Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

横浜線 205系 / JR東日本

2014-08-09 02:41:38 | Weblog

早かった。

 

1988年に横浜線に投入されて、26年間走ってきた205系が、今年2月からのE233系への置き換えを6カ月ちょっとで完了させるらしい。引退日も8月23日と決定されてしまった。

 

横浜線は8両編成が確か30編成弱あるはずで、1か月に5編成、毎週1編成投入してきたことになる。これは異常なほどに置き換えが速い。こちらは年末くらいまではかかるだろうと思っていたから、この真夏の引退には本当に驚いた。

 

正直なところ、E233系の早期投入による我が家のメリットは大きく、線路沿いに住むものにとって、騒音や振動がかなり少なくなり、住環境が改善されたほどなのだが、やはり長年乗り慣れた205系がこうも早く姿を消すことに、鉄道ファンとしては気持ちが追いつかないでいる。一気呵成とはまさにこのことだ。

 

うちは線路沿いで近くに踏み切りもあるので、わざわざ駅のイベントに押しかけなくても、205系を見送ることはできるだろう。23日、どんな思いをもつことになるんだろう。


別れのバス / 太田裕美

2014-08-09 02:10:19 | Weblog

別れのバス、この曲をYouTubeで見つけた時にはそれは驚いた。まだモノラルの三洋電機製のラジカセで一生懸命FMをエアチェックしていた時代の曲をアップしていた方がいたなんて、驚愕と感謝、もう何回聴き直しただろう。自分もたまたまこの曲を録音していたので、永く聞きつづけ記憶にとどめていた。YouTubeの音源もおそらくカセットテープだろう。

 

「もう泣かないで さよならしましょう~♪」と始まるこの曲は、詞・曲はみなみらんぼうで、ご自身でも歌われている曲。木綿のハンカチーフがヒットした直後くらいだったような気がするから、まだ中学生の時分だ。不確かな記憶だが、NHK-FMでみなみらんぼうの番組があり、その企画の一つとして自分の歌をアイドルに歌わせたらどうなるか、どうプロデュースするかというものがあり、その結実の一つが太田裕美が歌う「別れのバス」なのだ。

 

曲の雰囲気は後年のヒット曲「九月の雨」のイメージに強いが、詞の中の主人公である「僕」が彼女を地元に残して(長距離?)バスで旅立っていく別れのシーンが歌のストーリーになっている。「木綿のハンカチーフ」のように「僕」と「彼女」の会話の掛け合いといったものではないが「僕」と別れる「彼女」の情景、心象の世界を歌わせると太田裕美は本当に切なく歌ってくれる。「木綿のハンカチーフ」「君と歩いた青春」「さらばシベリア鉄道」、この「別れのバス」もそんな流れを汲んでいるように思える。みなみらんぼうのボーカルよりも断然に太田裕美版の方が良い。のびやかなボーカルがよりいっそう悲しい場面を引き立てる。

 

この曲が製作された成り立ちを知っていたから、LP、CDには収録されまいと分かってはいたし、おそらくNHK(もしかしたらFm東京かな、いやNHKだった気がする)のことだから、FM番組の録音テープのアーカイブなんて保存などしていないだろう。「なぞの転校生」などの少年ドラマシリーズのようにテープを上書きしてしまって、音源は多分残されていない。それでももし、千に一つでも、万が一でもステレオで音源が残っているのであれば、CD化してほしい。この曲はシングルカットすれば絶対スマッシュヒットしたはずなのだから。

 

太田裕美といえば近年、伊勢正三、大野真澄らと組んで精力的にライブをやっている。かってのフォーク、ニューミュージックの大御所がタッグを組む機会が増えているが、そこには単独では客が集まりにくいという大人の事情もあるかもしれないが、ファンにとってはありがたい企画である。小田和正がクリスマスの約束で若いアーティストとたくさんコラボしているが、同世代同志ってのも悪くない。年を経ても、やはりCDばかりでなくライブで聴きたいし、ライブの客の反応がアーティストのモチベーションを上げ、また新しい曲になっていってほしいのだ。