そうなんだ。

外国語で知ったこと。

千夜一夜物語   日本語

2012-02-24 13:00:00 | 語学
1000年前の事。
一条天皇には定子(ていし)という名の妻がいました。 彼女の優秀な側近が
才女の清少納言です。
しかし藤原道長は娘、 彰子(しょうし)を天皇のもう一人の妻にし、 強引に 
“一帝二后の制” を始めます。  されど、 思うように娘を訪れない天皇。 
道長は娘彰子の側近に紫式部を配します。
紫式部の 『源氏物語』 執筆を応援し、 
天皇が彰子のもとを訪れれば、 紫式部創作 『源氏物語』 の
続きが聴けるという作戦・・・? 功を奏した様で、 彰子は男子を産み、 
道長は外祖父として、 絶大な権力を握って行きます。

物語の力も侮(あなど)れませんね。

似たような話があります。
こちらは、 物語の中のお話ですが。
妻の不貞を知ったペルシア王が、毎日女を連れて来させ、 一夜を共にし
翌日その女性を殺させました。
大臣の賢い娘に順番が回って来た時、 彼女は王に “世にも不思議な話”
を聴かせ、 夜が明ける頃になると、 「続きは明晩・・・。」 と告げます。
次々に話を聴かせて、 3年近く過ぎた頃、 彼女は王の子を宿し、
王の怒りは解け、 女達を殺すこともなくなりました。

賢い娘の話した物語に 『アリババと40人の盗賊』 や 『アラジンと
魔法のランプ』 が含まれています。

題は『アラビアン・ ナイト』。

日本では、 『千夜一夜物語』 とも言われています。
こちらの方が素敵なタイトルですよね。

私も小さい頃、 寝る前に父が創作した話をしてくれるのが、 楽しみだった事を
覚えています。
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