楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

ナポリを観ずに死ぬな!(アルバムの処分ー南イタリア紀行 8)

2021年10月30日 03時58分00秒 | 南イタリア紀行

(カメオーナポリのお土産)


(ナポリを観ずして「結構」と言うなかれー
     ーDon't say it's fine without looking at Naples 
           ー日光を観ずして「結構」と言うなかれ)

ナポリと名前を聞いてすぐ思い出すのが、
日本製パスタのナポリタン。
ナポリについて少し知識ある人は、
ピザのマルゲリータ。
このマルゲリータをボクたち夫婦の大好物である。

(ピッツア マルゲリータ)

(野菜サラダ)

イタリアンレスロランに入ると、
1) まず野菜サラダ、これは苦味が少しあるルッコラが
   入っていないといけない。
2) 次がピザのマルゲリータ、モッツアレチーズとトマトとバジルが
   程よく混ざっているのが美味しい。
3) つぎが茄子とベーコンのトマトソースのパスタ、すこしピリ辛が良い。
4) 最後にエスプレッソのコーヒー、砂糖とミルクを入れる。

コーヒーを除き、一人前を二人でシェアするのが、
われわれにはほど良い量である。
(デザートのケーキ)

十年ほど前にイタリア北部を訪ねたときは、
ガイドさんに聞いたら、
ソフトドリンク、次にパスタ、サラダ、これは前菜で、
メインは肉か魚、
デザートには甘~いケーキにコーヒーが普通と言われ、
その通りに注文したら
一人前分余ってしまった苦い経験がある。

挙句の果てにレストランのオーナーシェフが日本人びいきで、
頼んでもいないのにアルコールは無料にしてくれて飲み放題、
ウエイターががんがん注いでくる。
これには参った。

外国で困るのは食事の量の問題で、
外国人、特に白人系の国では、
およそ日本人の三倍くらいの量を食べるようだ。
何回もその量で困った経験がある。
カナダ、アメリカ、オーストラリア、
ここイタリアでも体験したが、
おおむね一人前分余ってしまう。
ホテルへ帰って、食べるわけでもないのに、
余り物を持ち帰る英語を使いたいばっかりに、
格好つけて、ドギイバッグ(doggie bag)に入れてもらった。

今になっても
「食べ物の量はどの位?
ボクには多すぎるのではないか」
という英語が思い当たらない。

信州へ旅した時、蕎麦屋さんに入って、
「ここの蕎麦の大盛りはどの位の量ですか?」
店員さんが答えて言う
「大盛りは1キロあります」
なぜこんなことを聞いたかというと、
メニュウに(中盛り)があったからだ。

このように答えてくれれば、
どんなにそば好きのボクでも
(大盛り)を食べきれないことぐらい解る。
こんな会話ができる英語を是非教えて欲しいものである。

(どなたか適切な英語を教えていただけませんでしょうか?)

「ナポリを観ずに死ぬな!」
「ナポリを見ないで結構と言うなかれ!」で代表されるナポリは、
ベスビオ山を含む海岸線の市街地の美しさを言うのであろうが、
ボクには特に感慨はなかった。
(ポンペイから見たベスピオ山)
ナポリには二回目の訪問だったからであろうか。
どちらかと言うとスペインの
コスタ・デル・ソルの白い街ミハスや
イタリアにアルベロベッロ、
日光、
トルコのカッパドキアのほうが
はるかに感動した。
(ポンペイの遺跡)
それより感動するものがナポリにはある。
それはベスビオ山の噴火によって埋まった
ポンペイの街である。



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三角屋根のアルベロベッロ(アルバムの処分ー南イタリア紀行 6)

2021年10月28日 04時32分00秒 | 南イタリア紀行
 
(トンガリ帽子の三角屋根の街、アルベロベッロ)
 
シチリアのリゾート中のリゾート(タオルミーナ)を出て、
メッシーナからフェリーに乗りメッシ―ナ海峡を渡る。
バスごと船に乗り対岸のヴィラ・サンジョバンニに到着
わずか数十分の船旅であった。
 
気が付くともうお昼で、レストランに寄り昼食。
(タグリオーニ・パスタ『どんなパスタだったか忘れてしまった』と
シーフード・フリット『魚介類のフライ』を戴く。)
 
(タグリオーニ・パスタ)

(シーフード・フリット)

イタリア半島の長靴の足の裏を海岸線に沿って北上する。
サッカー日本代表の中村俊輔が
移籍したレッジーナが本拠にしている
レッジ・ディ・カラブリア(地名)を通過していく。
すこぶる田舎町に住まいを決めた中村俊輔は、
もくもくとトレーニングに励み、
数少ない街の商店のおばちゃんからも
気さくに声をかけられる存在であったという。
この緑一杯の丘陵地帯で、中村俊輔のランニング姿を想像すると、
さもありなんと納得できる彼の人柄を感じさせる――
そんなひなびた地域をバスで通過する。
 
長い道のり、南イタリアの風景を楽しみながらバスに揺られ、
夕刻になって、トンガリ帽子の三角屋根で有名なアルベロベッロへ到着。
ホテルから、三角屋根のお伽の国まで散歩する。
ぽつりぽつりと降り出した雨が、本格的になってきたが、
明日朝のうちにおとぎ話の街を見学するので、
場所だけを確かめた。
 
(夜のトンガリ帽子の屋根)

街の一角がなるほどおとぎ話の中に
入り込んだのかと錯覚するような家が並んでいる。
三角帽子は三つで一軒。
土産物屋さんがあって、中を見学させてもらうと、
中は結構広くできている。
階段を登ると屋上にも出られ、
周りの三角屋根が見渡せる。
建物の屋根も壁も床も全てが大理石で出来ている。
 
(お伽の国の中)

ホテルのディナーにワインを頼んだら、
すこぶる美味しかった。
話によればイタリアのワインが
作られたのはこの地方が最初とのこと。
だから美味しいワインが出来るらしい。
お土産にこのワインをと思い
のちほどラベルを調べておこうと考えたが、
美味しいワインを飲みすぎて
すっかり忘れて眠ってしまった。

 
(おとぎの国、とんがり帽子の家並み)

翌朝、食事前に昨夜訪れたトンガリ帽子の家並みを見学に行く。
入り口にはドアがない家もあり、
暖簾というかカーテンが掛かっており、
歩く人たちの声が中に響くので
静かに散歩して欲しいと注意があったが、
地域の生活を乱すような
大声は避けたい気持ちになる、
そんな静かだ。
 
歩いているとカーテンが押しのけられ、
深い皺を刻んだ、
これぞイタリアンを思わせる老婆の顔が出てきて、
目が合うや否や、
「ボン ジョルノ」と笑顔で声をかけられた。
外国人は知らない人とでも目が合うと声をかける
ー挨拶をする習慣があるのだろう。

こんな時ボクはいつも日本語で応える。
「おはようございます」
老婆のニコッとした笑顔がカーテンの中に隠れた。
 
(しまった!旅の記念に写真を一枚!と話せばよかった)
と思ったが後の祭りである。
旅に出ると時々こんな場面に出会うが、
一度としてうまく行ったためしはない。
追いかけてお願いすると
なにやら「造ったすまし顔」になってしまうからだ。
 
それにしても目が合うと、
間髪を入れず挨拶をするというのは、
生まれながらに身につけたものに違いない。
 
紳士、淑女たる第一は微笑を絶やさない、
第二に挨拶ができる、である。
彼らはこの原則を子供のときから、
しっかり身につけているに違いない。
そんなことを知らないで、
初めてアメリカに渡った時、
道路の右と左を歩いているのに、
チラッと見た道路の向こう側の
お嬢さんと目が合った途端、
「ハーイ!」と手を大きく振られたのには面食らった経験がある。
おおらかで良い印象であった。
 
脱線してしまった。話を戻す。
トンガリ帽子の三角屋根の街を、
しばらく散歩してホテルに帰り、
あわただしい朝食を済ますと、

(世界遺産:マテーラの洞窟住居)

次の観光場所 
世界遺産の洞窟住居 
マテーラヘの移動が待っていた。
 
 
 
 
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ハロウイーン

2021年10月27日 03時59分03秒 | ひとり歩き旅
散歩の途中、いつもの花壇に、
見慣れないものがあるのに気づいた。

(花壇の先にある飾り1)


(花壇の飾り2)

四面の花壇があるのですが、
二面にはこんな飾りが、
そして、もう一面には、


白やピンクの玉?がぶら下げてある。
近づいて見ると、


どうやらカボチャの化け物のようだ。
近くの小学校の子供たちが通り掛かるので、
お年寄りが、飾り付けたものであろう。
ハロウインの飾りだ。
拡大して観ると、



ピンクの飾りは、


こんな間抜けな飾りだ。

その学校の正門前を通りかかると、
自転車が止まって居り、
子供が喜びそうな、ハロウイーンのお化けが・・・・

ヤ~~~イ!!!!

学校の帰りがけに見る子供たちの喜びようが目に浮かぶ。





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タオルミーナのギリシャ劇場(アルバムの処分ー南イタリア紀行 5)

2021年10月26日 04時23分00秒 | 南イタリア紀行
 
(リゾートの中のリゾート シチリア)

(タオルミーナのギリシャ劇場)
シチリアは島全体がリゾートであるが、
タオルミーナは別荘地の中の別荘地といえる。
海から切り立った崖の上に建っているホテルに宿泊したが、
ホテルの窓から身を乗り出せば、
断崖絶壁のはるか下のほうに、
波が打ち寄せ岩に砕け、
轟くような白い大きな波濤が幾重にも
重なって見える。その先の長い大きな浜辺には、
波が大きく打ち寄せ、
また引いていく景色が見える。

 
(切り立ったがけの上から海を臨む)

映画「グランブルー」の舞台となった
シチリアを代表する別荘地と言うのだが、
あいにく「グランブルー」なる映画を見ていない。
リゾートとして有名なフランスのニース、
スペインのコスタ・デル・ソルなどとは違った美しさを見せる。

 
(リアス式海岸で左下は海)

映画「グランブルー」もイタリア旅行から
帰ったら見ることにしようと思いながら、
いまだに見ていない。
映画の画面の中では、観光地は最も美しい場所を、
最も美しく見える時間帯に撮影するのであろうから、
よほど美しいに相違ない。
 
以前イギリス旅行をしたときも、
オックスフォードで「ハリーポッター」の
第一話(賢者の石)にでてくる学生食堂を
観ることが出来る場所がありますので
見学しましょうと言われて、
他のツアー客は「行きましょう!行きましょう!」と賛成したのに、
映画を見ていないボクは
(童話のような魔法使いの物語)なんてつまらないと思いつつ、
行くところがないから、一緒について入り、
食堂の写真をビデオで撮って帰ったら、
子供夫婦や孫達にすごく喜ばれたことがある。

 
(ハリーポッターに出てくる学生食堂/イギリスに行った時写す)

その後でDVDを借りてきて、
映画「ハリーポッター(賢者の石)」を観た。
感想としては、娯楽映画としては、
奇想天外でとても面白い映画であった。
映画「グランブルー」も、
きっと美しい画像と共に楽しい映画と思われる。

 
(街の様子1)

そんなホテルに入る前に、タオルミーナの市街を観光。
300メートルほどの街の中心街を散策、表通りのお菓子屋さん、
酒屋さん、民芸品店、古代ギリシャの劇場跡、
裏通りのお店や喫茶店、などを日本人が一団で覗いて歩く。
アイスクリーム屋さんでは、
喉が渇いたカミさんが、
アイスクリームを欲しがる。
購入しようとお店に入ると、
なんと12種類ほどのアイスクリームがあり、
どれか選んで買うらしいが、
なにぶんボクはアイスクリームが好きでないから、
どれを選んでよいやら解らない。
カミさんは話が出来ないからもじもじしているだけ。
第一値段が書いていないから、
値段も聞かなければならない。

 
(街の様子2)

色を見ればイチゴとかオレンジとかバニラとか何とか解るが、
他は訳が分からない。
たった一つだけ書いてある文字が読めるものがあった。
シチリアと書いたアイスだ。
きっとシチリア風という意味だろう。
色は白く、なかにぶつぶつくるみ様のものが入っている。
指差して買ったら、くるみようのものはアーモンドであった。
カミさんが「おいしい」と言いながら、
「食べて見ます?」というので、
一口なめてみるとなるほど、
甘すぎず上品な味であった。

 
(広く見えるが路地の細道)

食べ物の話が多くなってしまったが、
古代の石造りのギリシャ劇場は、
ギリシャで完全な形の劇場を見たことがあるが、
全く同じ構造になっていたと思われる。
また同じものはローマでもトルコでも、観ることが出来た。
ローマ帝国の勢力が及んだヨーロッパの各地で
同じものを観ることが出来るだろう。

 
(ギリシャ劇場1)

今回見るギリシャ劇場は、丘陵地の頂上に建てられており、
空と海、そしてエトナ山を背景に建っているが、
壊れた石垣の間から見る、
リゾートの景観はとても美しく、
これだけはヨーロッパのどこの劇場にも引けはとらない。

 
(ギリシャ劇場2)

夕食はカジキマグロ料理と言うので期待していたが、
何のことはないぶつ切りのカジキマグロの焼き物で、
塩味がついているわけでなく、
無味乾燥で、塩を振って食べたが、
ワインで喉に流し込むばかりであった。

 
(カジキマグロの焼き物)

追伸:つい最近、DVDを借りてきて、
映画「グランブルー」を観た。
明るい太陽を受けたシチリアの美しい海岸と海とホテル、
映像はとても美しいものであるが、
物語の内容は意外に深刻なものであった。
グランブルーの海にどのくらい深く潜水できるかを競う話で、
ある一定の限度を越えると生命が危ない。
それを承知でチャレンジする人たち。
神のみが知るその先の世界への挑戦者は、
やはり神のたなごころの中にあるという、
少し考えさせられる映画であった。
 
 
 
 
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富士は日本一の山

2021年10月25日 03時46分42秒 | つれづれなるままに考えること
今朝、散歩で小学校の横を通りかかったら、
合唱する歌声で、

♪フジは日本一の山♪

が聞こえてきた。

ボクも遠い昔、唄った記憶で、
歌詞を思いだそうと、考えながら歩いた。

思いだしたのが「雷さまを下に見て」続いて、

「頭を雲の上に出し」で、

そして
「後ろの山を見下して???」
ここまで思いだして大きな声で、
歌いながら歩く姿は、
どう見ても怪しい人に見えたに違いない。

そして最初に戻って、

♪頭を雲の上に出し
四ほうの山を見下して
雷さまを下に聞く
富士は日本一の山♪

自然と「四ほうの山・・」が出てきた。

これで正しいか、家に帰って、
「今朝 富士山見えます?」
カミさんに聞くと、
「洗濯ものを出している時は見えました」
と言うのでカメラを持ってベランダに出ると、

見えるは見えるは、
富士山が五合目くらいまで雪をかぶっているのが見えた。

そこで写した富士山。
(富士)


(夕焼け富士)

その後、自分の部屋に戻って、You Tubeを開いて、
歌詞があって居るか聴いたというより見た、

「富士山」
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