昭和記念公園にあった梅林です。
幹も花も枝ぶりも申し分なく面白いはずでした。
次の梅は、どうでしょう。
昨年4月、モザンビークに出張中の先輩に届けた梅の絵です。
こっちの絵が面白い。
まだまだ寒い日が続きます。
冷たくなった手をこすりながら書いています。
人が持つ印象は様々です。
写実的な絵は、上手な方が見栄えがします。
心を打つかとなると、違ってきます。
下手な絵でも、一生懸命書いた絵が印象に残る時があります。
どうしてなんでしょう。
私は、次の絵を見て絵手紙を描いてみようとしました。
この絵は、横浜の幼稚園の年中組の子が描きました。
一生懸命描いています。
この子は、クワガタが好きなんでしょう。
自慢したかったかもしれませんね。
絵は上手でなくても良い。
そう思って毎日描いています。
感動を伝えたいと描いています。
上手に描こうとすれば面白くなくなります。
所謂、「なんちゃって絵」になってしまいます。
絵が写真より良いなと思うのは、拙いからです。
拙くても、「これが伝えたい」と描き手の気持ちが出るからです。
人物画もよく挑戦します。
似てないと、いつも家族にブーイングです。
人物画の場合、その人の特徴はこれだの部分から描き始めます。
口ができて、鼻ができて、眉毛にいたり、それから唇となります。
すでにバランスが崩れています。
でも、特徴だけは強調されています。その部分は、タッチを強くします。
構わない。
この人の特徴はここだが描けていれば良しとします。
これが、意外とその人の印象をとらえていたりします。
うまくいかないと私がぶつぶつ言っていると、
妻が「上手に描けている」と褒めてくれます。
猿は、どこまでも登ってしまいます。
上手いはずがないのです。
でも毎日描いています。
それで良しとします。
描かなければ上手にならないからです。
急ぎ足 カラス上から 糞落とす
2016年2月27日