そうなんだ。

外国語で知ったこと。

バリスタ  イタリア語

2017-03-31 21:28:19 | 語学
ここ何年かで耳にするようになった職業?

バリスタ

話の流れや風景描写で、コーヒーを淹(い)れる職業らしいことは分かります。
しかし
コーヒーとバリスタの名が、どのように結び付いているのか分かりませんでした。

バリスタがイタリア語だということを知ったので
早速、イタリア語辞典を引きました。

なるほど! そういうことか!

まずは、イタリアのバールから説明しましょう。

「bar」(バーる)・・・バール・カフェ・喫茶店

同じ綴りの英語で「bar」(バー)から、私たちはお酒を飲む店を連想します。
英語の辞書によれば、「bar」のもともとの意味は“棒”です。
チョコ棒をチョコバーと言います。
棒つながりでカウンターをバーといい、カウンター式の酒場をバーと呼ぶようになったようです。
カウンター式のお寿司屋さんを、英語でわざわざ「sushi bar」と(スシ バー)呼びます。

話をイタリア語に戻して
イタリアの「bar」(バール)は、カウンターで立ち飲みするスタイルの喫茶店でした。

イタリア紹介のテレビ番組で観たことがあります。
カウンターでビジネスマンがエスプレッソやカプチーノを立ち飲みする姿。
カウンターの中の店の人や他の客と会話を交わしていました。
長居する人はいなかったと記憶しています。

カウンターの中で、お客の注文に従ってコーヒーを入れる店の人。
イタリア語で彼らを

「barista」(バりスタ)・・・バールの主人・バールの店員

コーヒーポットから注ぐのではなく、ブシューっとマシーンから注いでいました。

イタリアのバールの主人や店員は、コーヒーに関する知識や技術がとても優れているそうです。
また、それが自慢でもあるようです。

「bar」バールの主人・店員だから、「barista」バリスタ。

ちなみにイタリア語でピアニストは 「pianista」(ピアニスタ)になります。


コメント (2)
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