ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

オランダへ行こう 8

2012年05月21日 | 旅行記

 ニースには空港を降り立ったただけ、少し観光しながらバスで目的地へ。

グランプリ開催中のモナコを崖下に見ながら一路イタリアへ。音楽祭で有名なサンレモへ到着。

ニース、モナコ、サンレモ、コートダジュールはどこもリゾート。

サンレモのホテルで  旅の恥は掻き捨て秘話  その1が、、、、

部屋でくつろいでいると何やら酔っぱらいの歌声が聞こえる。「イタリヤの酔っ払いもおんなじだのぉ~佐渡おけさみたいな歌だねっか」

よくきいていると、、、、「さど~ぉはしじゅうくぅりぃ~」  佐渡おけさだった。  ベランダに出てみると、、、うっ!、、、双子が、、、

旅の解放感がなせる業か? あるいは長旅のストレスか、、、?

サンレモに来た理由は佐渡おけさを踊るためではなくて、箱栽培専門のゆり産地があると聞いてのことだった。

当時の品種、スターゲイザー、ルレーブ、入ったばかりのアカプルコ。 どれも葉焼けには悩まされていた。

ルレーブの箱栽培である程度の感触を得てはいたが、それ専門農家を見たかった。

 

ディミケルスさん、もう20年も箱栽培専門だそうだ。

メモを見ると、PH5.5~6 元肥はなしで動物の血で作った液肥を数多く施す?

 

OHは年間4作。周年出荷だそうだ。

栽培期間の3分の1は冷蔵庫で育てる。外気温が高いときは高く、低いときは庫内温度も低く。緑化するまで電照してからハウスに出す。理にかなった育て方をしていた。

やっぱイタリア人の道楽はスポーツカー。1902年制のランチア。まだ動くそうだ。

箱栽培をする理由は生産性のほかにもあるようだ。この地方には地植えするような土が無い。赤裸の傾斜地ばかりだ。それでも温暖でありながら海からの冷風が吹く海辺の地方はユリ栽培には適しているのだ。

 最後はN観光らしく パリへ。

 ベルサイユ宮殿、ルーブル美術館、ノートルダム寺院と続く。夜はムーランリュージュのショー。

最後の晩餐に、、、旅の恥は掻き捨て秘話 第2弾。 なんと祝い唄、天神囃子を歌った。当然苦情は来たサッサ。

 アルバムにはなんと615枚の写真があった。

平成4年と言えばオリエンタルユリはバブル絶頂期。

しかしながら個人的には別の理由で落ち込んでいたころだ。ひたすらシャッターを押し続けた615枚の写真は何を物語っているのだろうか。現像代だって相当の額だ。

きっとオランダでなにかを見つけようと必死だったのではなかっただろうか。

何を見たいとオランダに行ったのではなくて、何かを探し続けている自分を再確認したかったのではないだろうか。

探し続ける気持ちがある限りまた前に進める。

 花に携わる人は1度はオランダに行くべきである。自分の中に何か見つかるものがかならずあります。

 明日、朝の飛行機で5回目、31年目のオランダの挑戦します。あと10年は花で働き続けるために。

 

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