楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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トイレット部長2

2021年11月23日 04時27分50秒 | つれづれなるままに考えること

トイレ部長

昔、JRが日本国有鉄道(国鉄)と言って居た頃、国鉄にはトイレット部と言う名の部署があった。今でもある部署かもしれない。各駅にあるお手洗い、列車の中のお手洗いを管理する部署のようだ。......

先日、高貴な方のトイレの話をした。
どうしてか知らないが、この時期トイレの話が出てくるらしく、
昨年、同じころにトイレのことを書いて居た。
きっと気温が下がってトイレに行く機会が増えたからであろう。

そこで今日はこの続きをしたいと思う。
現役時代、係長になった時に、係長講習なるものがあった。
部下のために伝えなければならないことを、
伝えるために、三分間スピーチの練習があった。
他に五分間、十分間スピーチもあったが・・・

起承転結で三分間にまとめて、
解ってもらえる話し方練習である。

新人係長30人ほどの前で練習をするのは、
先輩や同期の人達の前では、なかなか難しい。

お題は「決断力」についてであった。

この時、このトイレット部長の話を思いだした。
以下に三分間スピーチを綴る。

「もともと女子は男子に比べ、
決断力に欠けていると言われて居ます。
それはどうしてでしょうか?

トイレを思いだしてください。
西洋でも同じですが、
日本では、男子トイレは大便用と小便用とに分かれています。
所が女子のトイレは、ご存知の通り、
大小同じ便器を使うようになって居ります。

用を足したい時、男子は小さい子供の頃から、
大または小のどちらかに決めて
トイレに入ら無ければならなかったのです。

所が女子は、もよおした時、大小分ける必要がなく、
大であろうが小であろうが、同じトイレに入って、
パッとお尻をまくって、用を足します。
大であろうが、小であろうが、同時に用が足せます。

所が男子は、必ず大か小か決めてから入るのです。
大の時に、小の便器では用が足せません。
(もっとも、小の便器に大の用を足す器用な人も居ますが)
そんな人はまれです。
大の時は大便所に、小の時は小便所に行きます。

つまり男子は子供の時から、大小を決めるという、
決断力を付ける訓練が、長年にわたって、されて居るのです。

女子の場合はそれがありません。
だから女子はどちらかと言うと男子より
優柔不断だと言われるのです。」

以上ですが、三分間以内で終わりました。
話し方にもよりますが、
ゆっくりと分かりやすく話せばよいのです。

学生時代に、日本人の話し方で一番上手なのは、
徳川夢声であると言われて居ました。
これを研究した外国人教授が英語でその内容を、
授業で話しました。

学生たちが理解できるように、ゆっくりゆっくり、
一人一人顔を見ながら、授業を進めるのです。
まるで徳川夢声そのものが話しているように・・・

その先生の研究によると、徳川夢声の話術が優れているのは、
話と話との間(あいだ)にある「間(ま)」にあると言うのです。
英語で進める授業ですので、
この「間」がとても分かり難かった記憶です。
「間」を英語では「space」と言うのですが、
これが「間(ま)」につながるのが、
学生には理解し難かったと思います。

上段に(話と話との間(あいだ)にある「間(ま)」)
と書きましたが、振り仮名を入れなかったら、
理解していただけなかったように・・・









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部分月蝕

2021年11月20日 04時37分43秒 | つれづれなるままに考えること
2021/11/19 部分月蝕が最大になるのが、18:03頃、

雲の動きが、どうなるか不明で、
17:40頃 家を出て、東の空の低い場所に
月が見える場所を探した。

10分ほど歩いて、東に大きな駐車場がある所に出ると、
今まさに殆ど欠けている部分月蝕の月が見えた。

(18:07の月食)

地球の影になっているお月さまが撮れた。
写真を撮る腕が悪いのか、カメラの性能が悪いのか、
どちらか解りませんが、こんな程度でした。

通りかかったお母さんに、
「あそこに見えるお月さま、地球の影でまもなく消えそうです」
と指を差したら、

「あれが月蝕なのですね」としばらく眺めて、
「ありがとうございました」とお礼を述べられて行ってしまった。

ボクも家に帰る段になって、マンション入り口に来ると、
出てきたオバサンとばったり、
カメラを胸にぶら下げているのを見とがめて、
「月蝕観に行ったのですか?」と尋ねた。
「そうです、これを見て下さい」と写真を見せると、
「何処に見えるのか教えて・・」

近くの場所を教えると、駆け足で走って行った。
月蝕を気にかけて居る人は、ボクだけと思って居たが、
結構見たい人はいるものだと改めて思った。

19:30には上半分が隠れていたが、薄曇りでよく見えなかった。

(19:30の月)

11月19日は満月の日で、
北米ではビーバー・ムーンと言うのですが、


20時頃には満月が見えるはずですが、
雲がかかって見えない。
残念・・・・

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旅のアルバムからー初めての船旅(旅のアルバムの最後にーカリブ海クルーズ1)

2021年11月18日 15時20分28秒 | つれづれなるままに考えること
(初めての船旅)

(豪華客船、十階建て以上ある船室)

旅をするものにとって、船旅は憧れの旅行である。
ボクも世界を旅行し始めてから一度は船旅を楽しみたいと思っていた。
しかし、なかなか実行に移せなかったのには理由がある。

1.船室によって旅行代金に差があること。

  旅行者の募集内容を見ても、100日間世界一周で例をとれば、
  A船室は2千万円、E船室は3百万円也の差があることである。

  日本のフェリーでも特等室から三等室まであり、
  特等室は個室のツインベッドになっているが、
  三等室は雑魚寝である。

  飛行機のファーストクラスとエコノミーの差ではなく、
  歴然とした大差があることだ。
  何よりも旅行代金が高額になること。やっぱり、これが一番の理由かな。
  同じ場所を旅行するなら飛行機で行くほうがよほど安いのである。

(船内の飲食店アルコール以外はフリーのプロムナード)

2.この船室の差(代金の差)によって、
  船内の扱いが違うと想定されること。 

  たとえばレストラン、AレストランはA船室以外の方はお断りと
  格差があると想定される。
  船室によってきっと乗務員の扱いも違ってきそうである。
  日本では食事くらい金さえ払えば、どこでも食べさせてもらえる。
  一見(いちげん)さん(初めてのお客さん)お断りという、
  お店も日本ではあるそうだが、
  そんなところはこちらで願い下げである。 
 
(十数階ある船室内へ行くエレベーター)

3.船室外では、フォーマルウエアを着なければならない。

  なんか上流社会のパーティにでも、
  参加しなければならない雰囲気があることだ。
  気取った格好で気取った食事をし、
  堅苦しくもクラシック音楽を聴きながら、
  二時間もかかって過ごす食事中は、
  マナーを守ってナイフ・フォークを使い、
  スープをすする時は音を立てないとか、
  背筋を伸ばしてスプーンを口に運ぶとか、
  レディの気を逸らさないように気使いして、
  豊富な話題でスマートなおしゃべりをしなければならない、
  などなどである。

(フォーマルウエアの人達)

  飯くらい好き勝手に食べさせてほしいものだ。
  何よりもフォーマルウエアとはどんな服装かさえ知らない。
  それにパーティでの社交ダンス。
  ボクだけかもしれないが、
  大和心の日本男児に女性の手をとりリードして踊るなど、
  照れくさくてできるわけが無い。
  社交ダンスは(チークダンスはお得意だが)
  一度もやったことが無いのである。

4.搭乗客は日本人が少なく、毎日を英語で話さなければならない。

  英語はそれこそ65年も昔に勉強して、
  そのころは日本の外国人向けの英語放送も難なく理解できたが、
  今では英語放送も理解できず、
  日本語ですら話すのに困るくらい言葉が出てこない。
  まして英語と来たら話したい単語がまるで出てこない。
  書いたものなら何とか思い出せるのであるが・・・

  船旅を億劫に思っていた理由はこんな理由であった。  
  まだほかにもある。

ここまでお読みいただいた読者の皆さんは、
「それなら船旅なんか止せばよろしいじゃありませんか」
と仰るに相違ない。

でも旅人は、一度は船旅をしてみたいものである。  

(豪華客船の船尾)

<つづく>
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ニュージーランドを旅して(旅行アルバムを処理して思いだしたこと)

2021年11月18日 03時41分00秒 | つれづれなるままに考えること
ニュージーランドを旅して  
(旅行アルバムを処理して思いだしたこと。
だから写真はありません。)

ミレ二アム2000年12月に,
海外旅行を始めて20ヶ国目となる記念すべき訪問国を,
南太平洋のニュージーランドにしました。
特に理由はありません。 
この時期「暖かい方が良い」と言うだけです。
  
この国は,1769年イギリスの探検家、
ジェイムス・クックによって上陸され、
二つの島からなっております.

南島と北島.南太平洋ですので,南島は南極に近く,
北島が赤道に近いことから,暑さ寒さの関係が,
日本と比較すると、南北で逆転することになります.

これは,北半球にすむ日本人にとって,理屈でわかっても,
現実のこととして理解することはなかなか難しいことです.

つまり,南へ行けば行くほど寒くなり,太陽は東から昇り,
北から陽光をさんさんと投げかけ西に沈んでいきます.
家の日当たりが良いのは,北側なのです. 

原住民はマオリ族といい,ポリネシアンであり,
大相撲横綱の曙・武蔵丸、小錦に代表されて
身体が大きいのが特徴です.
ハワイ,タヒチから、海流に乗って住みついたという。
もとは海洋民族で,
ハワイ,タヒチ,ニュージーランドを結ぶ大三角形を,
ポリネシィアン・トライアングルと言うそうです。

この三つの国の共通する言葉「モアナ」は「海」を意味して,
ポリネシアンの女性の代表的な名前になっているとか。

「母なる海」とは,良く使われる言葉ですが,
洋の東西を問わず「海」は やはり女性なのでしょう。
明治時代の日本には、女性名で「なみ」があり、
海洋国日本の民族に似ていて大変親しみを感じました。

ニュージーランドといえば,
すぐに羊を思い浮かべますが、
実に人口の数十倍の羊がいるそうです。
どこかで開かれた万国博で羊の毛を刈る実演をした所,
連日「大入り満員」になったことは、
ニュージーランドの人々にとって,
たいそうな驚きであったそうです。

それは、ニュージーランドでは毎日 
日常茶飯事で行われていたからでした。
「羊の毛を早く刈る」コンテストはニュージ-ランドでも,
毎年行われていたとはいえ,
これは、腕前を競うもので,
人様にお見せするものではないと、
ニュージーランドの人々は思っていたからです。
でも、この万博以後「羊の毛刈り」を
ショウにしてしまいました。

そして,ニュージーランドという、
草原と羊しかない国に、
観光客を呼び込むことになったのです。

しかし、「羊の毛刈りショウ」たるや、
ご覧になったでしょうが,
ものの数分で丸々刈りとって,
その毛を持ち上げると羊の皮を剥いだようになっているのには,
本当に驚きです。

一方,羊のほうは,丸裸になってしまって,
風邪でも引くのでは無いかと心配してしまいます。
聞く所によれば,半年に一回は毛を刈るとのこと。

そして,二十四時間以内には風邪を引かない程度に、
毛が生えそろい脂肪で蔽われろとのこと。
また,毛を刈った羊を,
人間が食べるということは無いそうで,
食用は食用で、若い食用の小羊を食べるようです。
羊にとっては、毛を刈ってもらうほうが,
幸せなのかもしれません。 

食用と言えば,有名なのがキーウイ・フルーツ。
国鳥になっているキーウイに似ているため
キーウイ・フルーツというそうですが,
ニュージーランドのことを,
キーウイ・ランドと言い、
キーウイ・ワイフと言えば,
ニュージーランド人の妻のことだそうです。
したがって,キーウイ....と言うと、
ニュージーランド風の....と言うことになるらしい。

キーウィ・ピープルはとても親切で、
人懐っこく、治安もすこぶる良い。
旅行中スリに注意、置き引きに注意、
人ごみへ出たらバッグはわきの下に抱えろだとか、
注意は一度も無かった。

オーストラリア、カナダ、北欧と同等レベルの治安だ。
日本より(東京より)よほど安心だ。
とにかく心配するよりも人ごみに出会うチャンスが少ない。
キャンピングカーにでも乗って
隅からすみまで訪ねたい国である。



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子供の結婚と住宅

2021年11月16日 04時30分26秒 | つれづれなるままに考えること
二人の子供たちに、
彼らが就職すると、すぐ伝えた事がある。
 
「年齢30歳になるまでに独立するように。
  出来れば結婚して独立する。これが理想的だ。」
 
そう伝えた。
 
 
 人が生まれてきて、なさねばならないことがある。
 
 それは子孫を残すことだ。
  自分が生まれてきたのは、子供を作り一人前に育てる。
  その子供が次の子をはぐくみ生活することを確認したら、
  人として生まれてきた甲斐があるというものだ。 
 
兄は28歳、妹は25歳で結婚独立した。

 挙式費用を貸して欲しいと言われたが、
 全て出してやったというと、聞こえが良いが、 
兄妹の双方がそれぞれ働きに出てから、
 毎月の食費として、兄妹がカミサンに渡していた費用を、
 全て本人たちの名義でそれぞれ積み立てておいたので、
 結婚費用としてその預金通帳を渡して終りにした。
 
妹は勤務年限も少なかったので、
カミサンが少し足してやったらしい。
 どうにか二人の子供も新婚生活に慣れて、
ボクが定年退職したときには、 
兄には男女二人、妹には男子一人の子供
(ボクに言わせれば孫)も出来て、
 順調に生活していた。
  
妹は、結婚式に集まった人たちから貰ったお祝い金を、
頭金にしてローンで住宅を購入した。
 それを知って、兄の方も住宅を手にしようと、
 身分不相応にも一億円近い住宅が買いたいから、
 頭金になるお金を貸してくれと言ってきた。
 不動産バブルの時代にである。
 
サラリーマンが一生の内に稼ぐ給料は、
 当時3億円と言われていたが、
 その三分の一の値の住宅を買おうというのである。
 
こんなことを考えたら、腹が立ってきた。
 「海外旅行するお金はあっても、貸してあげるお金はない。
  ボク自身お金は銀行からローンで借りる以外に
 お金は借りていないし、
  親に借金をするくらいなら、
  家は買っていない。
  男は自分の人生は自分の力で切り開くもの。
  出来なければ出来るように努力をする。」
と断った。
 
その後、夫婦は近所の駅前に出来たマンションを
買ったと連絡が入った。
  
孫たちも順調に成長し、三番目の男子が今年大学院へ、
 一番年上の女の子が、社会人三年生で、
二番の孫で男子は、社会人2年生になり順調に生活している。
 
 
 

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