故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

川掃除チームプレイ

2022-09-04 05:37:32 | よもやま話

絵のタイトルは、「もう飲めんけえ」です。


冷や汗と 気持ちよか汗 変わりなし

毎日大汗をかき、シャワーを何度も浴びる生活をしています。
長旅をして、身体に取り込んだ水分の排出に苦労しています。
ホテルの浴槽に熱めの湯を張り、長風呂で汗をかいています。
爽快です。

今日のタイトルは、「川掃除チームプレイ」です。
島の山は、急峻です。
峰がいくつも重なり、谷に流れた雨水が流れる轟音が、静かな闇を切り裂きます。
戦中、戦後、広島の食糧危機を補うために山のてっぺんまで開墾し食料を増産しました。
戦後間もなく台風が直撃し、土砂に押されて大きな石が流され島中の小さな川は氾濫しました。
私が住む近くでは100人近くの犠牲者が出ました。

地区の人が集まって、年に一回川掃除をします。
川岸や川底に生えた草を刈り、川にせりだした木々を刈り取ります。
集まる20人余りの顔ぶれは、ゆうに70歳を超えています。
日頃より使い慣れた鎌やスコップで、難なく川岸にごみを積み上げていきます。
切るもの、拾い集めるもの、軽トラに積むもの、村の入会地に捨てるもの。
川岸の穴に巣食った蜂をスプレーで追い払うもの。
チームワークは抜群で、そこかしこで余裕の笑い声で溢れています。
川岸の道を塞ぐ木の枝は、問答無用で切り落とされます。
梯子を押さえるものも、昇るものも幼馴染の動きです。
紙を切るかの如く、チェーンソーを片手で扱っています。
落ちた大きな枝は、下にいるものによって瞬く間にこっぱにされ、軽トラに積まれます。

年一回の川掃除は、集まった面々に熱中症対策の飲料が配られ解散します。
日本のあちこちで見られる行事のような風景です。

2022年9月4日
コメント
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