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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あれあれ、できちゃった

2022-09-12 07:04:38 | よもやま話

絵のタイトルは、「僕一人で渡れるよ」です。
そう来なくっちゃと思う反面、少し寂しい爺なのです。


こりゃ無理だ そびえる崖も 一歩から

案ずるより産むが易し。
物事は,実際に行なってみると,事前に心配していたほど難しくはない。
(ことわざ辞典より)

世界一入りにくい居酒屋に入った。
親父をはじめ、見るからに怖そうな客層です。
一杯飲んで話しかけた。
関西人も顔負けのユーモア人ばかりでした。

今日のタイトルは、「あれあれ、できちゃった」です。
東北で、広島で高木を相手に切り刻んできた。
横浜の家の猫の額ほどの庭に、10mの木蓮がそびえている。

隣地から伸びた枝が、我が家の屋根の半分を覆っている。
屋根まで上がれる単管足場を知り合いの業者に依頼した。
7mのひな壇の上の庭に生える10mの木蓮の伐採はどうかと業者に相談した。
今すぐ切らないと切れなくなるだろう。
方法は、レッカーに籠を付けて伐るという。
娘が、「お父さん、風の強い日は木蓮が揺れ、家も揺れるわよ」という。
妻に、電線にかかっている枝だけでも切らなければと、発破をかけられる。

ではと、梯子を幹に括り付け、安全ベルトを腰に巻き昇った。
引けば、紙を切るかの如く枝が落とせる鋸を持ってきた。
5分で、電線周りは解決した。
試しにと、短い枝から刈り始め、幹を伝って降ろしていく。
広島のおじさんの家の10mの金木犀を、4mに切り下げた経験が生きた。
それならとエスカレートしていき、3時間後には葉っぱがついている枝を全て切り落としていた。
広がった枝は、直径の2/3だけ切り、折るように残る枝にもたせ掛ける。
枝を確保したのち、切り離し幹側に引き寄せ、降ろしやすい長さに小枝を払う。
短くした枝を幹伝いに降ろす。
妻が幹回りで降ろす枝を受け取り、息子と娘が玄関前のスペースに運ぶ。
玄関に入れなくなるほど枝が積まれた。
半日がかりで、切った枝を4人で束にした。
クリーンアセンターに運ぶ40束は、乾燥のため猫の額に積み上げた。

しばらくは、道路にたまる落ち葉と花の掃除をしなくて済むだろう。
台風が来ても、家も揺れなくなるだろう。
業者の鼻を明かせた。
やれば、案外できるものです。
近所の雀たちが、昨日まであった迷惑木蓮を指さしながら話をしている。
10年の草刈り修行をした私は、天狗になった。

2022年9月12日
コメント
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