故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

結果がすべて

2016-02-17 07:09:57 | プロジェクトエンジニアー

昭和記念公園にあった白と黒の栗石で造った床です。
途中、このへんでやめておこうかと、絵を描いてる途中に思います。
実は、それが筆をおく適機です。



事実を伝えるなら、絵より写真です。

富士山を見た時、富士山だけひときわ大きく見えます。
鏡で、ほくろを見た時、あばたに見えます。
これは、心象風景であり、気にしているからです。

こんな経験はよくあります。
北斎の波は、富士山より大きく高い。
ありえないことですが、ワンダフルです。

今日の絵は、庭師が工夫した床の絵です。
書き始めは、ていねいに波のような線をたどっていました。
そのうち写実的になり、面白くないと感じました。
自分は何が表現したかったのか。
なぜこの絵を描こうとしたのか。
私は、不思議なこの線を描きたくて筆をとりました。
だったらという訳で、線を強調した絵となりました。

そもそも、この風景が気にかかったのは何故か。
妙に魅かれるものがあるからです。
北斎の波も、描き始めはそんなに高くはなかったはずです。
この絵の責任をとると覚悟を決めたから、とんでもない波になったのでしょう。

今日のテーマは、「結果がすべて」です。

少年時代は、天才。
大きくなるにつれて、普通の人になっていきます。
小さな社会では、天才だった。

「世の中は広い」では片付かない真実が隠れている気がします。
この天才は、経過を気にするあまりどんどん普通になっていくのです。

プロジェクトをやり始めたら、もう後戻りはできません。
自分はこうしたいを最期まで貫くしかありません。
もちろん、途中で多くの意見を参考にします。
完成の責任は、プロジェクトマネージャーにあります。
この人のレベルで、プロジェクトの良しあしは左右されます。
どこまで、真摯に向き合ったかが試されます。
つまり、結果がすべてです。
結果しか残らないと言っても良いでしょう。

手を離れて、運用が始まるともう手を出せません。
それだけの覚悟でやりましたか。となります。

いつも試されています。お前はその程度か。

それは、迷いも中傷もあるでしょう。
様々な考えも誘惑もあります。

やり抜いたかと。

経過がどんなに素晴らしくても、誰も評価してくれません。
経過は、次の工夫となるだけです。
先輩達の中に、一度のプロジェクトでマネージャーをやり、
責任をとって辞められた方がおられました。
それほど、プロジェクトマネージャーの責任は重いと言えます。
先輩は、次の職場で素晴らしい仕事をされたことでしょう。

今日の絵を描いていて、感じたことです。

コップ見て これだけ水が 残ってる

2016年2月17日

<<今日は大事な日>>
二番目の娘が選んだフィアンセに会いにいきます。
野毛にある私が気に入っている店で会います。
他の子供達や妻から写真をとってきて、どんな人だったか教えてと言われています。
ちゃんと、覚悟が見抜けるでしょうか。

コメント
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