楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

旅のアルバムからー初めての船旅(旅のアルバムの最後にーカリブ海クルーズ1)

2021年11月18日 15時20分28秒 | つれづれなるままに考えること
(初めての船旅)

(豪華客船、十階建て以上ある船室)

旅をするものにとって、船旅は憧れの旅行である。
ボクも世界を旅行し始めてから一度は船旅を楽しみたいと思っていた。
しかし、なかなか実行に移せなかったのには理由がある。

1.船室によって旅行代金に差があること。

  旅行者の募集内容を見ても、100日間世界一周で例をとれば、
  A船室は2千万円、E船室は3百万円也の差があることである。

  日本のフェリーでも特等室から三等室まであり、
  特等室は個室のツインベッドになっているが、
  三等室は雑魚寝である。

  飛行機のファーストクラスとエコノミーの差ではなく、
  歴然とした大差があることだ。
  何よりも旅行代金が高額になること。やっぱり、これが一番の理由かな。
  同じ場所を旅行するなら飛行機で行くほうがよほど安いのである。

(船内の飲食店アルコール以外はフリーのプロムナード)

2.この船室の差(代金の差)によって、
  船内の扱いが違うと想定されること。 

  たとえばレストラン、AレストランはA船室以外の方はお断りと
  格差があると想定される。
  船室によってきっと乗務員の扱いも違ってきそうである。
  日本では食事くらい金さえ払えば、どこでも食べさせてもらえる。
  一見(いちげん)さん(初めてのお客さん)お断りという、
  お店も日本ではあるそうだが、
  そんなところはこちらで願い下げである。 
 
(十数階ある船室内へ行くエレベーター)

3.船室外では、フォーマルウエアを着なければならない。

  なんか上流社会のパーティにでも、
  参加しなければならない雰囲気があることだ。
  気取った格好で気取った食事をし、
  堅苦しくもクラシック音楽を聴きながら、
  二時間もかかって過ごす食事中は、
  マナーを守ってナイフ・フォークを使い、
  スープをすする時は音を立てないとか、
  背筋を伸ばしてスプーンを口に運ぶとか、
  レディの気を逸らさないように気使いして、
  豊富な話題でスマートなおしゃべりをしなければならない、
  などなどである。

(フォーマルウエアの人達)

  飯くらい好き勝手に食べさせてほしいものだ。
  何よりもフォーマルウエアとはどんな服装かさえ知らない。
  それにパーティでの社交ダンス。
  ボクだけかもしれないが、
  大和心の日本男児に女性の手をとりリードして踊るなど、
  照れくさくてできるわけが無い。
  社交ダンスは(チークダンスはお得意だが)
  一度もやったことが無いのである。

4.搭乗客は日本人が少なく、毎日を英語で話さなければならない。

  英語はそれこそ65年も昔に勉強して、
  そのころは日本の外国人向けの英語放送も難なく理解できたが、
  今では英語放送も理解できず、
  日本語ですら話すのに困るくらい言葉が出てこない。
  まして英語と来たら話したい単語がまるで出てこない。
  書いたものなら何とか思い出せるのであるが・・・

  船旅を億劫に思っていた理由はこんな理由であった。  
  まだほかにもある。

ここまでお読みいただいた読者の皆さんは、
「それなら船旅なんか止せばよろしいじゃありませんか」
と仰るに相違ない。

でも旅人は、一度は船旅をしてみたいものである。  

(豪華客船の船尾)

<つづく>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニュージーランドを旅して(旅行アルバムを処理して思いだしたこと)

2021年11月18日 03時41分00秒 | つれづれなるままに考えること
ニュージーランドを旅して  
(旅行アルバムを処理して思いだしたこと。
だから写真はありません。)

ミレ二アム2000年12月に,
海外旅行を始めて20ヶ国目となる記念すべき訪問国を,
南太平洋のニュージーランドにしました。
特に理由はありません。 
この時期「暖かい方が良い」と言うだけです。
  
この国は,1769年イギリスの探検家、
ジェイムス・クックによって上陸され、
二つの島からなっております.

南島と北島.南太平洋ですので,南島は南極に近く,
北島が赤道に近いことから,暑さ寒さの関係が,
日本と比較すると、南北で逆転することになります.

これは,北半球にすむ日本人にとって,理屈でわかっても,
現実のこととして理解することはなかなか難しいことです.

つまり,南へ行けば行くほど寒くなり,太陽は東から昇り,
北から陽光をさんさんと投げかけ西に沈んでいきます.
家の日当たりが良いのは,北側なのです. 

原住民はマオリ族といい,ポリネシアンであり,
大相撲横綱の曙・武蔵丸、小錦に代表されて
身体が大きいのが特徴です.
ハワイ,タヒチから、海流に乗って住みついたという。
もとは海洋民族で,
ハワイ,タヒチ,ニュージーランドを結ぶ大三角形を,
ポリネシィアン・トライアングルと言うそうです。

この三つの国の共通する言葉「モアナ」は「海」を意味して,
ポリネシアンの女性の代表的な名前になっているとか。

「母なる海」とは,良く使われる言葉ですが,
洋の東西を問わず「海」は やはり女性なのでしょう。
明治時代の日本には、女性名で「なみ」があり、
海洋国日本の民族に似ていて大変親しみを感じました。

ニュージーランドといえば,
すぐに羊を思い浮かべますが、
実に人口の数十倍の羊がいるそうです。
どこかで開かれた万国博で羊の毛を刈る実演をした所,
連日「大入り満員」になったことは、
ニュージーランドの人々にとって,
たいそうな驚きであったそうです。

それは、ニュージーランドでは毎日 
日常茶飯事で行われていたからでした。
「羊の毛を早く刈る」コンテストはニュージ-ランドでも,
毎年行われていたとはいえ,
これは、腕前を競うもので,
人様にお見せするものではないと、
ニュージーランドの人々は思っていたからです。
でも、この万博以後「羊の毛刈り」を
ショウにしてしまいました。

そして,ニュージーランドという、
草原と羊しかない国に、
観光客を呼び込むことになったのです。

しかし、「羊の毛刈りショウ」たるや、
ご覧になったでしょうが,
ものの数分で丸々刈りとって,
その毛を持ち上げると羊の皮を剥いだようになっているのには,
本当に驚きです。

一方,羊のほうは,丸裸になってしまって,
風邪でも引くのでは無いかと心配してしまいます。
聞く所によれば,半年に一回は毛を刈るとのこと。

そして,二十四時間以内には風邪を引かない程度に、
毛が生えそろい脂肪で蔽われろとのこと。
また,毛を刈った羊を,
人間が食べるということは無いそうで,
食用は食用で、若い食用の小羊を食べるようです。
羊にとっては、毛を刈ってもらうほうが,
幸せなのかもしれません。 

食用と言えば,有名なのがキーウイ・フルーツ。
国鳥になっているキーウイに似ているため
キーウイ・フルーツというそうですが,
ニュージーランドのことを,
キーウイ・ランドと言い、
キーウイ・ワイフと言えば,
ニュージーランド人の妻のことだそうです。
したがって,キーウイ....と言うと、
ニュージーランド風の....と言うことになるらしい。

キーウィ・ピープルはとても親切で、
人懐っこく、治安もすこぶる良い。
旅行中スリに注意、置き引きに注意、
人ごみへ出たらバッグはわきの下に抱えろだとか、
注意は一度も無かった。

オーストラリア、カナダ、北欧と同等レベルの治安だ。
日本より(東京より)よほど安心だ。
とにかく心配するよりも人ごみに出会うチャンスが少ない。
キャンピングカーにでも乗って
隅からすみまで訪ねたい国である。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Potora!  NTTグループ運営!