彼の希望で去る24・25日は和歌山の橋杭岩に行ってきた。疲れもほぼ回復したので、忘れないうちに3日遅れの日記を書いておこう。
4月24日(月)
JR紀勢線「くろしお」に乗って午前11時05分、本州最南端の駅・串本駅に到着。「 ここは串本向かいは大島~♬ 」、歌の続きは出て来ないけれど楽しい気分になった。(笑)
橋杭岩までタクシーを利用、ワンメーター余りで串本駅から近かった。海の無い県に住む我々には和歌山の解放感が即伝わて来た。
先ずは昼食、列車内で口にした”おやつ”で空腹感は無く”天ぷらそば”でお腹いっぱいになった。(笑)「はし杭」の生そばは想像以上に美味しかったよ。
目の前に並んだ大小の直立した奇岩は一列状態で遠くまで続いていた。1500万年前から海の浸食によって造られたという自然の造形は実に壮観であった。伊勢大島に向かって長さ約850m、数約40個らしい。まるで橋の杭の様なのでその名が付いたとか。
丁度干潮の時間帯で幸いした。彼は迷わず大きな岩まで進んで行ったので大声で呼んでみると、小さくなった彼は振り返って手を振った。(笑)
私は少々躊躇していたが、こんな機会に恵まれたのだから、と勇気を出してむき出しになった海底に足を踏み入れた。
更に勇気が出て来て中程に見える緑の島(弁天島)まで行ってみたくなった。同じ気持ちの人が2・3人、はるか向こうに歩いて行く姿があった。念の為、浜で作業している人に確かめると「行けます。大丈夫!」と言われた。
硬くて黒い泥岩がデコボコに敷きつまり、所々で水を貯めていた。白砂の部分には波跡が残り、綺麗な波紋が広がっていた。ピンク色した2枚貝が口を半ば開けていたり、巻貝が線を描きながらゆっくり動いていたり、海の生き物達も干潟を楽しんでいる様だった。
(画像はクリックすると拡大する)
島の緑の中に赤い鳥居があって見上げると、黄色い花が綺麗に咲いて揺れていた。
側には岩が積み上げられていて登ることが出来た。そして鳥居の脚元に赤い賽銭箱が置かれていた。慎重に頑張ってお賽銭を入れたら胸がスッとした。
祀られているのは蛭子大明神とか、岩が御神体なのだろう、奥は岩が連なっていた。
ふと思いだした小豆島の「エンジェルロード」、干潮時に現れ向かいの島(中余島)まで歩いて渡れる砂の道を歩いた時の感動を未だに覚えているのだが、今日の気分もなかなか良かった。
宿泊は「大江戸温泉物語南紀串本」(北緯33度28分 東経135度47分)で、窓の外には大島と本島潮岬を結ぶ白い「くしもと大橋」が青い海に浮かんで見えた。
慣れぬバイキングの食事もそれなりに楽しかったし、マグロ解体の見事な実演を目の前でゆっくり見ながら動画も撮れて嬉しかった。
翌35日(火)
午前9時45分、ホテルの送迎バスで今日は串本海中公園(正式には海域公園と言うらしい)に行った。
水族館&海中展望塔+海中観光船の3つセット券を購入した。
水族館はまるで海の中!水の透明度は抜群!岩場に成長するサンゴの群生(テーブルサンゴが多かった)の合間をカラフルなそして奇妙な魚たちが自由自在に動き回っていた。時間が有れば何時間見ていても飽きないだろう。(笑)
こちらは温かい黒潮の波に乗ってやって来る魚が多く、全国数ある水族館の中でも特に素晴らしいとの評判らしい、確かにかつて見た事のないのがいっぱい居た!
トンネル式の大水槽を潜り抜けるとウミガメパーク、プールには大きな海亀が数匹ゆったり泳ぎ回っていた。じっと見ていると、昔話の浦島太郎の様にこの亀の大きな背に乗って竜宮城へ行ってみたくなったよ。(笑)
その後、半潜水型海中観光船「ステラマリス」に30分間乗船して船底の窓から自然の海の中を覗いた。群れて泳ぐ小魚達を見ていると ≪ いずれ漁師さんの網にかかるんだ・・・》と、水族館の魚を見ている時とは違った感情が湧いてきて現実に戻った。
沖合140m、水深6mの海中展望塔では円形の窓から覗いた景色の綺麗さに感動した。
ちなみに難しい話だが、サンゴ礁が育つ環境は熱帯や亜熱帯の浅い海で赤道を中心におおよそ北緯30度から南緯30度あたりらしい。串本の海は温帯に属するためサンゴ礁は形成されないが、その海域での世界最北のサンゴ群生地として重要視され、水鳥や魚類・植物などの生態系を守る為に結ばれた国際的な条約「ラムサール条約」に登録されているそうだ。
最後に展望塔の出口でグレ(メジナ)に餌やり体験をした。餌は200円で購入、遠くへ放り投げても一瞬にして勢いよく一斉に追いかける魚達に生きる元気を貰った。(笑)
いよいよ帰る時間がせまり海中公園レストランでマグロ丼を食べ、タクシーを呼んで串本駅に向かって家路についた。童心に返って串本の海で遊んだ思い出、終生忘れない2日間であった。
4月24日(月)
JR紀勢線「くろしお」に乗って午前11時05分、本州最南端の駅・串本駅に到着。「 ここは串本向かいは大島~♬ 」、歌の続きは出て来ないけれど楽しい気分になった。(笑)
橋杭岩までタクシーを利用、ワンメーター余りで串本駅から近かった。海の無い県に住む我々には和歌山の解放感が即伝わて来た。
先ずは昼食、列車内で口にした”おやつ”で空腹感は無く”天ぷらそば”でお腹いっぱいになった。(笑)「はし杭」の生そばは想像以上に美味しかったよ。
目の前に並んだ大小の直立した奇岩は一列状態で遠くまで続いていた。1500万年前から海の浸食によって造られたという自然の造形は実に壮観であった。伊勢大島に向かって長さ約850m、数約40個らしい。まるで橋の杭の様なのでその名が付いたとか。
丁度干潮の時間帯で幸いした。彼は迷わず大きな岩まで進んで行ったので大声で呼んでみると、小さくなった彼は振り返って手を振った。(笑)
私は少々躊躇していたが、こんな機会に恵まれたのだから、と勇気を出してむき出しになった海底に足を踏み入れた。
更に勇気が出て来て中程に見える緑の島(弁天島)まで行ってみたくなった。同じ気持ちの人が2・3人、はるか向こうに歩いて行く姿があった。念の為、浜で作業している人に確かめると「行けます。大丈夫!」と言われた。
硬くて黒い泥岩がデコボコに敷きつまり、所々で水を貯めていた。白砂の部分には波跡が残り、綺麗な波紋が広がっていた。ピンク色した2枚貝が口を半ば開けていたり、巻貝が線を描きながらゆっくり動いていたり、海の生き物達も干潟を楽しんでいる様だった。
(画像はクリックすると拡大する)
島の緑の中に赤い鳥居があって見上げると、黄色い花が綺麗に咲いて揺れていた。
側には岩が積み上げられていて登ることが出来た。そして鳥居の脚元に赤い賽銭箱が置かれていた。慎重に頑張ってお賽銭を入れたら胸がスッとした。
祀られているのは蛭子大明神とか、岩が御神体なのだろう、奥は岩が連なっていた。
ふと思いだした小豆島の「エンジェルロード」、干潮時に現れ向かいの島(中余島)まで歩いて渡れる砂の道を歩いた時の感動を未だに覚えているのだが、今日の気分もなかなか良かった。
宿泊は「大江戸温泉物語南紀串本」(北緯33度28分 東経135度47分)で、窓の外には大島と本島潮岬を結ぶ白い「くしもと大橋」が青い海に浮かんで見えた。
慣れぬバイキングの食事もそれなりに楽しかったし、マグロ解体の見事な実演を目の前でゆっくり見ながら動画も撮れて嬉しかった。
翌35日(火)
午前9時45分、ホテルの送迎バスで今日は串本海中公園(正式には海域公園と言うらしい)に行った。
水族館&海中展望塔+海中観光船の3つセット券を購入した。
水族館はまるで海の中!水の透明度は抜群!岩場に成長するサンゴの群生(テーブルサンゴが多かった)の合間をカラフルなそして奇妙な魚たちが自由自在に動き回っていた。時間が有れば何時間見ていても飽きないだろう。(笑)
こちらは温かい黒潮の波に乗ってやって来る魚が多く、全国数ある水族館の中でも特に素晴らしいとの評判らしい、確かにかつて見た事のないのがいっぱい居た!
トンネル式の大水槽を潜り抜けるとウミガメパーク、プールには大きな海亀が数匹ゆったり泳ぎ回っていた。じっと見ていると、昔話の浦島太郎の様にこの亀の大きな背に乗って竜宮城へ行ってみたくなったよ。(笑)
その後、半潜水型海中観光船「ステラマリス」に30分間乗船して船底の窓から自然の海の中を覗いた。群れて泳ぐ小魚達を見ていると ≪ いずれ漁師さんの網にかかるんだ・・・》と、水族館の魚を見ている時とは違った感情が湧いてきて現実に戻った。
沖合140m、水深6mの海中展望塔では円形の窓から覗いた景色の綺麗さに感動した。
ちなみに難しい話だが、サンゴ礁が育つ環境は熱帯や亜熱帯の浅い海で赤道を中心におおよそ北緯30度から南緯30度あたりらしい。串本の海は温帯に属するためサンゴ礁は形成されないが、その海域での世界最北のサンゴ群生地として重要視され、水鳥や魚類・植物などの生態系を守る為に結ばれた国際的な条約「ラムサール条約」に登録されているそうだ。
最後に展望塔の出口でグレ(メジナ)に餌やり体験をした。餌は200円で購入、遠くへ放り投げても一瞬にして勢いよく一斉に追いかける魚達に生きる元気を貰った。(笑)
いよいよ帰る時間がせまり海中公園レストランでマグロ丼を食べ、タクシーを呼んで串本駅に向かって家路についた。童心に返って串本の海で遊んだ思い出、終生忘れない2日間であった。