楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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子供の結婚と住宅

2021年11月16日 04時30分26秒 | つれづれなるままに考えること
二人の子供たちに、
彼らが就職すると、すぐ伝えた事がある。
 
「年齢30歳になるまでに独立するように。
  出来れば結婚して独立する。これが理想的だ。」
 
そう伝えた。
 
 
 人が生まれてきて、なさねばならないことがある。
 
 それは子孫を残すことだ。
  自分が生まれてきたのは、子供を作り一人前に育てる。
  その子供が次の子をはぐくみ生活することを確認したら、
  人として生まれてきた甲斐があるというものだ。 
 
兄は28歳、妹は25歳で結婚独立した。

 挙式費用を貸して欲しいと言われたが、
 全て出してやったというと、聞こえが良いが、 
兄妹の双方がそれぞれ働きに出てから、
 毎月の食費として、兄妹がカミサンに渡していた費用を、
 全て本人たちの名義でそれぞれ積み立てておいたので、
 結婚費用としてその預金通帳を渡して終りにした。
 
妹は勤務年限も少なかったので、
カミサンが少し足してやったらしい。
 どうにか二人の子供も新婚生活に慣れて、
ボクが定年退職したときには、 
兄には男女二人、妹には男子一人の子供
(ボクに言わせれば孫)も出来て、
 順調に生活していた。
  
妹は、結婚式に集まった人たちから貰ったお祝い金を、
頭金にしてローンで住宅を購入した。
 それを知って、兄の方も住宅を手にしようと、
 身分不相応にも一億円近い住宅が買いたいから、
 頭金になるお金を貸してくれと言ってきた。
 不動産バブルの時代にである。
 
サラリーマンが一生の内に稼ぐ給料は、
 当時3億円と言われていたが、
 その三分の一の値の住宅を買おうというのである。
 
こんなことを考えたら、腹が立ってきた。
 「海外旅行するお金はあっても、貸してあげるお金はない。
  ボク自身お金は銀行からローンで借りる以外に
 お金は借りていないし、
  親に借金をするくらいなら、
  家は買っていない。
  男は自分の人生は自分の力で切り開くもの。
  出来なければ出来るように努力をする。」
と断った。
 
その後、夫婦は近所の駅前に出来たマンションを
買ったと連絡が入った。
  
孫たちも順調に成長し、三番目の男子が今年大学院へ、
 一番年上の女の子が、社会人三年生で、
二番の孫で男子は、社会人2年生になり順調に生活している。
 
 
 

コメント (2)
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