故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

親の力、子の悟り

2022-09-10 04:52:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「川筋気質」です。
月明かりを頼りに、石炭を積み遠賀川を下る。
これしかなかった。


巣を作り 小鳥が育ち 巣が朽ちる

背丈より高い木が、家の周りにびっしりでした。
なんとか、刈り取りました。
リモートで働く娘が、昼休みを返上して手伝ってくれました。
風通しがよくなり、家が生き返るようです。

今日のタイトルは、「親の力、子の悟り」です。
私たちは、先輩の背中を見て育った。
あの先輩のようになりたい。
そんな先輩が多い会社は、活気があります。
損得勘定抜きで、社員全員が頑張ります。
よく頑張ってくれたと、社長はポケットマネーを出す。

子に説教をする。
自分の価値観を押し付ける。
当然のごとく、子は反発する。
そうして家を出る。
ヨーロッパでは、家の恩恵にすがる男は女に相手にされない。
農家の次男三男に分ける土地はない。
長男以外は手に職をつける。
世界中で、延々と繰り返された。

親父は、会社から帰り一休みした。
100Kgの蜜柑を背負い、月明かりを頼りに、あぜ道を何度も運んだ。
どうしてあんなことができるのか不思議だった。
自分にはできない。
やりたくなかった。

同じことをしている。
いや、できる年齢になったと心底思う。
やっと、親としての責任感が出てきたと言える。
親は背中を見せる。
子は、親の背中を見て悟る。
今度は、自分たちの番だと覚悟を決める。

2022年9月10日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする