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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

伊勢本街道ー11

2012-08-22 | 日記
気温34度の猛暑!伊勢本街道・山粕から敷津まで歩いてきた。約12キロ/約4時間(ランク★★)ということで、今回は「奈交バスハイク」を利用した。この「バスハイク」は長谷から始まって今回は第三回目になるらしい。
大和八木駅に集合。あの山粕東口バス停近くのスタート地点から歩き出したのは午前11時であった。

なんと鞍取峠(標高590m、上り約500m、下り約800m)の上りは急勾配!歩き初めの急勾配はキツい。58名参加の皆さんは健脚の方ばかりのようで、ご迷惑を掛けないようにしなければと私も頑張った。ある方曰く「しんどいけどもう直ぐ頂上です。峠を下りるとアスファルトの道なのでそちらの方がしんどいですよ」と。成程そうかも・・・炎天下のアスファルトは確かにしんどいよナ。峠は涼しかった。
        
ちなみにこの鞍取峠について案内板の説明を引用しておくと:
  本街道の難所の1つである鞍取峠は、倭姫の命が心鏡を奉じて伊勢に出られる道中、
  この険しい坂で鞍が飛び「鞍飛坂」といっていたのが後に鞍取坂と呼ばれるように  
  なったそうです。
  又、民謡に「お伊勢参りして こわいとこどこか 飼坂 櫃坂 鞍取坂 鶴の渡か 宮川
  か」と伝わっています。

下りの途中に江戸時代宝永8年(1711年)に建てられたという石塔「浄空欣了法師塔」があった。ここ御杖村桃俣(もものまた)の大飢饉の折に人々に施しをした人の供養塔だそうだ。
     (画像はクリックすると拡大する)


白鬚稲荷神社に来た。数十段の階段を下りると石の鳥居があって、隣は休憩のできる民家。それからR369を渡って青蓮寺川に沿って2km程行くと春日神社に来た。地名は御杖村土屋原という所だそうだ。境内に「ラッパイチョウ」と言われる保護樹木指定の銀杏の大木があった。普通の葉にまざってラッパのような筒状の葉があるというので探してみたが残念・・・・・
            

12時半、御杖村民運動場でお弁当の時間となった。そして午後1時出発。
御杖村堂前という所に来て、「右 はせ 左 いせ」の道標も確認。それから2km程歩いたか、今日の2つ目の峠・桜峠の入口にさしかかった。牛舎があって牛が顔を出していた。本街道旅人を何百人と見送ってきたような慣れた顔でじっとこちらを見ていたね。
桜峠は約700m、それ程の勾配は無く林を抜けると間もなく御杖小学校のドームが見えて来る。円形のモダンな校舎、円形の中央が体育館になっていて、周りに教室が並んでいるそうだ!!!運動場はとても広かったしプールにはきれいな水が張られていた。

           

ふと見ると目の前に奈交バスが停まっている。
ギブアップの人はここで乗車してゴール地点の敷津の「道の駅伊勢本街道御杖」で皆さんを待つことになっているらしい。迷った・・・・・残りの距離を尋ねると6kmぐらという。「後はほとんどアスファルトの道が続くので無理をしないようにして下さい。」添乗員さんのこの言葉に決心をして、ただ一人であったがバスのお世話になることにした。

10分程で到着。1時間30分ほど待つことになるというので、頭を切り替えて、「姫石の湯」(ヒメセキノユ)でゆっくりすることにした。「湯」では思いのほか楽しくのんびり過ごすことができてよかった。
まもなく皆さんのご到着。お疲れ様でした。


菅野(すがの)~神末(こうずえ)~敷津(しきつ)までの数か所を彼の写真で追っておこうと思う。
           
   安能寺山門     民家の軒下に注目      四社神社     伊勢本街道の銘有り

           
   牛峠入り口      太神宮燈籠と道標     菅野村行悦の道標と首切地蔵
 
左の写真遠景は三重県の津市三杉町にある大洞山(おおぼらやま)だそうだ。
伊勢本街道も間もなく奈良県を抜けることになる。大阪の玉造から発して暗峠を越えて奈良県に入り山粕迄は彼と二人で歩いた本街道、今回は団体さんのスピードに付いていけず温泉を楽しむ始末となったが、この続きはどうしようかな・・・・・               

青川峡キャンプ

2012-08-19 | 日記
「暑い!暑い!」と言いながら明け暮れて、このページも随分ご無沙汰してきた。『ロンドンオリンピック2012』の開会式(7月12日)から閉会式(8月12日、8時間の時差で日本では8月13日だったよね。)までのテレビ中継で目覚め時間の不規則な生活が続いた後、お盆の行事があって、その後娘達家族の帰省があって、2泊3日のキャンプが続いて、今日やっと気ままな自分の生活リズムが戻ってきた。長い睡眠時間を必要としたけれど健康だけが取り得の私、なにが無くても健康が一番!と改めて感謝する次第である。
さて、何を残しておこうかな・・・・・やっぱり楽しかったキャンプの思い出を3日遅れで投稿しておこうと思う。

  8月16日(木)
三重県にある青川峡キャンピングパークに着いたのは午後1時30分。沢山の赤とんぼが飛び交い、鉱山跡の大きな岩山が周り緑一色の景色を引き立てていた。鈴鹿山脈と青川に囲まれた広い敷地にはテント・カーサイトやログハウスやコテージ等いろんな形態を満たす設備が有り、とても気持ち良い空間でゲートをくぐるや楽しい気分になった。
早速、私達総勢10人皆でテント張りを始めた。二人のパパはてきぱきと手際よく作業を進めてくれてテントが完成。
         

じいちゃんと大志君は川遊びに川へ。私も後を追った。それから「あゆのつかみ取り」イベントに参加。人工の「じゃぶじゃぶ池」に放たれた鮎やニジマスを追っかけて捕った魚は1匹250円で買取り、夕食の魚にするのである。
大人も子供も夢中で魚を追っかける。じゃぶじゃぶ水音に混じってあちらこちらに歓声やら笑い声やらそれはそれは熱気あふれる楽しい時間であった。
お姉ちゃん達が捕まえた魚を横目に捕れない歯がゆさで気分を損ねていた太志君も最後にはやっと捕まえることが出来て笑顔になった。どうか1匹捕まってくれますように・・・と祈る思いで見守っていた私達も思わず拍手喝采、ホットしたね。(笑)
4年前だったかな?八ッ風キャンプ場で遊んだあの時よりも大漁(笑)で合計7匹!ニジマスは葵ちゃんのお手柄だったよな。鈍な私に捕われるような魚はいなくて、バケツに入れられたニジマスをもらってカメラにポーズした哀れな私でありました。
          

バーベキューの先ず最初に捕れたての魚が網に載せられ、備長炭の直火で焼き上げられると最高!こんなに美味しいニジマスを食べたのは初めてだった。山の谷間から吹く涼しい風にビールやワインが一段と美味しく感じたし、ヒグラシの鳴き声が素敵な生演奏に聞こえたし、高級ホテルさながらの贅沢気分の夕食タイムであった。
皆んなのお腹も満足した頃、空にはきれいな星がいっぱい輝き出した。久しぶりに見た満天の星!に感動!「あれが北斗七星だよ云々」と華奈子ママの説明に小2の太志君は確認できたかしら?

許された敷地の一角に沢山の家族が集まりそれぞれ持参の花火を楽しんだ。「綺麗だね!キレイだね!」。花火の光に照らされたあの笑顔この笑顔は夜空の星に劣らず暗闇の中で輝いていた。いつものようにお開き合図の線香花火で終了。
テントに戻るとパパは氷屋さんに早変わりして“かき氷”を作ってくれた。「ばあちゃん イチゴシロップにしますか?メロン?それともマンゴー?」孫に問われて迷った私は虹のシロップをお願いし、皆んなに大笑いされたがおいしかったよ。山の中で“かき氷”とは本当に思いもよらず御馳走さまでした。

      (画像はクリックすると拡大する)

こうしてキャンプ第一日目は眠る時間となった。
お風呂は集中してママ達は順番10人待ちだという。夕方明るい内に入浴をと優遇されたばあちゃん・私はゆっくりのんびりお湯に浸からせてもらっていたので、すみません、そのままテントの中へ。。。。。



  8月17日(金)
キャンプ二日目朝6時半、すがすがしい目覚めをしてテントの外へ出るとひんやりとした澄んだ空気がとても気持ちよかった。
朝食はパン・サンドイッチにジュース果物、ジャガイモのソテーもおいしかったね。ばあちゃんはホットコーヒーをもらったよ。じいちゃんはアツアツの“煮抜卵”を作ってもらって大満足。パパは「ニヌキタマゴ?!」って笑うけど、関西人にとっては子供の頃からの栄養ある“おやつ”なんだよ。でも年寄りだから喉を詰めないようにネと心配している私の気持ち、解っているのかなぁ?・・・(笑)

朝食の後は草笛の得意な由紀子ママがこども達にコツを伝授。どの子も直ぐに上手になったよな。子供って、本当に習得が早いよ。
川へスイカを冷やしに行って、帰りには炭焼窯で木工遊びが出来るというので思い出の作品作りに挑戦した。1時間あまりが過ぎてそれぞれの作品を手に記念撮影。「それぞれの性格が出ているなぁ~。」とシャッターを切りながらじいちゃんは言っていたけれど・・・ホント私もそう思ったよ。
この間パパ達は日常から解放され、すがすがしい緑の自然に癒されてゆっくりしてくれたかな。。。。。

昼食は焼きそば&ビール、なんとこれはよく冷えた「アサヒ ジャパンゴールド」?!。日本にゴールドをとロンドンオリンピック日本代表応援商品期間限定のお酒だそうで、オリンピックと聞けばなにかしら嬉しくなるこの発泡酒!少し色濃い液体は美味しかったね。(笑)
テーブルには小さいパティシエ・孫たちが作ってくれたホットケーキも並んでいて御馳走さまでした。

スイカも冷えたので、スイカ割りが始まった。
「もう少し左 もう少し右 もう少し前」と誘導されても、目隠をしていてはなかなか歩きづらいもの。それにこども達の弱い力では命中しても割る事叶わず、ついに誰かが地面を叩いて棒が折れてしまったね。それではと進み出た俊哉パパの空手チョップで見事割れたスイカは程よく甘く、「このスイカこそ“当たり”だったよね」と大笑い。よかったよかった。

        午後3時も過ぎて「さぁ ナイアガラの滝の前で皆んなで写真を撮ろうよ。」と川に出かけた。ナイアガラの滝?そう・・・これはカナダに行った時ナイアガラの滝を遊覧したのを思い出した私の冗談なんだけど、(笑)とっても良い写真が撮れて満足満足。

シャボン玉飛んだ。「うわぁ~ きれいだね!」
「頑張れ! 未来のホープ!」
                  

買い物に出かけてくれたママ達からの電話「今夜の夕食はハンバーグにします。なので炭火を頼みます。」というので、勤パパは「おいおい ならばもっと早くに言ってくれよ」と急いで備長炭を取出してくれた。私はお米を洗っておきましょう。
子供達もお手伝い、小さい手で丸めてくれたハンバーグ(感心感心!)は美味しく焼けた。えっ!鶏の手羽も焼くとこんなに美味しいのね。ミニトマトを焼くなんて知らなかったわ!?若い家族の食生活に驚くこと多し。私もいっぱい勉強になった。
“お好み焼き”も“焼きおにぎり”も!と10人大家族の食事作りは大変だ。ママ達本当にお疲れ様。
      子供達の今夜のお楽しみはトランプのようでした。

昼間に少しの通り雨があったけれど何の支障もなく天候に恵まれた一日で楽しかったね。おやすみなさい。


  8月18日(土)
キャンプ三日目、朝食の後ゆっくり休憩をしてからテントの片づけ作業。青川峡に名残惜しや12時にチェックアウトした。


「今から桑名市民プールに行きます。水着持参OK?」とママの声に孫達は元気いっぱい「は~い!」の返事。私も小さくOKサインを出した。決して泳ぎに自信があるわけでもなく、泳ぎたいと言うよりは桑名市民プールを見てみたいという気持ちで取敢えず着替えをした。
50mプール、25mプール、流水プールetc.は沢山の人で賑わっていた。水量は少な目にしてあったので、興味津々50mプールに足を入れてみた。水量の少ないのが私には幸いし、しんどくなったら止まればいいんだということで、挑戦してみる気になった。

クロールでゆっくり泳ぎ出した。25mは過ぎたよな・・・・・どうしようかな・・・止まろうかな・・・もう少し頑張れそうだけど・・・とその時、「泳ぎ」というものを初めて教えて下さった先生のお顔が浮かんできた。元気が出てきた。そして続けることにした。ついにプールの縁が見えてきた。ヤッター!!息はハーハーしていたけれど感激である。顔を上げるといつの間に来ていたのか?ママや孫たちがプールサイドで拍手で迎えてくれた。びっくりして再び感激して私も思わず自分で拍手していたよ!(笑)

クロールで成功だから、平泳ぎなら大丈夫!なぜなら息継ぎが楽だから、ということで
勇気を出して挑戦したところ泳ぎ切れて嬉しかった!
それなら好きな背泳ぎはもっと楽?となるところであるが、青空の下では見事にゆがむ事を先ほど25mプールで体験済みだったのである。。。。。

私の事をいつも「鈍くさい 鈍くさい」と口癖のように言っている彼も驚いた眼差しを向けていた。ちょっといい気分になった。でもやっぱり私は鈍くさい事自分でちゃんと認めているからね。。。。。

こうして2泊3日のスケジュールはすべて終了、「歌行燈」で食事を済ませ、遠い家族を見送った。気をつけて帰ってね。
オリンピック2012年の夏休みの思い出は私達家族の胸にいつまでも残ることだろう。