楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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     ・おくのほそ道を歩く

アルバム 6

2003年11月21日 10時34分00秒 | つれづれなるままに考えること
(海外旅行)
古いアルバムの整理をはじめた。過ぎ去った色々なことが思い起こされる。その一つに海外旅行がある。

前回、結婚した時に、心に誓った四項目がある事を書いた。
今回は、結婚する時にカミさんに約束したことをお話したいと思います。

それが海外旅行。

まもなく結婚生活40年になるが、結婚する時、カミさんに約束したことが一つある。それは、

「死ぬまでに、世界中を連れて歩く」である。

今から数えて35年前やっと自由に海外旅行が出来るようになったのに、それよりはるか五年前に、誰も外国に旅行が出来るなど、思いもよらなかった時代であった。

一ドルは360円。結婚した時、給料は3万5千円ほど。
ドルに換算すれば、たった100ドル。
アメリカでは、理髪店で髪の毛をカットすると1ドル。
ひげを剃って1ドル、シャンプーが1ドル。整髪が1ドル、
都合4ドルの千五百円の時代。
(日本では、調髪料 280円で1ドルに満たない。 もりそば 50円、瓶ビール 115円、銀行員 初任給二万三千円、週刊誌 50円)

アメリカ人は400円の感覚。とても外国には行かれない時代。
そんな時代であったから、カミさんはおとぎ話くらいに思って、聞く耳を持っていなかったのであろう。最近になって、

「私はそんな約束してもらった覚えがない」という始末。

約束はきっちり守る。それがボクの主義。

前にも書いたが、最初の海外旅行は、定番の「ハワイ 10日間」
オアフ島を、運転手つきリムジンで一周。
エルビス・プレスリー主役の映画「ブルーハワイ」で有名になった ロケ地ハナウマベイ。
そのサンゴ礁の浅瀬で、パンを持って海の中へ手を入れると、名前は知らないが、黒っぽい魚の一群が寄ってきて、手からパンを食べていく。そんな水遊びで一日過ごす。
リムジンの運転手の友人が経営しているというパイナップル畑で小休憩していると、そこの主人が冷えたパイナップルを切ってくれた。その美味しかったこと、輸入物か、缶詰しか食べたことの無い私たちには、予想もつかなかった。

翌日は御存知のマウイ島で「シダの洞窟」へ。
ここではポリネシアンが結婚式を挙げるのだと説明を受けていると、
その洞窟の下で「ハワイアン・ウエディング・ソング」をウクレレと共に朗々と唄ってくれる。ロマンチックそのもの。

次の日は、ハワイ島でキラウエア火山が噴火の有様を。そこから流れ出る溶岩の下に、枯れ木がくすぶっている様を目の当たりにしながら、少し冷えた溶岩の上に乗って、火力で靴が溶けるのではないかと思いながらポーズを作って写真を撮る。
そして美味しくて香りが素晴らしい、有名なコナ・コーヒー。
コーヒー豆が枝に実っている様子を、生まれて始めて見た。

拠点のオアフ島に帰ろうと空港に着くと、旅客が列をなしており、
異様な雰囲気。あとで知ったが、その直前に出発した飛行機に事故があって、飛行機の屋根部分が飛ばされ、シートベルトをしていた乗客は全員助かり、シートベルトをしていなかったスチュアーデスが飛ばされて亡くなったという。
のちに映画化されたこの事件の直後だった。

いろんな、しかし楽しい体験をして、25年の結婚生活を振りかって、ボク達は本当に幸せな結婚生活であったと、お互い確認しあった。


コメント
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