Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

さよなら横浜線205系 / JR東日本(横浜線)

2014-08-23 21:57:50 | Weblog

先日、205系の記事を書いたばかりだが、今日2014年8月23日(土)をもって205系最後の1編成が営業運転を終了した。中央線のようにイベント的なラストランは無く、あくまで営業運転だったので、乗車した橋本9時7分発の205系快速大船行きは、一般客と鉄道ファンとでごった返すことになった。

 

私は町田駅までの乗車にとどめたのだが、橋本から町田までの間、沿線には鉄道ファンカメラマンだけではなく、沿線住民の方が205系を見送っていた。中には手を振って見送られている女性もいらっしゃった。まるで朝ドラ「あまちゃん」の中で北三陸鉄道リアス線のお座敷列車が走った最終回と同じような景色を見ることが出来たのだ。

 

205系はこのブログでも愚痴ったように、山手線のお古が回されてきたものだし、ステンレス車両とはいえ、丸ライトのきわめてシンプルなデザインで窓の切り方も201系の後継でまあ地味な存在ではあった。しかし、25年以上走り続けてきたことは沿線住民に深い親しみを育んでいた。自分自身も学生時分から社会人になって、東日本大震災での運休や殺人的混雑を味わいながらも、やはり長年乗り続けてきた車両がいなくなることに思った以上に惜別の念が強いことを今更のように思い知った。

 

205系は廃車=壊されることはなく、インドネシアなどの国々に譲渡されているらしい。先日、埼京線を走っていた205系がジャカルタで改造されて元気に走行している姿がテレビで流れていた。中央線の201系は一部は豊田電車区で潰されているものを目撃していただけに、205系の行く末を案じていたのだが、日光線でも205系のリニューアル車が運行開始していたり、まだまだ国内でも現役であろうと思っていたので、その番組を見たときには安堵した。

 

実は地元橋本駅にはもう1種類205系が存在している。それは相模線を走る205系で番代は知らないが、先頭車両には単線車両用の前面扉を備えた地下鉄チックな車両だ。4両編成でパンタグラフ1本、E233系に切り替えるにしても、標準の拡幅車両は単線では使わないはずなので、かなりの改造が必要なはず、、、と思ったら、E233系には常磐線と千代田線の運行に使われている前面扉タイプがあった!こりゃ相模線も現行205系のラストランがそう遠くはないだろうな。


悲しいほどお天気 / 松任谷由実

2014-08-23 21:25:00 | Weblog

ユーミン8枚目のオリジナルアルバム「悲しいほどお天気」、1979年のリリース。当時、本作を含め、「紅雀」から「SURF&SNOW」まで6作を半年ペースでリリースするというとんでもないペースで作られたうちの1作。

 

当時は「乱作」と批判されたこともあったようだが、その一つの原因がこのアルバム。全体的には地味なイメージがあり、ジャケットデザインもあまりにシンプル過ぎて、ユーミンらしいユニークなデザインが感じられなかったことが大きかったように思う。(あくまで個人的意見です。)

 

正直、自分自身もドラマ「季節はずれの海岸物語」(片岡鶴太郎主演の湘南”寅さん”ドラマ)の主題歌である「Destiny」が収録されているアルバムとしか認識していなかった。しかし後年聞き返してみて、いかに自分の認識が浅はかであったかを思い知ることになった。

 

テンポの速いのは「Destiny」くらいでほとんどの曲がスローまたはミディアムテンポであり、これが地味なイメージを生んでいるのかもしれない。しかしである。タイトル曲である「悲しいほどお天気」は卒業写真に負けないくらい切ない青春ソングであり、一時同じ道を目指していた同じ学校の友人たちが別れてそれぞれの人生を歩いていかなければならない厳しさと切なさをテーマにした私にとっての胸キュンナンバーなのだ。(他に表現ないのかな、、自爆)

 

「丘の上の光」はアレンジは荒井由実時代の荘厳なナンバー「翳りゆく部屋」を彷彿とさせるが、「悲しいほどお天気」と同様、今の美しい時間もあっという間に思い出に変わっていく、そうした時の流れの早さと切なさをテーマにしている。

 

ずっと続くと思っていた楽しいひとときも、振り返ればほんの短い輝いた時代になり、二度とそこに戻れないのだと思い知らされる。そうした時の流れとそれに負けたくない気持ち、それがアルバム全体のテーマなのかもしれない。

 

P.S.

以前、荒井由実の「MISSLIM」の記事を書かせていただいたが、最近になって「MISS SLIM」をくっつけた造語であることがわかった。自分は「MISS LIM」と分けてLIM=limit 限界とか境とかを見失う(miss)なんて解釈をしていた。まあ、それだけのことです。