故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

絶望と希望

2022-09-27 10:06:44 | よもやま話

絵のタイトルは、「愛の椅子」です。
古くて固い木製椅子です。
いたずらで唇を足しました。
急に優しくなったな。
恐る恐る座ってみるか。


釣べさえ 知らん顔して 朝顔に

今日のタイトルは、「絶望と希望」です。

話すと、何でも否定されるような気がする。
聞いて欲しいのに、終わってみれば相手の得意話で終わる。
なんで、最後まで黙って聞いてくれないの。

多くの子供が体験することでしょう。
数多の部下が、聞かされることでしょう。
将来を救う面白ごとも、成功経験の馬鹿に消されてしまう。

助けてと言ってるのに、声が届かない。
そりゃそうでしょ。
耳を塞いでるだけじゃない、「早くしなさい」と頭ごなしです。
お父さんのようになって欲しくないから言ってるのよ。
ここまでくると、逆に疑問です。
僕は何?
嫌いで馬鹿な男の子供で、まんまじゃないかと怖れを抱く。

絶望です。

いいのよ、そのまんまで。
私の子供に生まれてくれてありがとう。
子供を持って、初めて気づく親の恩と言われます。
どうしても出ないと、泣く赤んぼの鼻汁をすすりだしている女を視ました。
きたない。真似なんかとうていできない。
男は感心し、周りをうろつくだけです。

鍋釜を投げ合おうが、夫婦は寝所を共にする。
朝起きたら、かかあは上機嫌。
夜から朝へ、子供にとっては空白の時間です。

朝ドラで、娘が哀しい調べの歌を奏で、母が美しく舞う。
戦中の苦しい、恥ずかしい詫びをやっと伝えることが出来た。
母が抱えて来た、胸をかきむしるようなつかえがやっとおりた。
素晴らしい脚本で演出だと感じました。
長い間の絶望が、一瞬で希望に変わりました。

ただただ、日々の一生懸命が絶望を和らげてくれ、
ほんの少しだけ希望の光を見せてくれる。

2022年9月27日
コメント
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