ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

冬に向かって

2009年11月19日 | 発信

昨日の午後、大粒のみぞれが降ってきてドキッとしたが、雪には至らなかった。
あけて見ると、三山はおろか、権現堂、須原の観音山の中腹まで真っ白くなった。

晴れ間には撤去作業が続きます。残っていた6棟のビニールをはぎました。

大型の雨よけハウスが平成17年の大雪でつぶれた後、このタイプに変えました。
22mmのパイプ径なので結構な力仕事になりますが、結局は毎年解体するほうが雪でつぶすよりは低コストになります。
このタイプが12棟、19mmの日除けだけのハウスと合わせると今年は101棟のハウスを建てて、また解体します。

昔、関西の視察団が大勢見えられたときに、「この産地は棒を立てて花切っとる」と言われたことがある。
確かに、大型ハウスに比べて低コストのように見えるが、この労力と風や早い雪に対するリスクまで考えると果たしてどちらが低コストだろうか?



遅れていた補助暖房のハウスも切り終えてビニールをはぎました。
CO2 25%削減目標に反して、ずいぶん燃料を食ってしまった。
この暖房機もまた来年10月まで倉庫の中で眠ります。
確かに高コストと言える。

しかし、この時期に少しの暖房をするだけで間違いなく西南暖地からのはしりのものには負けない品質のものが出荷できる自信があるのです。

さて残るは、解体しなくても良い鉄骨ハウス1棟を残すのみとなりました。
季節は冬だが、仕事はまだ秋なのだ。
コメント (2)
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