている智恵の神様だと記されていて、霊験あらたかな神社のようである。私は初めてであったが、やはり沢山の人が来られていた。
木彫りの『知恵ふくろう』が置かれていた。フクロウは知恵の霊鳥だそうで、「不苦労」とか「福来朗」と書かれ大変好かれているとのこと。ホントとても可愛くて私も思わず”なぜなぜ”させてもらった。
展望台からそして久延彦神社からは、大和三山や遠くは二上山、葛城山、金剛山を背景に三輪神社の第一大鳥居が見えて至極感動的である。( 耳成山が近い。)
それから余談になるが、初めて乗ったこの沿線の電車は2車両ワンマン列車で、ドアの開け閉めにこのような告知板が貼られていて驚いた。緑のランプが点灯して押すと開いて嬉しかった。(笑)