故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

温度

2020-12-08 07:17:00 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
この一時のために、一日を暮らす。
馬鹿と言われようが、そうなのです。


今朝はさほどでもない。
ルーチンワーク(洗い物、飯炊き&おかず、洗濯&干し)が気にならない。
温度によって、テンションが変わる。
今日のタイトルは、「温度」です。

カフェで、コーヒー担当です。
サーバーに湯を入れ温める。沸いた湯で、直前に挽いた豆を30秒間蒸らす。
濾紙にお湯がかからぬよう、センターから回すように注ぐ。
ドリップが落ちる間に、やかんの湯を温める。その繰り返しである。
サーバー内のコーヒーを、温めたスプーンで軽く混ぜ濃度を均等にする。
温めたカップにコーヒーを注ぐ。急いで、出す。
余ったコーヒーを鍋で温め、お客さんのコーヒーが少し残っているカップに注ぐ。
この一連の作業で、消費するお湯はコーヒー量の約3倍となる。
コーヒーは熱いくらいが美味しい。
新聞&テレビでカフェが紹介され、私達のキャパオーバーになるほど来客されました。
不慣れなこともあり、冷たいコーヒーしか提供できなかった。その反省です。

夏でも温かいコーヒーを飲みます。
胃腸が弱いせいもありますが、コーヒーの香りと味を楽しみたいからです。
泡盛は水割り、氷は入れません。香りと甘さを感じたいから。
辛口の酒は冷です。甘めの酒はぬる燗です。

女子を抱く時は、手を温めてから。
この季節でもゴルフをやるが、手が悴(かじか)んで、まともに振れるのは3ホール目くらいから。
始まりのスコアーは気にしない。

味噌汁も温かいのがよい。ふーふー湯気を飛ばしながらすすりたい。
セロリやキャベツをもりもり食べて、お腹を膨らます。
すぐに太る私です。気を付けています。
一日に食事は2食としています。
カフェにお客様があると、昼飯抜きが普通です。

酒を飲むときは、多くを食べない。酒の味が分からぬから。
やおら、焼き立てのめざしにかじりつく。お酒を一口。甘露です。
おでんは熱々、歯に温度を感じるくらい熱いのがよい。
茶碗蒸しは、ほんのり温かいのが好きです。舌の上に載せて感じたい。

夏に山登りをしていました。
清水を見つけ、駆け寄ります。
まずは手で冷たさを感じ、顔と首筋に分けてやります。
手にすくい、すするように一口。そして、がぶがぶとやったら一息つきます。
頭にもたっぷりかけて、煮え立っているのを抑えてやる。
すぐに汗となるのですが、森を抜ける風が心地よい。

「温度」は、暮らしのあちこちで感じます。
夏の農作業は、日の出と共にそして日暮れです。蝉と共にある。
昼の農作業は、熱中症になる手前でやめる。水風呂で身体をきんきんに冷やし昼寝です。
冬は、霜が融ける昼前から陽が陰る前のほんの一時です。
カフェにお客がない時は、長靴履いていそいそと畑に出かけることになる。
カフェに帰って、洗い物をしながら一日が終わる。
風呂で温まり、かかとに椿油をくれて靴下を履く。いつでも寝られる準備です。

うなじ汗 髪が一筋 窓揺らす

2020年12月8日

<<あとがき>>
今日は開戦記念日です。転げ落ちるように無謀な戦に突入しました。
多くの犠牲を払って終戦を迎えました。
私達は忘れてはならないのです。
今も同じです。敵は目に見えぬコロナです。
自分だけが助かるなんてありえない。
コメント
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