スキー授業2日目、昨日は最悪の条件、今日は最高の条件。去年からの天気は全く偏っている。
今日の先生は結構年配の方。でも、今のスキーの構造、特徴、それによって変わった滑り方などの理論も含めて丁寧に噛んで含めるように説明、指導してくれる方だった。
よき指導者とよき条件。上達は造作もないことのように一日で見事に上達していった。
しかも遊ばせ上手で、息抜き、挑戦の調和の取れた指導で、やっぱりベテランはすごいなぁと。
今週は堀之内中学だけでなく、栃尾の小学校、広神の小学校は昨日が5.6年、今日は3.4年、遠く江戸川区の小学校も来ていて大はやり。
ここ10年ほどはアルペンスキーを取り入れる学校が増えている。以前はクロスカントリーが主流だった。
ノルディック授業の良さは、グラウンドでできるので、わざわざ出かけなくてよい、時間単位でスケジュールが組める、装備が手軽、危険も少ない、などなど学校側の体育授業としては楽な面が多い。
反面、楽しめる子は少ないのではないだろうか、その証拠に大人になってからクロカンをしている人は少数派だ。
その点アルペンスキーは、上達には手間がかかるものの誰もが必ず少しは上達する。
上達するプロセスはわくわくするほど夢中にさせる。
何よりもきれいな景色の中を滑る爽快感と転ばずに滑りきる達成感は、理屈抜きで楽しい。
昔、学校給食がパン食で始まった。パン食で育った親はやはり子供にパンを進める家庭が多いそうだ。
米はそれ自体が多くの栄養素を含んでいて大変見直されてはいる。しかし米消費は減少の一途だ。
それを捕まえて、アメリカの長期的食料世界戦略政策だったのでは?と評論する学者は多い。
米消費が減る、生産者価格が下がる、作っても売れない、水田農業の衰退は農村にとっては主産業の衰退と同じ、つまりは暮す糧の少ない土地になってしまうのだ。
今回の大雪騒動でその有様は全国にテレビ中継された。雪国のイメージを悪くすることは簡単だ。
せめて雪国を楽しみながら暮らす術を子供らに教え、受け継がせてゆくことも大人の大事な仕事ではないだろうか。
リフトで74歳のスキーヤーとご一緒した。3人でみえられたシニアスキーヤーたちは1月の豪雪の中ずっとスキー場に通って新雪スキーを楽しんでいたそうだ。ご立派。
2日間のスキー授業でヒカラビ君のストックが壊れた。このストック、30年くらい前に1万円もした競技用のストックだ。
親子2代、30年間勤めてくれたストックがついに壊れた。ナムアミダブツ
帰りにまたSINANOを買ってきた。今度は赤いやつを。