故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

持ちつ持たれつ

2020-12-18 10:54:32 | よもやま話

タイトルは、「何を包もうか」です。
柏の葉を見て、何が贈れるか想像するのも一興ではないでしょうか。


今日のタイトルは、「持ちつ持たれつ」です。
意味は、
互いに助けられたり助けられたりするさま
(広辞苑より)
地域の方が、カフェを少しずつ利用されるようになってきた。
農家の方であれば、野菜を持ってきてくれる。
家でも作っていますと言うと、「家のも食べてみて」と置いていかれる。
我が家より、出来が良い。人にものをあげる場合は良いものから。
私達も余りそうなパン、アップルパイやジャムを惜しげもなくあげる。
すると、「また来たよ」とリピーターにつながる。

若い人は、あげるものが少ない。
年寄りは、あげるものが多い。
自分たちで食べる以上に栽培するだけではない。永年の経験で良いものを作る。
苗が余れば、種が余れば、惜しげもなく知り合いにあげる。
こうして人間関係がつながる。

「分ける」習慣が、暮らしに根付いている。
私も、おばあちゃんの畑をカンリキ(耕運機)で鋤くし、隣家の伸びた木々の剪定をする。
自分の開いた(自由)時間にすることであり、好きな(得意な)ことをするだけである。
わらしべ長者と言う話がある。「持ちつ持たれつ」の関係は、似ているともいえる。
私のうちの夕食で、いただいた食材で作った料理を数えると、半分以上にもなった。
こんなこと、都会では考えられないことである。

一昨日から、日本海側で大雪が降った。
お年寄りには、雪下ろしは難儀である。
若者は、コロナ禍で大学に行けないしアルバイトも少ない。
携帯アプリで、「雪下ろし」の縁がつながる。降ろしてほしい人と降ろせる人をつなぐのである。
面白いと思った。

移住したての頃は、畑をやってもまともに収穫できるものは1/3以下であった。
近所の方や友人に教えてもらいながら、5年目にして近所に配るくらい収穫できるようになった。
通りがかりの雑貨屋さんに、「これを」と抱えられるだけの新鮮野菜をあげる。
後日、売れ残ったからとおしぼりの山が届いた。決して売れ残ったものではない。
余っているものと労力を分けることができたら、世の中の潤滑剤になり得ることだろう。
それには、困っている人と助けたい人をつなげる世話焼きが必要である。
私達のカフェには、情報が集まる。つなぐことができたらよい。
それが、地域にあるカフェの役目と考える。

焚火して 消し炭もらい 焼肉に

2020年12月18日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

30分間の挑戦

2020-12-17 09:03:15 | プロジェクトエンジニアー

愛犬が危ない。娘から電話が入った。
間に合った。30分間だけ暇乞いができた。
タイトル通り、「ありがとなジン君」です。


5時前に起きるも寝床から出られない。
30分間躊躇する。
まず、寝床の下に敷いているカーペットの電気を再通電する。一定時間で切れるため。
ファンヒーターのスイッチを入れ、ストーブも点火する。
トイレに行く前に、台所のファンヒーターのスイッチを入れる。
室内温度は2℃。
昨夜の洗い物をして、洗濯機を回し、朝食を作る。
6時半に食事をして、交通安全の旗持のため、県道迄歩く。
横断歩道で、黄色いタスキをかけ、黄色い旗を持つ。
小学生のグループを3組渡したら、30分間の交通安全の仕事は終わった。

今日のタイトルは、「30分間の挑戦」です。
11時にお客さん(4人)が来られる。
サービス券(500円で1ポイント、10ポイントで500円の食事券になる)2000円分で食事。
1年間通い続けてくれて、年末に皆さんで食事をされるのが毎年のこととなっている。
12時にもう一組(5人)が来店される。お好み焼き(うどん入り)が食べたい。
共に、近所に住む常連さんである。
90分前には、仕込みを始めないと間に合わない。

ぎりぎりの「30分間の挑戦」である。
ブログを書き始める。
何かをするのも30分間。何をしないのも30分間である。
どちらも、「あり」である。
お歳をめすと、長くは続かない。所謂、30分間の積み重ねである。
友人の父君が座椅子ごと仰向けになりじっとしている。
友人が、「起きれないなら起こしてやろうか」と尋ねる。
父君は、「起きてもやることがないから、こうしていた」と返事をされる。
時は流れる。

何かをしようとしないと、時間は矢のごとく流れていく。
車が衝突する瞬間は、一コマごと脳裏に焼き付いていく。ぶつかる瞬間まで鮮明に覚えることになる。
私は粘りたい。30分間もあるのか。何かができる。
できない理由を探すより、わずかな時間であっても、何ができるか瞬時に判断したい。
お茶を飲むのもよいでしょう。こうして、ブログを書いたり絵手紙を描くのだってよい。
あと10分残っている。
コメリに行って、靴用ホッカイロを買って来よう。
こうして、今日も書けた。

粉雪が 斜めに走り 急がねば

2020年12月17日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の準備

2020-12-16 05:55:46 | よもやま話

一年がかりで描いた似顔絵です。
タイトルは、「これまでもこれからも」です。
少し前に、社長から会長になられました。
先見の明があり、おだやかな方です。


雪が降ったかな。
窓が開かない。窓の内側の結露水が凍ってしまった。
今日のタイトルは、「冬の準備」です。
一昨日、キャベツ用の温室が完成した。春菊にもビニールで二重に覆いをした。
昨日は、大根とネギを取り込み、トマト用の屋根の下の土を掘り、埋めた。
同じように、芽を出した花の苗も霜よけのためにトマト屋根の下へ移動した。

ほうれん草と白菜は放置した。ほうれん草は、寒くなるほど葉が厚くなり地面近くを伸びていく。
どの野菜も糖分をため込み始め甘くなる。
残っている野菜たちは、霜に浮かされまいと根を伸ばす。少しでも水分と養分を取り込もうと根を伸ばす。

車のタイヤ交換、水配管のヒーター線に通電は、共に11月中に済ませた。
衣替えは8月末と10月の二度になる。
ゴルフのティーも素手では立たなくなった。道具で地面に穴をあけてからティーを差す。
正月を過ぎるとクローズになるゴルフ場も多い。
隣県迄遠出となる。遠出と言っても30分から1時間。

殺風景になった畑の向こうに、白く薄化粧をした山が望む。
里芋、さつま芋は蔵カフェへ仕舞った。じゃが芋は米袋に入れて納屋に保管した。
餅を搗く日程を決める。いずれにしろ、もうすぐである。
今年の冬は、誰もどこへも出かけない。
どうすれば、太らずにすむか考える。

沖縄じゃ 15℃なると 風邪をひく

2020年12月16日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑えない話

2020-12-12 04:17:39 | よもやま話

誰彼なしに「おーい」(タイトル)と呼びかけたい。


寒いけど、目が覚めてしまう。
ダウン入りのズボンをパジャマの上に履き、愛用のチョッキを重ね着しどてらを羽織る。
足元から冷えるので、厚手の靴下を履きレッグウォーマーで冷気の侵入を防ぐ。
コンピューターのキーボードを打つ手が冷える。手袋をしても袖口から冷気が侵入する。
農作業で使う布製手甲で袖口を覆う。
中から温めようと、熱いコーヒーをすする。

今日のタイトルは、「笑えない話」です。
先輩に我が家で採れた野菜を送った。着いたよ、ありがとうの返事が来ない。
来なくなってから、半年が経つ。時々自分理由の電話があるから生きている。
永く生きたものは、教養が邪魔する。手紙を書こうと、季語を探すことから始めてしまう。
電話なら簡単だと思う。今の時間は忙しいだろうと夕方にする。
電話番号が書かれた送り伝票は、ごみとして片づけてしまって、かけられない。
野菜だって、二人暮らしのものには多い。誰かに分けることを考えなくてはならない。
面倒くさい。人の道さえ忘れてしまう。

26時間かけて国道をひたすら走った。走行距離1200Kmになった。
ガソリンを給油するのは、セルフのみ。作り置きのお握り12個で食いつなぐ。
深夜のコンビニで用を足す。妻と交代で運転し、疲れて眠る。
Go to travel を利用するのは怖い。そこまでして、何故と思われるかもしれない。
私のなかでは、今しかない、私がやるしかないとルーチンワークをするのと変わらない。

理由づくりをして、だらだらと過ごす。
汗をかかない、体力を使わないから身体がなまる。
疲れない、お腹が空かないから、食べること、寝ることが楽しくない。
悪循環です。「笑えない話」の続きをみずから作ってしまう。

妻に小言を言われながらも、温室の4面の壁を作った。
妻の望み通りの保温層を持った2重壁で仕上げた。
あとは、2重の屋根を掛けるだけである。
来週からさらに寒くなると天気予報が教えてくれた。
キャベツが高騰する4月~5月に収穫するためにやっていることである。
わずか数千円の経費節減のための辛苦である。
ここまでやる?自らに問いかけない。
できるかなと、試してみたい。それだけのことである。
他人からみると、「笑える話」であろう。

やっと、温かくなってきた。
妻が寝ているうちに、ルーチンワークをやろう。
毎日やるからできることである。一日でもかかすと億劫になる。

遠き道 何故に歩くの よぼかかし

2020年12月12日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温度

2020-12-08 07:17:00 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
この一時のために、一日を暮らす。
馬鹿と言われようが、そうなのです。


今朝はさほどでもない。
ルーチンワーク(洗い物、飯炊き&おかず、洗濯&干し)が気にならない。
温度によって、テンションが変わる。
今日のタイトルは、「温度」です。

カフェで、コーヒー担当です。
サーバーに湯を入れ温める。沸いた湯で、直前に挽いた豆を30秒間蒸らす。
濾紙にお湯がかからぬよう、センターから回すように注ぐ。
ドリップが落ちる間に、やかんの湯を温める。その繰り返しである。
サーバー内のコーヒーを、温めたスプーンで軽く混ぜ濃度を均等にする。
温めたカップにコーヒーを注ぐ。急いで、出す。
余ったコーヒーを鍋で温め、お客さんのコーヒーが少し残っているカップに注ぐ。
この一連の作業で、消費するお湯はコーヒー量の約3倍となる。
コーヒーは熱いくらいが美味しい。
新聞&テレビでカフェが紹介され、私達のキャパオーバーになるほど来客されました。
不慣れなこともあり、冷たいコーヒーしか提供できなかった。その反省です。

夏でも温かいコーヒーを飲みます。
胃腸が弱いせいもありますが、コーヒーの香りと味を楽しみたいからです。
泡盛は水割り、氷は入れません。香りと甘さを感じたいから。
辛口の酒は冷です。甘めの酒はぬる燗です。

女子を抱く時は、手を温めてから。
この季節でもゴルフをやるが、手が悴(かじか)んで、まともに振れるのは3ホール目くらいから。
始まりのスコアーは気にしない。

味噌汁も温かいのがよい。ふーふー湯気を飛ばしながらすすりたい。
セロリやキャベツをもりもり食べて、お腹を膨らます。
すぐに太る私です。気を付けています。
一日に食事は2食としています。
カフェにお客様があると、昼飯抜きが普通です。

酒を飲むときは、多くを食べない。酒の味が分からぬから。
やおら、焼き立てのめざしにかじりつく。お酒を一口。甘露です。
おでんは熱々、歯に温度を感じるくらい熱いのがよい。
茶碗蒸しは、ほんのり温かいのが好きです。舌の上に載せて感じたい。

夏に山登りをしていました。
清水を見つけ、駆け寄ります。
まずは手で冷たさを感じ、顔と首筋に分けてやります。
手にすくい、すするように一口。そして、がぶがぶとやったら一息つきます。
頭にもたっぷりかけて、煮え立っているのを抑えてやる。
すぐに汗となるのですが、森を抜ける風が心地よい。

「温度」は、暮らしのあちこちで感じます。
夏の農作業は、日の出と共にそして日暮れです。蝉と共にある。
昼の農作業は、熱中症になる手前でやめる。水風呂で身体をきんきんに冷やし昼寝です。
冬は、霜が融ける昼前から陽が陰る前のほんの一時です。
カフェにお客がない時は、長靴履いていそいそと畑に出かけることになる。
カフェに帰って、洗い物をしながら一日が終わる。
風呂で温まり、かかとに椿油をくれて靴下を履く。いつでも寝られる準備です。

うなじ汗 髪が一筋 窓揺らす

2020年12月8日

<<あとがき>>
今日は開戦記念日です。転げ落ちるように無謀な戦に突入しました。
多くの犠牲を払って終戦を迎えました。
私達は忘れてはならないのです。
今も同じです。敵は目に見えぬコロナです。
自分だけが助かるなんてありえない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする