楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

一日一善(言うは易し、行なうは難し)

2003年11月12日 10時25分00秒 | つれづれなるままに考えること
散歩途中、外壁塗装工事のビルの前。歩道に三十センチほどはみ出して、足場が組んであった。
そこを盲人が白い杖をついて歩いてくるのが前方に見えた。
白い杖が工事用の足場に引っかかった。
「危ない!」と思ったが通行人は何人も見ているのに知らぬ顔。
(雨上がりに何も盲人が出てこなくとも良いのに)とそんな顔をして追い越し、通り過ぎていく。ボクはずいぶん先の方から、その盲人を見かけた。

近づいて、「工事用の足場が出来て、危ないから案内します」
盲人の左腕を抱えて、工事現場の先までボクは戻ることになった。
「この先はいつもと変わりありません」そう言って別れた。
「有難うございました」のこたえが、女性の声であった。
(杖と危ない)を気にしていたので、男女の区別を気にしていなかった。

思えば抱えた腕がずいぶん温かく柔らかであった。
二の腕なんか抱えてまずかったかな?
あとでそう思った。

コメント
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