タイトルは、「何を包もうか」です。
柏の葉を見て、何が贈れるか想像するのも一興ではないでしょうか。
今日のタイトルは、「持ちつ持たれつ」です。
意味は、
互いに助けられたり助けられたりするさま
(広辞苑より)
地域の方が、カフェを少しずつ利用されるようになってきた。
農家の方であれば、野菜を持ってきてくれる。
家でも作っていますと言うと、「家のも食べてみて」と置いていかれる。
我が家より、出来が良い。人にものをあげる場合は良いものから。
私達も余りそうなパン、アップルパイやジャムを惜しげもなくあげる。
すると、「また来たよ」とリピーターにつながる。
若い人は、あげるものが少ない。
年寄りは、あげるものが多い。
自分たちで食べる以上に栽培するだけではない。永年の経験で良いものを作る。
苗が余れば、種が余れば、惜しげもなく知り合いにあげる。
こうして人間関係がつながる。
「分ける」習慣が、暮らしに根付いている。
私も、おばあちゃんの畑をカンリキ(耕運機)で鋤くし、隣家の伸びた木々の剪定をする。
自分の開いた(自由)時間にすることであり、好きな(得意な)ことをするだけである。
わらしべ長者と言う話がある。「持ちつ持たれつ」の関係は、似ているともいえる。
私のうちの夕食で、いただいた食材で作った料理を数えると、半分以上にもなった。
こんなこと、都会では考えられないことである。
一昨日から、日本海側で大雪が降った。
お年寄りには、雪下ろしは難儀である。
若者は、コロナ禍で大学に行けないしアルバイトも少ない。
携帯アプリで、「雪下ろし」の縁がつながる。降ろしてほしい人と降ろせる人をつなぐのである。
面白いと思った。
移住したての頃は、畑をやってもまともに収穫できるものは1/3以下であった。
近所の方や友人に教えてもらいながら、5年目にして近所に配るくらい収穫できるようになった。
通りがかりの雑貨屋さんに、「これを」と抱えられるだけの新鮮野菜をあげる。
後日、売れ残ったからとおしぼりの山が届いた。決して売れ残ったものではない。
余っているものと労力を分けることができたら、世の中の潤滑剤になり得ることだろう。
それには、困っている人と助けたい人をつなげる世話焼きが必要である。
私達のカフェには、情報が集まる。つなぐことができたらよい。
それが、地域にあるカフェの役目と考える。
焚火して 消し炭もらい 焼肉に
2020年12月18日
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