Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

あまちゃん第157回「おら、紅白でるど」_Review / NHK

2014-01-06 01:10:38 | Weblog

紅白のステージを御座敷列車に、、本編では未来形になったユイちゃんのデビューの実現、、ファンが望んでいた”その後”の天野アキたちの姿をギュギュギュっと凝縮した第157回となった。

 

太巻さん、ミズタク、忠兵衛さん他、残念ながらフルメンバーとはいかなかったが、ほぼリアスにたむろするレギュラーメンバーを大晦日に揃えてくれたのが嬉しい。WEBサイトのニュースで知ったが、ほぼ15分になるよう構成されていたそうで、なるほど本編と変わらない充実感があった。

 

ユイちゃんがスナック梨明日からNHKホールに向かうのに、タイトルバックで鉄拳のパラパラマンガでタクシーを夜空に飛ばして渋谷区神南まで送り届けるファンタジーな展開だったが、本編でも正宗さんが鈴鹿ひろ美リサイタルの日、朝8時頃の北三陸の話題のニュースを見て東京を出発し、御昼過ぎと思われるリサイタルの前に北三陸に到着しているというミラクルを起こしている。自分の経験では、クルマで普通に制限速度を守れば久慈市まで4時間ではとても到着できない、はずだけど、こういった演出もありか、と勝手に納得。

 

前回の投稿で足立ユイ役の橋本 愛のステージ度胸に感心したことを書いたが、聴きなおしても、やや不安定な音程ながら臆することなく、堂々と歌いきり、演じきった姿はやはりさすがだ。 2番を歌った春子さんの方が逆に緊張の色を隠せなかったほどだ。 天野アキとの潮騒のメモリーズは御座敷列車にステージを変えた。そして春子さんの登場時はNHKホールに歓声があがり、まるでリアスで初めて歌ったシーンを思い出す。そしてもうワンコーラス追加して、鈴鹿ひろ美が登場し、ストリングスバージョン(バラードバージョン?)で今度はステージが海女カフェへと変わる。衣装も本編と同じ着物。少々緊張の色はあったものの、相変わらずたからかに歌い上げる貫禄を見せた。

 

GMTスペシャルユニットは、GMT5から入間しおり、遠藤真奈、喜屋武エレンが参加し、本編では脱退した宮下アユミが年齢制限で出られなかった小野寺薫子とベロニカの穴を埋めてくれた。これに曲のレコーディング時にはほんとにシャドーだった、成田りなとベイビーレイズ、そしてアメ女センター有馬めぐが加わり、カラオケではなくあまちゃんバンドの伴奏で「暦の上ではディセンバー」はまさにライブバージョンになった。音楽の大友さんのインタビューによれば、レコーディング時には最低限のボーカルの音程調整は機械で行ったらしいのだが、紅白では11人が生声で思いっきりたたみかけるような勢いを聴けたのが良かった。

 

地元に帰ろうでは、サビ+サンバパートにしてフィナーレらしいアレンジが為され、さいたま!徳島!佐賀!沖縄!岩手!!の合いの手を入れるというこれまた素晴らしい構成。岩手!!とユイとアキが叫ぶ場面は本編からずっと引きずっていたユイちゃんの思いが昇華したようで、感動を覚えた。 「私、東京には行きません。」「ここでやっていきます、アキちゃんと、水口さんといっしょに潮騒のメモリーズで。」「東京も北三陸も私に言わせれば日本なんで、お構いねぐ。」「もうね、ずっとやっていきます私たち。おばあちゃんになってもずっと潮騒のメモリーズです!(アキも「です!」)」第151回で初めて太巻さんに会ったユイちゃんのセリフ。そこから最終回を経て、ついに本物の紅白のステージに立ち、そして「岩手!!」とアキと一緒に叫ぶ姿にカタルシスをおぼえてしまうのは入れ込み過ぎだろうか(笑)

 

地元に帰ろうでは、リアスメンバーもNHKホールのステージに勢ぞろいしてカーテンコール状態。そして聴き耳をたてると、北三陸の越路吹雪こと弥生さんの歌声が頼りないGMTのボーカルに一人ですごい厚みを与えていたのが、凄くて、笑えてしまった。すごいぞ弥生さん。最後までヒビキ落ちで小ネタを使ってくるのがクドカンらしい。

 

さて、紅白を使って真の最終回を成立させたという記事を読んで、実際その通りだなとも思ったが、同時にあまちゃん続編の可能性がかなり低くなってしまうのかなという寂しさも感じた。前回、自分で大人になった天野アキが想像できないなどと書いたが、やはり見たい。リアスでの大人の顔した幼稚園児の大騒ぎを見たいのだ。鈴鹿ひろ美と春子さんの二人三脚の芸能活動も見てみたい。北三陸を拠点に再始動した潮騒のメモリーズ、勢いに陰りの見えたGMTのその後、夏ばっぱ引退後の海女クラブ、お父上が北三陸市長となったストーブさんの観光協会での出世等々、限りが無い。

 

唯一の救いは今年実際に三陸鉄道の北リアス線が、全線開通する予定になっていること。これを機に本当に東京まで線路がつながった「きたてつ」と北三陸を舞台に、春子の里帰りや、アキ、ユイ、ミズタクのスリージェイ北三陸支社の活動やライバルの登場とか、いろいろエピソードはできそうな気がするので、そこに一縷の望みをつないでいる。連ドラは無理でも、2時間半くらいで前後篇、15分インターバルでギュギュっと連ドラのリズムで製作してけろ。。。


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