Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

My Dear / 平松愛理

2013-08-24 20:57:41 | Weblog

1990年12月に発売されたこの3RDアルバムは、「部屋とYシャツと私」が注目されロングセラーになった。だが、私は「素敵なルネッサンス」が収録されていたので、このアルバムを購入した。

 

「素敵なルネッサンス」は、同窓会パーティーの今と、学生時代の恋の思い出をフラッシュバックさせる歌詞の切なさが、明るいメロディーラインと清水信之のラテンアレンジで優しく包まれているような、とにかく大好きな曲なのだ。このアルバムの後、平松愛理のアルバムはほとんど清水信之のアレンジになっていく。(と思ったらご結婚されていた)

 

11曲すべてが、佳作で”ハズシ”が無く、「Rose の花束」「月のランプ」など聴き込んでいくうちに収録曲すべてが好きになった。その後、7枚目の「7 DAYS GIRL」までのアルバムを聴き続けたが、やはりこのアルバムが一番であることは変わらなかった。決してその後のアルバムが駄作というのではない。それぞれのアルバムにも好きな曲はあるし、この頃、足繁く平松愛理のライブに足を運んでいたし。それでもアルバムとしての完成度、まとまり、自分の気持ちを揺るがしたもの、としては「MY DEAR」なのだ。

 

自分は20代の頃から、過ぎ去った二度と戻れない瞬間への想いを謳ったものに、魅かれるというか、胸が熱くなる。このアルバムには、そうした想いが込められた曲がたくさん収録されている。それに、このアルバムには平松愛理本人の歌作りのありったけのパワーが盛り込まれているような気がする。過去2枚のアルバムをリリースしているが、このアルバムで本領発揮した感が強い。

 

以降のアルバムは「部屋とYシャツと私」のブレイクで、ある意味「余裕」が感じられ、「遊び心」に溢れたアルバム作りをされているのだが、「MY DEAR」にはその頃の平松愛理の全身全霊をかけた”熱さ”があるのだ。どうか一度聴いてみてください。

 

 

 


伊野灘駅 / 一畑電車北松江線

2013-08-24 20:23:05 | Weblog

先日、機会に恵まれて映画「Railways~49歳で電車の運転士になった男の物語」の舞台になった一畑電車に乗ってきた。

 

伊野灘駅の小さな無人の駅舎の前に置かれている今にも壊れそうな空色のベンチは、主演の中井貴一が、親友の死、母親の危篤で自分の人生を振り返り、無言で座っていたそのベンチだ。

 

1時間1本のダイヤだったので、スケジュールを優先して下車はしなかったが、次の機会には伊野灘駅で小1時間ボーっとベンチに座っていたい。

 

一畑電車は宍道湖の北側を湖岸に沿ってゆったり走っていく。のどかな車窓からの風景は、映画の印象と変わらず、だから余計、映画の中に入り込んでいるような、至福のひとときを味合わせてくれた。

 

最近面白かった邦画やドラマに中井貴一が出演しているケースが多く、主演、助演どちらでも自然体な演技が心地好い。また、小泉今日子や木村拓哉との掛け合いの上手さは素晴らしい。