昭和記念公園に、こどもの森バス停がありました。
粋なはからいです。
森の中にひっそりと立っている赤いポストが印象的でした。
「二十四の瞳」でも、「隣のととろ」でも、
子供が遠くまで歩いて大事な人に会いに行くシーンがありました。
子供にとっては、行ったことのない遠くに行くことは、冒険です。
小学校の頃の冒険は、島を自転車で回ったことくらいでした。
中学生になって、友人と自衛隊の射撃練習場に行ったことがありました。
拾った空薬きょうを、真ちゅ磨きできれいにして喜んでいたものでした。
石油タンクのある海岸には、何故か蓮根火薬(大きくて5mmくらいの粒)が落ちていました。
乾かして、アルミキャップに詰め込み、針金でこさえたロケット台に載せて、
ろうそくの火でアルミキャップを炙りました。
どこに飛んで行くか分からないので、遠くに逃げて見ていました。
シューと煙を吐きながら、結構飛びました。地面に落ちたロケットはのたうちまわっていました。
何度もやった経験がないので、たいしたことはなかったのでしょう。
冒険は、困難さと危険が付きまといます。
大人には、どうってことはないのです。
絵の中のポストが良いのです。
こども(お店で働いている大人の方も)は、何を郵便で送るのでしょう。
単なるモニュメントではありませんでした。
こんな粋な計らいが好きです。
ここに置こうと、面白がって設置したのでしょう。
郵便屋さんが、決まった時間に回収にくるのです。
どこかの海底にポストがあるそうです。
潜水服を着た郵便屋さんが投函物を回収されるのです。
驚きました。こちらも面白がって置かれたのでしょう。
「こどもの森」のバス停。
次は、広い公園の中を循環するバスを描きたいと思います。
ラブレター 行きつ戻りつ 投げ込んだ
2016年2月16日