gooブログはじめました和!

写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

奈良漬け&吊るし柿

2014-11-24 | 日記
秋晴れの大変気持ちのいいお天気続きで奈良・京都各地の紅葉名所は人人人で大変な混み様のようだ。テレビ画面に映る紅葉名所の画像を見ると、出歩きまくった昔が懐かしい。目を閉じると瞼に浮かぶあちこちの紅葉景色、綺麗かったなぁ~
そんなエネルギーは今何処に・・・・・今の私は「花より団子」に凝っているところ。(笑)

  11月24日(月)
初挑戦した手作り奈良漬を朝食に試食してみた。予想以上に美味しかった。そして朝のティタイムに手作りの干し柿を試食して、これ又美味しくて感動し、日記を書く事にした。
来年の為、今年の過程を整理復習しておこう。

それは8月22日、高専文化講座の帰りに見つけた純米吟醸の酒粕が私の好奇心を揺すった。
白ウリの季節は終わっているので、キュウリを主にしてニガウリとシマウリを少しずつ準備した。添付のレシピ通りに進めることにしたところ先ずは塩漬け作業、塩をたっぷり使って2週間を目安に野菜の水分が抜けてしんなりするまで漬ける。塩が野菜に入り込み易いように、キュウリは新鮮な物、収穫したその日にと書いているが農家さんでない限りちょっと無理だよな。どうしても翌日になるなら水を張った桶に入れると良いとある。へぇ~・・・急がなくちゃ。。。。。

「三度漬け」をするが、9月1日に粕に漬け込む事一回目。一度漬けは塩抜きが目的らしい。この日から約20日で新しい粕に着けるのが二度漬け、それから約20日後に新しい粕に着けて三度漬けになるらしい。要するに塩漬けをした後20日間隔で三回漬け替えして、その後20日程で食べられるわけだ。私は9月28日に二回目をし、10月末に三回目をして今日に至った次第。

吟醸酒の酒粕は柔らかくて甘みもあるので砂糖や焼酎等一切使わなくても、こんなに美味しく漬かるんだ!本当に美味しいよ。私は塩気を含む2回目の粕を冷蔵庫に保存していて、生の秋鮭を漬け込み焼いて“おかず”にしているけれど とっても美味しい。一石二鳥の喜びに浸れる奈良漬作りに満足満足。来年は白ウリにも挑戦してみようと思っているので楽しみだ。


さて、干し柿=吊るし柿の話。
これは11月12日の事だった。渋柿の江戸柿一箱1800円也を目にして、これは安い!と即座に買って帰った物。テレビを見ながら皮むきをし、彼に手伝ってもらって棹に吊るした。あれから雨の日は無く、4・5日前にモミモミをした時にはいい按配に干されているのが判った。そして今日、色も茶色くなり始めて甘くなってきた様なので味見をしようと1つ摘んで庭に降りた。

その時、チュンチュンチュンチュン チュンチュンチュンと雀の鳴き声がしたかと思うとその鳴き声はたちまち大きくなって、見上げると電線の上の雀の数がどんどん増えてきた。あれぇ~!??? そして次の瞬間鈍な私だが気が付いた。美味しくなった柿を見つけた雀が仲間を呼んでいるんだと。「おぉ~い 美味しい物みつけたぞ。沢山あるよ。みんな早くおいでおいで!」「何処どこ ホントだ。美味しそうだね。みんなお出でよ。早くはやく!」ってね。

私はお茶を入れて椅子に腰かけようとしていたが、お茶どころではない。どうしょうかと慌てた。犬や猫ではないので大声を出してもダメだろうし・・・と。そして思い出した。南天の赤い実をすっかり食べられてしまってお正月花に困った年にお友達が教えてくれた防御法、CDを吊るすと良いという事を。あっそうだ!あのCDだと、パンパンパンと鉄砲ならで手を叩いて彼らをビックリさせてからCDを取りに走った。そして彼らが戻ってこない間に大急ぎで棹に掛けた。紐をつけてしまってあったので5・6分で完了。

         (画像はクリックすると拡大する)

CDは風に揺れてクルクル回り太陽の光を受けるとキラキラ輝き、ガラス戸に反射し流れて走る光線に私まで一瞬ビックリしたよ。2・3匹戻ってきた雀も仲間を呼ぶどころかすっと消えて行った。なんとまぁ~効果テキメン。危ないところだったが一件落着して私もゆっくり落ち着いて、満開の花を愛でながら干し柿をほおばった。柔らかくて大きくて中は甘くてとろとろ、もう4・5日もすれば全体がもっと茶色くなって最高に美味しくなるだろう。満足満足。。。。。
「ごちそうさま。」と言う事で、2つの労が報われた嬉しい日であった。

なにわ5つのリバークルージング

2014-11-01 | 日記
  11月1日(土
かねてより水都大阪と言われる大阪の街を川から眺める体験をしてみたかった。今日は生憎の雨だったが、予約済みなので出かけた。

偶然にも近鉄西大寺駅で停車中の観光特急「しまかぜ」を見た。伊勢神宮の式年遷宮に合わせ伊勢志摩への観光輸送用に製造され、昨年の2013年3月に運行開始以来大変な人気で、今年のブルーリボン賞を受賞したそうだ。証のブルーリボン装飾が施されていた。
正面6枚ガラスの多面体、車体爽やかなブルーがかっこいい!思わずシャッターを切った。先月の9月20日に京都発着も開始されたので、伊勢志摩に行く予定は無いものの一度は乗ってみたいよな。背伸びして車内を覗いてみるといかにも気持ち良さそうなシートが並んでいた。乗りたいなぁ~。
初めてアーバンライナーに乗った時以上の感動に違いない。時速320km、大阪難波駅~賢島駅まで約2時間20分、4810円也。
       (画像はクリックすると拡大する。)


クルージングは港町リバープレイス船着き場から午前10時の出発だった。屋根が無いと案内されていたのでレインコート持参で小雨を気にしなければ橋のデザイン等いろいろ撮るのを楽しみにしていたのに、屋根付きで更に雨粒いっぱいの窓越しの観光にはスタート時点からがっかりだった。が、ガイドさんがなかなかお上手で橋の謂れや秀吉及び江戸からの浪花変遷の歴史を交えた説明が非常に良かったのがお慰みだった。かろうじて撮れた数枚で“あらまし”を書き残しておこう。

最初にくぐるのは 道頓堀川の「深里橋」、次に「新戎橋」となるのだが、御堂筋より西側を歩く事はめったに無く、私には馴染みのない新戎橋だ。阪神タイガーズがリーグ優勝した年(1985年)に阪神ファンが道頓堀川に投げ込んだそうなカーネル・サンダース(ケンタッキーフライドチキンの創業者)の像が24年ぶりに見つかったのがこの橋の近くだと聞いたような気がする・・・

それから船は「道頓堀橋」を経て「戎橋」に近づいて来た。
先月の19日or20日だったか?・・・阪神タイガーズがセリーグで優勝したニュースが飛んでいた頃、熱きファンがやっぱり道頓堀川に飛び込んだという。危険なので飛び込み防止フェンスが造られ状況が変わったのに飛び込みたい人には効果はなかったようだ。今日のガイドさんの説明では、水は随分きれいになって魚も戻りつつあるらしいが泳ぐには未だ汚いとの事。私が学生だった頃即ち半世紀以上も前の大阪の水は臭くて飲めなかった記憶があり、大阪の水は汚いという印象が今尚拭えないのは哀しい事よ。

ところで、あの江崎グリコ看板はお馴染みのデザインになっていた。先月17日に私が見た時は未だ綾瀬はるかさんが両手を挙げていたのだが、あの日が最後だったらしい。今回の6代目看板は従来のネオン管からLEDになったそうで、さぞかし鮮やかなんだろうなぁ~・・・

「えびす橋の欄干はお好み焼きのテコが並んでいるように見えるでしょう。」とガイドさんの声、でも私の席からは見えず諦めていたがふと横を向くと合体したテコが並んでいるのが見えた。正面は見えずともこれで幾分満足した次第。(笑)

次の「太左衛門橋(たざえもんばし)」は昔からの面影を残して今も木製だというので是非撮りたかった。船が京橋でUターンして戻ってきた時に彼が撮った画像を投稿しておこう。なので手前が太左衛門橋で背後が戎橋になっているが、日記の橋は逆方向に進んでいくよ。

次に続く「相合橋」(あいおいばし)と「日本橋」(にほんばし)を過ぎると川はほぼ直角に角度を変えて東横堀川になる。ここで知ったのだが、道頓堀川も東横堀川も秀吉が大阪城城下町を造るに当たり物資運搬の為に掘削した人口的な川・運河だそうだ。丁度阪神高速1号環状線高架の下を流れている。

川の長さは3kmもあるそうで濃人橋や平野橋他10本余りの橋を過ぎ、船は東横堀川水門【閘門(こうもん)】の前で停止した。目の前の青い扉が開いて船は閘室と呼ばれる前後が仕切られた空間に入った。後ろ手になったその扉が閉まってしばらくすると今度は目の前に在る青い塀が次第に沈み出した。否沈んだのではなくせき止められた水で閘室の水位が上がってきたわけだ。これで閘室の水位が上流の水位と同じになり船は前進することが出来るという仕組みだそうだ。無事水門を抜けた。
前進できない間は噴水で合図されるし、赤と青の信号も設けられている。成程!
身を乗り出してその様子を見守っていた皆んなは「へぇ~ こんなの知らんかったわ!」と口々にして感動していた。
私も外の景色が見れなかった無念さを解消するほど感動した。理屈じゃなくて体感出来たのがとても良かった!
              

皆んなの感動が冷めやらぬ間に「高麗橋」、「今橋」そして「葭屋橋」(よしやばし)を過ぎると川は土佐堀川に突入。中之島を見て右に曲がると中之島の東端で二岐になる堂島川にも伸びる長い3連のアーチ橋・「天神橋」をくぐり、船は大川(旧淀川)を走ることになる。
天神橋は大変親しまれている橋なので川の中からの画像を是非残したく、これも帰る方向から撮ったものであるが、投稿しておこう。

天満橋」が近づいてきた。左手に在る南天満公園には沢山の人が集まって賑やかだった。何かの行事があったのかな。
橋は2階建てで驚いた。突然トルコ・イスタンブールの金角湾に架かるガラタ橋を思い出したよ。あそこは1階にレストランが立ち並び、人や車の通行は2階だったがこちらはどうなっているんだろう。

橋の左手向こうに桜ノ宮公園の紅葉した桜並木が見え始めた。奥のほうに一瞬造幣局の建物の一部分も見えた。そして間もなく目の前にとても大きい綺麗な白い斜張橋・「川崎橋」を見て船は緩やかなカーブを描きながら右に進んだ。寝屋川の下流に来たらしい。「寝屋川橋」を過ぎ「京橋」を過ぎると大阪ビジネスパークに立ち並ぶ高層ビル群が迫ってきた。田舎者の私にはまるでここは日本ではないような錯覚さえ起きてしまったわ(笑)
「ツインタワーやわ!」誰かが嬉しそうに叫んだ。そういえば今はアベノハルカス300mが大人気だけれど、TWIN21が完成した時(1986年)は高層ビル(157m)が建ったということで大変話題になったよナ。日本経済のバブル期の象徴かもしれない。
あれぇ~私の関心が橋ではなくビルになっては困るので早く川に戻ろう。。。。。
        

いよいよUターン。
往きに見る事の出来なかった大阪城を見逃してはならないと私はしっかりカメラを握りその瞬間を待った。見えた!シャッターを押した!バカチョンカメラで撮れた写真は雨粒模様のただのこんな物、でも私にとっては嬉しい一枚なんだからね。(笑)
クルージング片道が終わり、復は左右の景色が違うと言っても気持ちは随分落ち着いたまま元の港町リバープレイスの船着き場に戻ってきた。
運河や川や道路が交差する都市、橋の数も数え切れなかったよなぁ~。これが水都市と呼ばれる所以か?確かになぁ~・・・・・

雨もすっかり止み、雨粒に囲まれた空間から解放されて大きく息を吸うと我に返ってにっこり笑顔。ガイドさんのお陰でいろいろ勉強させてもらえてよかった。次回大阪を歩く時は地図感覚が出来ているので又楽しみだ。
時計を見ると正午前、四つ橋筋から港町リバープレイスと私たちが乗った船を撮っておく。


鶴橋で下車。
風月で久しぶりにお好み焼きを食べた。生ビール&とん平牛すじねぎ玉、実に美味しかった!今までに食べたお好み焼きの中で一番美味しかった様な気がする。それに人生初めて鶴橋駅前の商店街を歩けたのも大変嬉しかったよ。