(ホトケノザ その後)
先日(2月12日付)ホトケノザで一文を載せた。
思わぬ沢山の方から反響があって、驚いた。
暖かい春を待ちわびる気持ちの現れであろうか?
あるいは、春の七草の一つ、ということで
故郷を思う気持ちが強かったのであろうか?
あるいはまた、子供の頃を想い描いて、
七草粥を思い出したからであろうか?
そんな反響の中に、二つ相反するご意見があった。
次の通りである。
1. ホトケノザは食べられないのですよね!
2. ホトケノザをお粥で食べました!!
この二つの対立した意見に「おや?」っと、疑問が湧いた。
二つのご意見は、
・どちらかが間違っているか、あるいは
・ 双方の言い分が正しいか、
どちらかである。
ひょっとしてボクの書いた内容に誤りがあったのか?
心配になってきた。
「ホトケノザ」については、植物図鑑で確かめたから、
間違っていないはず。
すると図鑑が間違っているのか?
まさか?とは思ったものの、娘が中学時代に使用した、
学研発行の「野山の草花」という小冊子である。
図書館へ行って、別の植物図鑑を開く。
原因がすぐわかった。
春の七草のホトケノザは二通りあって、
お粥にして食用にする「ホトケノザ」は、
本名「タビラコ」(田平子)といい、
これが七草粥に使う「ホトケノザ」いう。
寒いせいか、地面に張り付いて葉を広げ、
葉はタンポポのようで、上にある葉が仏様の円座に
似ているところから「仏の座」になったという。
中央から茎が出て黄色い花が咲く、まもなく花と一緒に
よく見られる植物である。
なんでも確認しないで済ますことが出来ないボクは、
早速散歩中に「タビラコ」の「ホトケノザ」を探すことにした。
昨日、荒川河川敷を散歩して探した。
多分これと思われるが、花が咲いてみないと、確実とはいえない。
ずいぶん手間を取らせた「ホトケノザ」ではあった。
二つの相対立する、ご意見をお寄せいただいた方には、
問題を提起していただき有難うございました。
また一つ、勉強になりました。