故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

住むから都(Part3)

2022-09-01 11:27:42 | よもやま話

笑わせる名人は、「笑う名人」(絵のタイトル)でした。


12年前から一人暮らしであった義兄の後見をしました。
5年前に義兄が亡くなり、義兄の家を処分できたのが昨年のことでした。
義兄の関係者(兄弟、親せき)は、誰一人として協力しなかった。
今では、関係者が手伝えなかった理由を推測できるし理解できます。
7年前に仕事で東北へ移住しました。
空き家と耕作放棄地が、草に埋もれる姿を見ました。
住むうちに草刈ができない理由を知ることになりました。
昨年、移住した故郷では、増えすぎた猪が農作物を横取りしていました。

都会は人が多くいても、砂漠だった。
田舎は、暮らしを維持できない過疎になった。
それでも、暮らしていかなければならない。

あらゆるものを受け入れて、「住めば都」とは思えない。
今日のタイトルは、「住むから都(Part3)」です。

2021年12月6日投稿記事「住むから都」では、
「山が荒れ、間伐さえもできない。
ところが不思議、木を切りたい人がいるものである。
林業実習がしたくても、伐る木が見当たらない。
どうぞ、好きなだけ切ってください。」
と書いています。
2021年12月20日投稿記事「住むから都(Part2)」では、
「連日、妻の「あれがあったら、これがあったら」のつぶやきに応えています。」
と書いています。

住むからには暮らしをよくしたいと文化が発達する。
文化をつなぎたいと努力し文明となる。
ただただ、暮らしたいから。
刑務所に入っているより、自由なのです。

出来ることは草刈でした。
耕作放棄地の持ち主に許可をもらい、木を伐り草を刈り耕しました。
箱罠に毎週かかっていた猪が獲れなくなりました。
油断して草を伸ばせば、獣道ができます。
畑で野菜が採れました。
畑の周りに花を植えました。
90歳過ぎの方から、耕作放棄地の管理を依頼されました。
毎年、草刈範囲が増えていきます。
諦めていた耕作放棄地の草だけでも刈れるようになるでしょう。

人の欲には、果てがありません。
住む限り暮らしをよくしたい。
それだけのことです。

2022年9月1日
コメント
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